4月19日、「かわまた隆の活動報告第6号」が新聞折り込みで配布されました。この問題は、過日、私のブログに書いてあります。そこで、再録しておきます。
桜川市議会3月議会速報(3月22日最終日の出来事)
「教育後援会からの寄付を受け取るな」
という奇妙な請願
3月議会に、「教育後援会から『3つの学校』が、教育備品等の受け取りを拒否することを求める請願」が提出されました。請願は、紹介議員がいるので、文教厚生委員会で審査し、その結果を本会議に報告し、採択・不採択の結果が出ます。
紹介議員がいない「要望」は『陳情』といいます。桜川市は、陳情も審議していますが、自治体によっては、陳情は議員に配布するだけとなっています。
文教厚生委員会の本会議へ「不採択」の報告
●教育後援会の会費が「学校教育の振興を図る」ことに賛同した方によるものと認識しており、寄付の申し出を拒否する必要はないと考えます。
●教育委員会は「後援会からの援助を前提とした」予算配分をおこなっていないことを確認しました。
●後援会の寄附の集め方については、請願提出者の地区では、「割当的な寄付」と訴えています。しかし、いわゆる「区費」の集め方は、桜川市や教育委員会が関与する件でなく、当該地区の中で協議する問題とする意見が多数を占めました。
採択を主張する議員はいませんでした。不採択とすることに決定しました。
本会議での「請願紹介議員」の質問と答弁
本会議では、「請願紹介議員」から質問が出ましたので、文教厚生委員会の答弁を紹介します。
初めに「憲法26条に照らして必要な教育予算が措置されているのか、措置されていれば、寄付集めは必要ない。文教厚生常任委員会ではどのように議論し、整理したのか」と質問にお答えします。
審査報告書の中で申し上げた通りです。「教育委員会では、各学校に対して必要な予算配分をしており、後援会からの援助を前提とした予算配分を行っていない」ことを確認しております。
次に、「教育委員会がある程度は、寄付金集めを知っていることについて、文教厚生委員会はどのように議論したのか」との質問については、「請願者の地区の教育後援会の会費が、学校教育の振興に賛同した方のよるもの」と認識いています。
また、質問議員が冒頭にいわれたような、「自発的な寄付」であると捉えています。念のために申し上げますが、5人の委員のうち、1人が「趣旨採択」を発言しただけで、「採択」の意見は出ませんでした。
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本会議で採決の結果―不採択
起立採決の結果、「不採択」(文教厚生委員会の決定)に賛成しなかったのは2人だけで、賛成多数で、「不採択」となりました。
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菊池議員(文教厚生委員会副委員長)の感想
請願紹介議員は、「寄付の要請者」が来た時に、持論である「憲法違反の疑いがあるから、こんなことはやめてほしい。私は寄付しない」と断れなかったのでしょうか。不思議でなりません。
注)毎年、茨教組から、「教育予算の増額」を求める請願が出されています。紹介議員は、市村香議員です。文教厚生委員会は、毎年、全員一致で採択し、本会議も全員一致で採択しています。
桜川市議会3月議会速報(3月22日最終日の出来事)
「教育後援会からの寄付を受け取るな」
という奇妙な請願
3月議会に、「教育後援会から『3つの学校』が、教育備品等の受け取りを拒否することを求める請願」が提出されました。請願は、紹介議員がいるので、文教厚生委員会で審査し、その結果を本会議に報告し、採択・不採択の結果が出ます。
紹介議員がいない「要望」は『陳情』といいます。桜川市は、陳情も審議していますが、自治体によっては、陳情は議員に配布するだけとなっています。
文教厚生委員会の本会議へ「不採択」の報告
●教育後援会の会費が「学校教育の振興を図る」ことに賛同した方によるものと認識しており、寄付の申し出を拒否する必要はないと考えます。
●教育委員会は「後援会からの援助を前提とした」予算配分をおこなっていないことを確認しました。
●後援会の寄附の集め方については、請願提出者の地区では、「割当的な寄付」と訴えています。しかし、いわゆる「区費」の集め方は、桜川市や教育委員会が関与する件でなく、当該地区の中で協議する問題とする意見が多数を占めました。
採択を主張する議員はいませんでした。不採択とすることに決定しました。
本会議での「請願紹介議員」の質問と答弁
本会議では、「請願紹介議員」から質問が出ましたので、文教厚生委員会の答弁を紹介します。
初めに「憲法26条に照らして必要な教育予算が措置されているのか、措置されていれば、寄付集めは必要ない。文教厚生常任委員会ではどのように議論し、整理したのか」と質問にお答えします。
審査報告書の中で申し上げた通りです。「教育委員会では、各学校に対して必要な予算配分をしており、後援会からの援助を前提とした予算配分を行っていない」ことを確認しております。
次に、「教育委員会がある程度は、寄付金集めを知っていることについて、文教厚生委員会はどのように議論したのか」との質問については、「請願者の地区の教育後援会の会費が、学校教育の振興に賛同した方のよるもの」と認識いています。
また、質問議員が冒頭にいわれたような、「自発的な寄付」であると捉えています。念のために申し上げますが、5人の委員のうち、1人が「趣旨採択」を発言しただけで、「採択」の意見は出ませんでした。
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本会議で採決の結果―不採択
起立採決の結果、「不採択」(文教厚生委員会の決定)に賛成しなかったのは2人だけで、賛成多数で、「不採択」となりました。
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菊池議員(文教厚生委員会副委員長)の感想
請願紹介議員は、「寄付の要請者」が来た時に、持論である「憲法違反の疑いがあるから、こんなことはやめてほしい。私は寄付しない」と断れなかったのでしょうか。不思議でなりません。
注)毎年、茨教組から、「教育予算の増額」を求める請願が出されています。紹介議員は、市村香議員です。文教厚生委員会は、毎年、全員一致で採択し、本会議も全員一致で採択しています。