今日は、一般議案の審議がおこなわれました。一般議案は、人事委員会勧告による給与改定などの単純な条例改正から児童館譲渡などの条例改正など、どうしても質問しておかなければならないものまで様々です。全文で21本の議案がありましたが、なんとか午前中で終わると予想していましたが、豈図らんや、午後2時半までかかりました。
私は次の3つの質問をしましたので、質問と答弁を紹介いたします。
2019年3月議会 一般議案への質問 10番 菊池伸浩
議案第35号 児童館の設置に関する条例
今、市には岩瀬中央児童館、飯塚児童館、上小幡児童館があります。この3つの児童館とも、児童館としては使われていない状況が長く続いていたものです。
今回、飯塚児童館、上小幡児童館が市の管理を離れるということです。これからは管財課の管理となるわけですが、今後の飯塚、上小幡に譲渡されることになると聞いていますが、その話し合いは進んでいるのでしょうか。
また、岩瀬中央児童館についてはどのように考えているのでしょうか。
保健福祉部長の答弁
飯塚、上小幡児童館は、地元より長年「会館」として使用してきた経緯もあり、使える限りは残して欲しいとの回答がありました。
飯塚児童館は、飯塚の共有地に建てられており無償で借りています。また、上小幡児童館に着いては、神社庁の土地になっています。建物も飯塚は昭和40年、上小幡は昭和45年に建てられたもので老朽化が進んでいますが、地元の大事な施設として活用されています。
今後、児童館としての条例が廃止されれば地元の要望もあることから譲渡・貸し付けを福間、協議してまいります。
岩瀬中央児童館は、東区の3つの区の避難所となっており、敷地が都市公園になっているため、管理も含め協議しているところです。
議案第36号 認定こども園設置に関する条例
今、市には岩瀬、岩瀬東部、やまとの3つの認定こども園があるわけですが、やまと認定こども園は残して、2つのこども園は、市の管理を離れることになっています。
議案第40号で提案されますが、2つは社会福祉協議会に貸与するとなっています。
このような選択をした理由を説明願います。
保健福祉部長の答弁
こども園の移管につきましては、昨年度に公立教育・保育施設のあり方検討委員会において、公私連携による社会福祉協議会への移管が妥当との答申がなされ、来年度より実施することになりました。
委員会の中で、3園のうち1園を残し、公立の役割、例えば重度な加配児、真壁幼稚園廃止に伴う受け入れが話し合われ、(地理的に)中心のやまと認定こども園1園を公立として残すことで補うこととしております。
議案第40号 財産の無償貸与について
今、認定こども園の指定管理者制度の導入が進んでいます。笠間市のこども園のように全くの民間業者にたのむ場合と、今回のよう半官半民の社会福祉協議会に無償貸与する場合はどのような違いがあるのでしょうか。今、こども園で働いている保育士さんらの身分はどのように変化するのでしょうか。
保健福祉部長の答弁
まず、指定管理者制度も検討しましたが、民営化とはことなり、施設の維持管理や人件費、施設の建替えや改修時に、国、県の補助対象とならないことが、財政的なデメリットであるため、保育所運営には、あまりなじまないと思われます。
財産の無償貸与については、笠間市が学校法人大成学園に移管する場合と、桜川市社会福祉協議会に移管の違いはありません。
次に、保育教諭の身分ですが、正規職員は『桜川市職員の公営法人等への派遣職員等に関する要項』に基づき派遣されます。臨時職員は、社会福祉協議会の臨時職員として現給保障のほか処遇改善手当が支給されるみ込みとなっております。
今日の欠席議員は小高友徳議員です。欠席理由は、インフルエンザとの連絡が議会事務局より。ありました