菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

古河市議会で何が起こっているかー「懲罰で精神的苦痛、古河市議が市提訴」

2023年04月08日 08時23分12秒 | 地方政治
 今日の茨城新聞には、古河市議の長浜音一市議(72)が、「古河市議会の懲罰処分で精神的苦痛を受けた」として、同市に慰謝料100万円などの損害賠償請求を求め、水戸地裁下妻支部に提訴した」とベタ記事で報じています。

 ところが、今日のしんぶん赤旗は、次のような見出しで、大きく写真入りで報じています。古河市は、すでに共産党市議の秋庭繁氏が「3月議会のウクライナ発言」で、懲罰を受け、市を提訴しています。古河市議会は、自公が懲罰を乱用している議会になっているようです。しんぶん赤旗の記事を紹介します。

 スマホ注意したら懲罰
 古河市議会提訴 自公の乱用歯止めを


 議会中にスマートフォンをさわる自民党会派議員を注意したら、逆に議会出席停止3日の懲罰処分ー。
 茨城県古河市議会(定数24)で自民、公明会派などによる懲罰に歯止めをかけたいと7日、緒罰を受けた市議が古河市に100万円の損害賠償を求め、水戸地裁下妻裁判所に提訴しました。

 古河市議会での懲罰が違法として、提訴している議員は今回で3人目。日本共産党の秋庭繁市議は、質問冒頭にロシアによるウクライナ侵略について市議会で非難決議をと呼びかけたことで「懲罰」をうけました。その違法性を訴えた裁判が2月にはじまっています。

 7日に提訴したのは、会派「市民ベースの会」の長浜音一市議です。
 訴状によると、今年3月の代表質問が行われている最中、自民党系会派「真政会」の黒川輝男市議が議場に座ってスマホを操作していました。長浜氏は、黒川氏の肩をたたいて注意しました。

 これに黒川氏は「強くたたかれ『両腕のしびれと吐き気』が「すると騒ぎ」、長浜氏の懲罰動議を出しました。

 懲罰は、「陳謝文」の朗読でしたが、長浜氏が拒否。すると、自民・公明系会派と幸福実現党の多数で、出席停止3日の「懲罰」を可決。事実確認も行われませんでした。市議会は、この件で午前11時ころに中断。「懲罰」のために7時間も費やしたといいます。

 提訴後の会見で、代理人の丸山幸司弁護士は、「体に障害が起きるほど強くたたいたなら、大きな音がするとか、周囲が気づくよなものだが、そうしたことがなく、黒川氏が誇張しているのではないか」と指摘しました。
 弁護団は秋庭市議らの裁判と併合して審理するよう上申するとしています。

 長浜氏は、「私への懲罰の一方で、黒川氏のスマホは不問。懲罰連発で市民のための議会はやっておらず、市民への背信行為だ。今期で引退するが、来期は市民として市議会を監視する」と述べました。

 同席した日本共産党の秋庭市議は、「物いう議員への脅迫だ。懲罰にめげず、市民の声を届ける議員、共産党の値打ちを今度の市議選でも訴えぬきたい」と語りました。

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