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菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

茨城新聞「安部氏再び『桜』不起訴」の記事、「しんぶん赤旗」よりも大きい紙面

2021年12月29日 09時46分42秒 | 国政
 昨日のテレビニュースで、安部元首相の「桜疑惑」が再び、不起訴になり、これで、「一連の捜査は事実上終結」の報道が流れた。今日の新聞は赤旗には、1面トップになるかと思っていたら、1面ではなく「3面記事」の欄に書かれていた。
 ところが、茨城新聞は、21面に「安倍首相の『桜を見る会』での写真入り」で大きく報道している。「免罪符とせず説明責任を」とする解説記事が、わかりやすく書いているので、紹介したい。

 「免罪符とせず説明責任を」

解説
 「桜を見る会」の夕食会費補てん問題、東京地検特捜部は再捜査の結果、安倍晋三元首相を再び不起訴にした。刑事司法における真相解明の限界が示されたが、国民が抱く疑念は消えていない。政治不信を一層深めた当事者として、説明責任を果たさなければならない。
 検察審査会は7月の議決で「首相だった者が、秘書がやったことだと言って関知しない姿勢は国民感情としてなっとくできない」と指摘、一連の経緯を反映してか、10月の衆院選で安部氏は前回から2万票減らした。
 だが、再捜査を経ても特捜部の判断は履らなかった。「一部の夕食会参加者の供述だけでは不十分」だとする議決を踏まえ、新たに聴取対象を増やしたと見られるが、十分な証拠が得られないと結論付けた。
 検察幹部はかねて、この問題を「刑事司法ではなく、国会で解決すべきだ」と強調する。時の首相として国会で「虚偽答弁」を繰り返し、自民党最大派閥のトップに就任してもなお、「森友・加計学園問題を含む「負の遺産」には言及しない。
 安部氏は、検察の不起訴が免罪符にならないことを肝に銘じるべきだ。


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参院予算委・小池書記局長の質問(詳報)②「敵基地攻撃能力の検討(その2)

2021年12月24日 06時40分57秒 | 国政
 小池 実行のためにどんな装備体系が必要か
 防衛相 一概には言えない

 小池 どれだけ費用がかかるか想像もできない

 その上で小池氏は、こうしたオペレーションを実行するためにどのような整備体系が必要かをただしました。ところが岸防衛相は「具体的な装備体系については、一概に申し上げることは出来ない」などと回答しました。

小池
 (先ほどの)オペレーションを実行する装備体系は何なのか、言えないじゃないですか。おかしいじゃないですか。2003年3月、当時の守屋武昌防衛局長は、装備体系について、第一に防空レーダー破壊能力、第二に航空機の低空進入能力、第三に空対地誘導弾または巡航ミサイル、第4ンに敵基地に関する正確な情報収集能力の四つが必要だと答弁している。
 (先ほどの答弁にある)移動式ミサイル発射機の位置をリアル単位で把握するために早期警戒衛星だって必要になるじゃないですか。

防衛相
 先ほどの例について用いられる装備品としてはあると思いますが、一概には申し上げられない。


 「一概には申し上げられない」と繰り返す岸防衛相に対し小池氏は、「守屋防衛局長が答弁したときの装備体系も一つの装備体系とみとめるか」と重ねて追及。

防衛相
 その時点での答弁を差し上げたものだと思っておりますが、状況は刻々変化があります。

小池
 その時点ではそうだったということは、その後はもっと、莫大な装備体系が必要になるということなんですよ。一体どれだけ費用がかかるか想像もできない世界だ。

 さらに小池氏は、極超音速滑空兵器など各国の「開発競争の背景に何があったのか」として、この間の日本の弾道ミサイル防衛(BMD)関連経費の予算額を質問。21年度補正予算案には約643億円、02年度から21年度補正予算案までの累計で約2兆7086億円が計上されていると答弁しました。

小池
 BDM導入時の国会答弁では整備費全体で8千億円から1兆円程度と言っていた。ところが3倍近くに膨れ上がっている。米国のBDMシステムに日本も加わって、それが他国の対抗政策を招いて、軍事対軍事の悪循環の中で、極超音速滑空兵器などの非常に危険な兵器の開発に進んでいるということではないか。こうした中で、さらに敵基地攻撃能力の保有にまで踏み出せば、いっそう歯止めなき軍拡競争になっていく。総理はあえて敵基地攻撃能力も含めて防衛能力を抜本的に強化していくと強調しています。日本も打撃力を持って、「専守防衛」としてきた政策を変えることになるんじゃありませんか。

首相
 急速に変化する安全保障環境、極超音速滑空兵器をはじめとするミサイル技術の進化に対して、政治の立場から国民の命や暮らしを守らなければいけない。そのために何が必要か、予算にも盛り込ませていただいている。その中で、敵基地攻撃能力をはじめあらゆる選択肢を検討したい。憲法やあるいは専守防衛、国際法と照らして実現可能な制度が確定したら、それにふさわしい装備を用意する。

 聞かれたことに答えない首相に対し、小池氏は重ねてただしました。

小池
 私が言ったことは日本の歯止めなき軍拡、世界各国の軍拡が軍事対軍事の悪循環になって、非常に危険な状況をつくってきたのではないか。そこを見直す必要があるのじゃないかと言っているんです。

首相
 外交・安全保障において大切なことは、緊迫する安全保障のなかにあっても国民の命と暮らしを守るために十分な備えはどうなのか、何が必要なのか、こういった議論も政治の立場から行っていくこと。

 小池 立憲主義の破壊も憲法そのものの破壊も許さない

小池
 「専守防衛」と言いながら、実際には護衛艦「いずも」の空母化、F35や長距離巡航ミサイルの導入が進んでいる。そして軍事費のGDP(国内総生産)比2%の以上の大軍拡が狙われている。こうした中で先制攻撃も辞さない「敵基地攻撃」という大転換をしようとしている。安保法制に続く憲法の平和主義、立憲主義の破壊も、憲法そのものの破壊を許さない。
 そのためにがんばりぬく決意を表明して、私の質問は終わります。

 (終わり)

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参院予算委・小池書記局長の質問(詳報)①国交省のデータ書き換え(その2)

2021年12月20日 09時59分08秒 | 国政
参院予算委・小池書記局長の質問(詳報)①国交省のデータ書き換え(その2)
 
 小池 厚労省の統計改ざん後の一斉点検でも見落とした。全統計の見直しを
 首相 まずは国交省統計を調査する

 小池 一斉点検が信用できないのだから全面的見直しがいる


 その上で、小池氏は18年に発覚した厚生労働省「毎月勤労統計調査」改ざんをうけて、19年1月に一斉点検された際、この問題が明らかになった理由を追及。斉藤国交相は、国交省所管の五つの基本的な統計について検査し、「受注動態検査」については上がってこなかったとしたものの、その理由については述べず、ここでも第三者委員会で検証したいと述べました。

小池
 総理、国交省から全て資料を出させると、そういう指示、出してください。

岸田文雄首相
 先ほど大臣からも、資料を調べて、あったならば提出するという発言があったと記憶しています。ただ、国民に納得してもらうために、第三者委員会での調査を私から指示下と言うことです。

小池
 まずは持っている資料をだす。どういう経過か明らかにする。その上で第三者委員会で、どういう問題点があり、責任があったのかを解明していくのが筋じゃないですか。
 これだけ明らかな書き換えを一斉点検で見落としている。全ての統計を見直すべきじゃないですか。

首相
 まずは国交省の統計について自ら調査し、第三者委員会でも調査し、原因、経緯を明らかにし、その上で必要があればほかの統計についても調査をおこなっていく。これが順番だと思います。

小池
 一斉点検で見落としているんですから、この一斉点検が信用できないですよ。だから全面的にやるべきだ。

 小池 公文書・統計は民主主義の基礎。政権の都合で改ざん・隠ぺいは許されない

 その上で小池氏は、統計や文書の改ざんは安倍政権時からひどくなったと告発。「桜を見る会」名簿のシュレッダー、自衛隊のイラク派遣日誌は隠ぺい、裁量労働制のデータ改ざん、森友・加計問題での公文書改ざん・虚偽答弁と、繰り返されてきたことを批判し、次のように追及しました。

小池 
 総理、公文書、統計は民主主義の基礎です。国民のための公共財産です。政権の都合に合わせて改ざん・隠ぺいなど許されないという認識はありますか。安倍政権時代からの異常な体質に徹底的にメスを入れ、うみを出し切るべきではないでしょか。

首相
 大切な統計、文書に関するさまざな不祥事について反省し、二度と起こらないためにはどうしたらいいのか、真剣に考えていく。私の政府でもしっかり行っていきたい。

(この質問は終わり)

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参院予算委・小池書記局長の質問(詳報)①国交省のデータ書き換え

2021年12月20日 07時40分20秒 | 国政
 17日におこなわれた予算委員会での日本共産党書記局長の質問は、わかりやすく、聞いた人の
評判もよかったとのことであるようだ。
 今日のしんぶん赤旗には、その詳報が、3㌻にわたって、「みっちり」載っています。さすが、他の野党とはひと味違うと思い、みなさんにも読んでいただきたいと思い、何回かにわけて、紹介いたします。

 国交省のデータ書換
 統計データをゆがめる異常なもの

小池 都道府県への書き換えを指示した公文書の提出を求める
国交相 私自身もその文書を知らない
小池 無責任すぎる


 小池氏は冒頭、国交省の基幹t合計「建設工事受注動態統計調査」の改ざんについて取り上げ、「業者に無断で調査票を書き換えさせる、過去分の実績が提出された月の実績に足し上げるー誰が見ても異常なものだ」と告発しました。斉藤鉄夫国交相が、国交省の指示で始まったと認めたことに触れ「なぜこんなことをはじめたのか」とただしました。
 斉藤国交相は、2000年に統計が開始され、都道府県に対し、複数月の調査票がまとめて提出された場合に提出月の調査票に数字をまとめるなど修正をしていたと報告。一方、13年に現在のように調査票がなかった事業者について一定の受注があったものとして推計する方法をとるまでは、二重計上が生じるものではなかったとして、「どの時点で誰の指示で行っていたのかという点については確認できていない」と回答しました。その上で統計、法律の専門家を加えた第三者委員会を立上げて経緯や原因を検証し、1ヶ月以内にとりまとめたいと答えました。小池氏、次のようにただしました。

小池
 第三者委員会という問題ではない。これ、都道府県に書換を指示したんですから、それを指示した公文書があるはずでしょう。当時の関係者に聞けばすぐわかる。何でやらないんですか。

斉藤鉄夫国交相
 それも含めて、どういう経緯、理由でそういう指示を行ったのか、検証をしていきたいと思っています。

小池
 これ(二重計上)が始まったころというのは太田昭宏さんが大臣じゃないですか。その後、ずっと公明党が大臣をやっているわけだか、問い合わせればいいじゃないですか。すぐ分かるでしょう。
 書換を指示した文書が絶対にあるはずです。なければ全国でこんなことをやれるわけが亡いんです。出してください。

 
 斉藤国交相が「どういう文書があったのか、またどういう経緯でそういう指示がなされたのか、これは大変由々しき問題だとわれわれも認識している」と、文書の存在を認めながら、第三者委員会等で精査し、報告すると繰り返すもとで、小池氏は次のように迫りました。

小池
 第三者委員会での全面的な検討の前に、まず、書き換えが始まった時の文書は誰の名前で出したのか、その文書を出してくださいと言っているのです。

国交相
 その文書の存在も含めて、その検証委員会で、第三者委員会で調査をしたいと思っています。

小池
 文書はありますって、さっき言ったんですよ。なきゃおかしいでしょう。文書なしで都道府県に一斉にこんな指示ができるわけないじゃないですか。当然あるでしょ。だから、それを出してくださいと言っているのですよ。

国交相
 私自身、その文書を知りません。報道で、いわゆる文書ではない、その図というのは見ましたけれども、文書の存在も含めて検証委員会で、文書の存在も含めて報告させていただきたい。

小池
 知らないって無責任過ぎませんか。これだけ大問題になっているんです。文書なしにやっていおたら、それこそ大問題だ。あるに決まっているんですよ。

国交相
 その文書をしっかり探してみますけれど、私自身、その文書を見ておりません。もしありましたら、提出します。

小池
 真相を解明する気がないのか。反省とかいうけど、全然反省していない。
(続く)

キクチのコメント
 このデータ書き換えの問題は、とても重大な問題だと思います。しかし、多くの国民には、わかりにくい問題でもあります。かく言う私も、小池書記局長の質問と国交相答弁を、ブログに書いているなかで、「ことの重大性」を、ひとつひとつ勉強しているのです。
 国交相の答弁は、この「データ書き換え」をスクープした朝日新聞記事程度しか、わかっていないのです。「報道の『図』」しか、見ていないという答弁がそれを物語っています。私も、小池氏の記事を「ざっと目を通した時点」では、そこまで深読みできませんでした。
 また、自公政権ができたときから、いつのにか、国交相は公明党の指定席になっていました。国交相は、予算を一番多く使う省でもあります。

 この続きは、「統計改ざん」についての、小池書記局長と岸田首相の「やりとり」を紹介します。




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今日も森友問題ですー赤木雅子さんの抗議文を紹介します

2021年12月18日 09時09分19秒 | 国政
 今日のしんぶん赤旗には、自死した近畿財務局職員赤木俊夫さんの妻、雅子さんが17日、財務省に提出した抗議文が掲載されています。紹介します。

 ふざけるなと言いたい
 真相隠しは許さない・・


 私の国に対する損害賠償の裁判は、国が認諾したことで終わりました。
 国が認諾したことについて、私は強く抗議します。ふざけんなと言いたいです。こんな形で終わったことが悔しくて仕方ありません。
 この裁判は夫がなぜ死んだのかを知るための裁判でした。国の認諾によってもう知ることができません。またきっと夫と同じように自殺に追い込まれる公務員が出てくるでしょう。自分で何があったのか説明したがっていた夫も、とても悔しがっていると思います。
 国の認諾は不意打ちですし、あまりにも酷いと思います。裁判官も知りませんでした。国はこれ以上裁判が進むと事実が明らかになっていくので、真相を隠すために認諾したのでしょう。本当に酷いと思います。
 私は夫は国に殺されたと思っています。そして認諾によって夫はまた殺されてしまったと思います。夫は遺書で「最後は下部がしっぽを切られる。なんて世の中だ」と書いています。また認諾によってしっぽを切られたのです。
 私も夫も認諾は絶対許しません。国は夫が亡くなったことと認諾したことについて、私に謝罪すべきですし、認諾するようになった経費や理由を説明すべきです。
        赤木雅子


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