今日のしんぶん赤旗のトップ記事は【マイナ「一本化」で煩雑にー保健医療の”証明証”9種も混在】の見出しで、記事が出ています。
この問題については、キクチは、9月議会の一般質問で取り上げる予定です。
記事の要点だけを紹介します。
マイナ「一本化」で煩雑に
保健医療の”証明証”9種も混在
政府は「マイナ保険証」への一本化に向けて、12月2日以降、従来の健康保険証の利用を停止する方針です。「一本化」と言えば、さまざまな煩雑な手続きが一つに効率化されるように聞こえますが、実態は真逆。
保険証の廃止以降、医療機関の窓口で利用者の保険情報を確認する”証明書”は、期限切れ保険証を確認する”証明書”は、期限切れ保険証の暫定的な運用も含める9種類も混在する異常事態となります。
これらの混在する”証明書”は、これまでは保険証1枚あれば不要だったものばかりで、政府が従来の保険証の廃止に固執し、そのために例外を積み重ねた結果です。
政府のデジタル化の押し売りで、事務手続きが効率化するどころか、より煩雑となっているのが実態です。
9種の証明証を列記してみます。
🔹マイナンバーカード(マイナ保険証)
🔹顔認証マイナンバーカード(マイナ保険証)
暗証番号に不安のある人を救済する苦肉の策
🔹顔写真なしマイナンバーカード(マイナ保険証)
1歳未満が申請した場合、顔写真のないものになります
🔹資格情報のお知らせ
国民健康保険にかぎり来年3月まで、「資格情報のお知らせ」を提示すれば、医療費の10割負担を回避できます。
🔹資格確認書
記載事項は保険証と同じ。有効期限は保険者が設定します(5年以内)
🔹マイナポータルのPDF
マイナ保険証にトラブルがあった場合に使います。
🔹被保険者資格申立書
トラブルが起きた場合使います。
🔹スマートフォン
9月中旬から準備が整った医療機関から「マイナ保険証」を搭載したスマートフォンの運用を順次開始します。
🔹従来の健康保険証
政府は12月2日以降、従来の保険証の利用を停止する方針ですが、国保と後期高齢者医療のみ暫定的な対応として、期限が切れた保険証でも来年3月末まで,10割自己負担を回避できます。