
安倍改造内閣では、マスメディアは「小泉進次郎人気」でお祭り騒ぎである。「小泉進次郎氏が庶民期待の政治家である」としても、この騒ぎ様は、異常としか言えない。安倍内閣の陣容を見れば、「改憲シフト」は明らかである。小泉進次郎氏が、安倍内閣の改憲シフトにおおきな影響があるとは思えない。
そこで、日本共産党書記局長・小池晃氏の記者会見での「感想」を紹介したい。
Q 第4次安倍晋三再改造内閣の顔ぶれについて
小池 一糸乱れぬ右向きメンバー、安倍首相のお友だちばかりの改憲シフト内閣だ。論戦で真正面から対決し、一刻も早く退陣に追い込みたい。
Q 内閣改造に際して安倍首相が掲げた「安定と挑戦」について、どう思うか。
小池 安倍首相にモノ言う人がいない、首相にとっての『安定』と改憲勢力3分の2割れという参院選で示された民意に反し、真正面から改憲を迫る意味の『挑戦』だ。
Q 内閣改造と同時に行なわれた自民党役員人事で留任した二階俊博幹事長が、同日の会見で憲法改定をめぐり「党を挙げて努力を重ねたい」とのべていますが・・・・・。
小池 参院選で示された民意は、『期限ありきの性急な改憲には賛成できない』ということだ。民意を無視した発言だ。