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菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

「小泉農水相の振る舞い」ー農家から怒りの声

2025年06月15日 07時49分46秒 | 地方政治
 今日のしんぶん赤旗には、「『小泉農水相の振る舞い』ー農家から怒りの声」の見出しで記事を書いています。農家から怒りの声で、最初に出てくるのは、古河市の市議でもある秋庭繁さんです。秋庭繁さんは、有能な共産党市議でもあるのですが、かなり大きな農業を営んでいる農民でもあります。議員になる前は、国鉄やJRの労働者でしたが、退職した後は、市会議員であった奥さんの後継者として、古河市議になった方です。紹介します。

 小泉農水相の振る舞い
 ー農家から怒りの声ー
 
 政府が随意契約で備蓄米を大手スーパーなどに売り渡しました。契約を結んだ事業者は店頭で販売を始めています。この動きを米農家はどう受け止めているのかー。(津久井佑希、日隈広志)

 自民農政の失敗反省なしか

 小泉進次郎農水産相は10日、新たに備蓄米20万トンを放出すると発表しました。これまでに、米の価格を抑えるためとして、随意契約で2022年産、21年産の備蓄米30万トンを放出し、同年産米の店頭価格は5㎏2000円程度を目指すと表明いたしました。
 市場任せ破たん
 小泉農水省の「備蓄米2000円」発言に対し、茨城県古河市の米農家で日本共産党同市議の秋庭繁さんは、「ついに米の価格に政府が関与せざるを得ないことを認めたもので、市場任せ政策の破たんを示している」と指摘します。「小泉農水相には、自民党農政の失政に対する反省がまったく見られない。それどころか低価格をいいことに”救世主”のように振舞っている」と批判します。

 「備蓄米をつくるのをやめました。アホらしくてやっていられない」。田植えを終えたばかりの北陸地方の男性は、そう明かしました。「備蓄米は戦争や災害の際、国民が本当に困ったときのためのもの。備蓄米を作ると自分の収入が減るんですよ」
 男性は備蓄米を作ることで、政府の実質的減反政策に応えてきました。昨年産の備蓄米の最終精算価格は60kg1万3000円ほどでした。男性は「収益はほとんどない」と言い、こう語ります。
 「先が見通せない中でも、将来に向けて意欲を持って挑戦する農家への支援を求めます」

 秋庭さんは「コロナ過で米余りになった21年には、減反押しつけが強まった」と振り返ります。同年、茨城県農業再生協議会が県内の米農家を集め、「令和3年(21年)産のお米が安くなる!?」と題したチラシを配り、主食用米から飼料用米への転作を迫っていました。転作の際に補助金が農家に支払われます。「現金不足に悩む農家に付け込んだ」と秋庭さん。

 21年産米は当時、全国平均で取引価格が1等米60㌔㌘で1万2000円ほど。農家の時給が「10円」にまで落ち込みました。政府は、」米の価格は「市場が決める」として関与しませんでした。コロナ過で米の供給が需要を上回りました。そうした中、業者らが販売価格を抑えるために農家の米を安く買いたたきました。

 秋庭さんは「離農を加速させたのが21年産米。文字通り私ら米農家の命の財産を削って作り出した米です」と語気を強めます。古河市では、温暖化の高熱障害とカメムシ被害でほとんどが2等米となり、60㎏1万1000円台でした(農協の仮渡金額)。秋庭さんは、赤字ながらも経営を続けていた市内の多くが,このときの価格暴落で廃業を余儀なくされたと言います。
 米増産へ転換を
 食糧法2条は「米穀の供給が不足する事態に備えた備蓄の機動的な運営」を政府の役割としています。
 日本共産党は、米の増産に転換し、91万トンまで減らした備蓄米を最低200万トン以上に増やし、機敏な放出と買い入れで価格の急騰・暴落を防ぐことを求めています。
 秋庭さんは「市場任せの自民党農政を転換し、政府の責任で農家に価格保障と所得補償が不可欠だ」と訴えます。


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