参議院議員の山本太郎氏が、「天皇に手紙を手渡した」ニュースが、大きく報道された。一時は、議員辞職もありえそうな勢いであった。
しかし、今は、不敬罪はない。国会議員の違法行為は、憲法と国会法によって裁かれなければならない。いかに、常識を欠き、不適切であっても、懲罰事由にあたらなければ、それ以上の罰を下すことはできない。
もちろん、 私も、山本氏の行為が、常識を欠き、不適切な行為であったと思っている。
結局、戒告でもない、「厳重注意と皇室行事への出席停止」となった。
これは、昼間のニュースでは伝えられなかったが、NHKの早朝5時のニュースでは、「共産党が、国会法に基づいた判断を主張したため」と説明がされていた。ところが、その後のニュースでは、この部分は省かれて放送された。
これは、7月の参議院選挙で、共産党が躍進したことにより、議会運営委員会に共産党が委員を送ることができた結果であったわけだと考えています。
どんな心情であっても、法律をきちんと踏まえた論の前には、従わざるを得なかった。これで、かろうじて、「良識の府・参議院」は守られた。
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振り返って、桜川市議会はどうであったろうか。
思い出すのは、昨年6月議会、「K議員の懲罰動議可決、議会3日間の出席停止」を思いだす。
K議員が研修出張を無断欠席をして、事務局に迷惑をかけた。
このとき、私は、議会運営委員ではなかった。
本会議で次のように主張した。(これは、参議院運営委員会の共産党・仁比議員の主張と同じ)
「K議員の行為は、常識を欠き、不適切である」が、「議会で議長の指示に従わいような違法な行為をしたわけでない」のだから、「議長注意にすべき」と主張した。
残念ながら、この主張は僅差で否決となった。
私は、この平成24年6月議会の「懲罰動議可決」は、桜川市議会の汚点として残ると考えています。