菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

9月議会 一般質問(5)

2012年09月03日 21時30分06秒 | 議員活動

2012年9月議会 いじめ対策について(5)

            4番  菊池伸浩

今、教育界では、いじめ問題が全国的にクローズアップされています。私も40年間、教員をしてきましたので、その経験もまじえて、質問させていただきます。

いじめは、残念ながら、どの世界にもあるし、根絶することは難しいと考えています。いろいろな識者が、いろいろな発言をしています。特に、私の関心を引いたのは、元教員であった3人の発言です。

1人目は、ヤンキー先生こと、義家広介氏、いまは自民党の国会議員をされています。この人は、非常に頼もしい発言をされています。「チクリは正義の伝言だ」「俺が守ってやる」しかし、みんながみんなこのような先生になれるわけではありません。いじめられている子が、先生に相談することは、非常に勇気がいることで、難しいのも事実です。

2人目は、夜回り先生こと水谷修氏です。この方は、夜間高校の教師をしていたとき、夜の横浜市で、街頭補導に力を入れた方で、夜回り先生とよばれるようになり、今は、教師を退職されています。この方は、一種の伝道師のような方で、いつも子どもの味方です。しかし、これはだれにもできるものではありません。

3人目は、尾木ママと呼ばれている尾木直樹氏です。この方は、私も現職時代、全国の教育研究会で一緒になったことがある方です。尾木氏の指摘で1つ共感できたことがあります。それは、教員の忙しさからの解放です。

いじめの発見、対応には、教員が児童・生徒と触れ合う時間が多くすることが一番だと、私の経験から言えます。教員が生徒と触れ合える時間を増やすことが大事です。いまの教員は雑務が増えて、非常に忙しくなっています。その1つに、教員評価制度があります。教員評価制度はどのように記入され、活用されているのか。非常に煩雑であるので、もっと簡便化するか、廃止を県教委、さらには文部科学省に要望してはどうか。

さらに、もう1つ意味がないものに、教員免許更新制度があります。これは、不適格教員の排除が目的のはずでした。


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