菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

しんぶん赤旗のスクープ記事「自民・鬼木防衛副大臣、南極の氷 選挙区で配布」

2024年07月30日 05時59分02秒 | 地方政治
 今日のしんぶん赤旗のスクープ記事は、「自民・鬼木防衛副大臣、南極の氷 選挙区で配布、『海自から入手』公選法違反の疑い」の見出しで、1面トップ記事となっています。紹介します。

 自民・鬼木防衛副大臣、
 南極の氷 選挙区で配布」
 『海自から入手』公選法違反の疑い

 南極で海上自衛隊の砕氷船「しらせ」が採取した氷を、自民党の鬼木誠防衛副大臣が自身の選挙区内で児童や保護者に配っていたことが29日、本紙の取材でわかりました。「南極の氷」という入手困難で希少価値の高いものを選挙区内に配ることは、公職選挙法(199条の2)が禁じる寄付行為に当たる疑いがあります。(田中正一郎、矢野昌弘)

 「衆議院議員 鬼木誠氏のご厚意により『●小学校児童』を対象に南極の氷体験会を開催することになりました」
 これは鬼木防衛副大臣の選挙区(衆院福岡2区)にある福岡市南区の小学校関係者から保護者らに一斉に送られたメールの中身です。

 これによると、同小学校の児童を対象に定員「40名」「3年生までは必ず保護者の付き添いを」「4年生以上でも保護者の付き添いは可能」となっています。

 21日に市内の公民館であった「体験会」には、鬼木氏自身も出席。参加者によると、PTA役員が会場を案内し、PTA会長があいさつ。その後、鬼木事務所のスタッフが司会役となり、鬼木氏とスタッフが「南極の氷」を割って、参加者らに渡していました。

 「体験会」で鬼木氏は、参加者を前にあいさつ。自身が衆院議員で防衛副大臣だと名乗り、「しらせの隊員の人たちが南極から採ってきた氷をいくつかくれたんですね。今日は、本当に何個しか手に入らなかった氷のうちの一つをこの●校区に持ってきて、みなさんにご披露したい」と述べたといいます。
 鬼木は2023年にも、選挙区内の別の小学校区を対象に「体験会」を開いていました。

 神戸学院大の上脇博之教授は「南極の氷は相当な希少価値のあるものです。これをPTA側が無償で受け取っている形であり、公選法が禁止する選挙区内の者に対する寄付に該当する可能性がある」と指摘します。

 また「公選法の問題とは、税金で行われた南極観測で採った氷を特定の議員が得ている。鬼木副大臣が入手した経緯も含めて防衛省は説明する必要がある」といいます。

 本紙は25日に、鬼木氏の事務所に取材を申し込みましたが、29日夕方までに鬼木氏側から回答は来ていません。防衛省は「確認中の段階です」としています。鬼木副大臣は、防衛省の特定秘密漏洩再発防止委員会の委員長を務めています。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 議会全員協議会の報告 | トップ | 10月27日投票のつくば市議選... »
最新の画像もっと見る

地方政治」カテゴリの最新記事