一般質問⑤ 就学援助金の3月前倒し支給について
菊池議員の質問
新入学用品を購入するには、本来は2月か3月が望ましいのですが、県内の多くの市町村は、6月、7月となっています。ところが、桜川市、牛久市、つくば市、五霞町の4自治体がさらに遅い10月支給となっています。いくらなんでも遅すぎます。今回は、国の方でも大きな変更がありましたので、再度質問するものです。
今、全国的にも子どもの貧困が大きな問題になっています。そこで、国も放置できなくなり、次のような通知を出しております。
要保護者への援助は、中学校も小学校も、入学する年度の開始前に支給した費用にも、国庫補助の対象とするとなりました。これは、一番お金がかかる時期に、援助を必要とする入学前に支給することを、文部科学省も認めたということです。
あとは、支給対象の判定と導入初年度の2か年分の入学準備金の予算を組むという市の課題だけです。支給対象者の判定の問題は、入学年度の前々年度のとすることでクリアできます。入学準備金の予算は、導入年度だけ2年分必要になりますが、翌年度からは、平常に戻るだけですから、市の予算としても影響はほとんどありません。
今回、文部科学省の新しい通知により、入学準備金の3月前倒し支給が可能になりました。障害は何もありません。あとは、市の決断だけです。ぜひ、子どもの貧困をなくすためにも、通知に沿った措置をとっていただくようお願いいたします。
教育部長の答弁
今まで市の第1回目の支給は10月としていましたが、県内自治体にあわせ、認定方法を変更し、7月に支給できるよう準備を進めています。
3月前倒し支給となると、さらに認定方法の変更が必要になります。また、導入初年度には2か年分の入学準備金が必要になります。就学援助金を受けた後、児童・生徒が入学しなかった場合の対応などの課題があげられます。
このようなことから入学前に実施している自治体の内容を研究してまいります。