今日の新聞各紙は、標記の記事を報道しています。東京新聞が詳しく書いていますので、それを紹介します。
斎藤兵庫県知事告発
大学教授ら「PR会社経営者を買収」
兵庫県の元知事が再選された知事選でPR会社経営者に報酬を支払ったのは公選法違反(買収・被買収)の疑いがあるとして、神戸学院大・上脇博之教授と郷原信郎弁護士が2日、齋藤氏と経営者に対する告発状を1日付で兵庫県警と神戸地検に郵便で発送したと明らかにしました。
斎藤氏は2日、記者団に「詳細を承知していない。公園法に違反することはないと認識している。」と述べ、対応は代理人の奥見司弁護士に任せていると繰り返しました。
PR会社は兵庫県西宮市の「merchu(メルチュ)」で経営者の女性が知事選の広報全般を担ったとするインターネット記事を公開していた。公選法は有権者や運動員に対し、金銭や物品のほか、財産上の利益、職務を供与することを禁じている。
告訴状によると、メルチュが斎藤氏から戦略的広報業務を受託し、ネットによる選挙活動を含む広報全般の企画・立案を実行。斎藤氏が71万5千円を選挙運動への報酬として支払い、選挙運動に金銭を供与したとしている。
上脇氏はオンラインで記者会見し「間違いなく選挙運動への報酬支払いで買収被買収は成立する」と話した。郷原氏は県警と地検の双方に提出した理由について「知事は県のトップで警察はやりにくい事件。地検がぜひ積極的にかかわってほしい」と述べた。
斎藤氏は11月15日の記者会見で、PR会社に支払った71万5千円は公選法で認められたポスターの製作費などだったと説明。奥見弁護士も会見し「交流サイト(SNS)戦略や広報紙を全般を任せた事実はない」とのべ、公選法が禁じる運動員買収を否定した。
女性が公開した記事によると、同社は選挙用プロフィル写真の撮影やキャッチコピーの提案、SNSの公式アカウントの運用などを手がけたとしている。