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菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

悪法入管法・仁比聡平議員の反対討論

2023年06月10日 07時49分10秒 | 国政
 日本共産党の仁比聡平議員が9日の参院本会議で行った改憲入管法に対する反対討論の要旨は次の通りです。

 審議するほど立法事実の根幹にかかわる大問題が噴出し続けたのは、政府案が底深い人権侵害の構造があるからに他なりません。
 立憲民主・社民、日本共産党、れいわ新選組、沖縄の風の4会派による野党対案は、難民条約と国際人権基準を求めてきた市民社会の力が結集され、実ったものです。野党対案こそ希望の道です。
 
  日本に難民は多数いる

 政府案に反対する理由の第一は、3回目以降の難民申請者の強制送還が難民条約のノン・フールマン原則に反する国際法違反にほかならないことです。政府案が土台とする「わが国に難民はほとんどいない」とする認識は崩れ去りました。

     
   政府案には透明性・公平性が欠如
 
 第二に、極めてずさんな難民認定の実態が明らかになったのに、政府案に抜本的改善策がないことです。
 政府案は一次審査に弁護士の立ち合いも録音録画も認めていません。世界で当たり前の透明性・公平性からかけ離れていると言うべきです。
 
 「送還忌避者」にはいろいろな方がいる

 第三に、法案が立法事実として「送還忌避者」とひとくくりにする人たちの中に、さまざまな事情で帰国できず、日本社会に根差しで暮らす多くの人たちがいることです。入管庁が送還ノルマまで設け、仮放免や収容を帰国せざるを得ない状況に追い込む道具としてきたのは許せません。
 裁判でも難民として認められなかったLGBT当事者について、法相は「私なら庇護したい」と答弁しました。ならば、民主主義の届かない闇のなかで人権侵害の構造をつくりだしてきた通達を廃止し、ブラックボックスを根底から打破すべきです。

  子ども家族まで恐怖にさらしている
  
 第四に、政府案が日本で学ぶ子どもと家族までも強制送還の対象とし、恐怖にさらしていることです。

   入管管理者は動静看視者ではな

 第五に、司法審査の導入を拒否し、入管庁だけの判断で無期限に収容する構造を変えないことです。収容に代わる管理措置は、管理人を入管側の動静監視の協力者に組み込むもので、本来の当事者支援と相いれず破綻しています。「医療体制の改善に取り組む」との法相答弁の陰で、大阪入管の常勤医師が患者への暴言、不適切な投薬、酒酔いで診療の従事していないと明らかになりました。

  植民地支配の歴史を反省していない

 入管行政の源流は、戦前の植民地支配、戦後の在日朝鮮人の排斥の歴史があります。1982年に難民条約を批准してもなお、入管職員の法務省の教材には次の記述がりました。「自ら好んで外国人を招き寄せてこの調和のとれた環境を破壊することは避けなければならない」

 差別と排斥の歴史を終わらせ、保護と共生へ。日本共産党は、若い世代を先頭に語られ非正規滞在者への思い、「つないだ手は絶対に話さない」とい強い決意をともにし、これからもがんばり抜きます。

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共産党・仁比聡平参院議員公表の「大阪入管酒気帯び診察報告書」

2023年06月07日 07時02分22秒 | 国政
 大阪出入国在留管理局(大阪入管)の常勤医師が酒気帯びで診察した経緯を記した内部報告書(1月21日付)を、日本共産党の二比聡平参院議員が6日公表しました。報告書は、収容者の処遇にあたる入国管理官がまとめたもの。
 大阪入管の幹部らが医師の呼気からアルコールを検出した現場に立ち会っていたことなどを具体的に記しています。
 入管庁本庁は入管法改悪案を審議する国会でこの情報を隠していました。報告書の内容を詳報します。(取材班)

 ●普段と違う

ー大阪入管の常勤医師による酒気帯び診察の疑いが発覚したのは今年1月20日。発端は報告書を書いた入国警備官が医師の不審な行動に気付いたことでした。

 同日午後3時7分。医師が登庁して診療事務室に入ります。医師は高い声色で「みんなに一つずつ買ってきたの」と職員に菓子や即席麵を配りました。落ち着きと冷静さを欠き、歩き方はいつもより強い、すり足でした。
 異常な様子に気付いた入国警備官はその場にいた看護師と情報を共有します。入国警備官は上司に相談。大阪入管次長でもある診療室長から、診療室職員の5人全員にアルコール濃度検査をするよう指示を受けました。

 他方、看護師は、診療班の上席入国専門官に医師の状況を伝え、対応方針を検討。1人目の中国人収容者の診察状況を見て診察を継続するかどうかを決めるとしました。
 同24分、医師が診療を開始します。まぶたは重たげで、収容者には猫なで声で健康診断の結果を告知。この様子を見て、ほかの診療は翌日以降に回すことを決めます。

 ●飲酒答えず

ー診察終了後、主席警備官の立ち合いで検査を開始します。

 1回目の検査で呼気1㍑あたり0・24㎎のアルコールを医師から検出。警察庁が酒気帯び運転とする0・15mgを超える数値のため、再検査を依頼。医師は「何がおかしいんですか」と繰り返し発言します。
 2回目の検査では、0・22mgを検出。念のために行った3回目では0‣36mgを確認しました。入国警備官は3回目の測定時に呼気にアルコール臭を感じます。主席入国警備官が飲酒したかどうかを尋ねましたが、医師は答えませんでした。数値にばらつきがあるため、4回目の検査を依頼しましたが「任意なんでしょ。じゃあ拒否します」と断りました。

 ●欠勤扱いに

ー主席、統括入国警備官は警備監理官の同席のもと、診療室長に検査結果を報告。診療室長は、医師に業務を中断し年休をとらせて帰宅させるよう指示します。

 同59分、統括入国警備官が診療事務室にいくと、医師はすでに私服姿でした。診療室長の指示を伝えると医師は「こんな失礼なことを」と言いつつ、退室しようとします。統括入国警備官が年休取得を促しましたが、「無断欠席でもいい、出さない」と述べ退室しました。報告を受けた診療室長は欠勤として取り扱うよう指示しました。

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河野太郎デジタル相のテレビ出演の無責任さ

2023年06月03日 09時34分17秒 | 国政
5月31日テレビ東京「WBS」

「公金受取口座」に誤登録があった自治体担当者
 「別人の口座がひもつくようなシステム自体に問題がある。河野大臣の”人為的ミス”という発言は自治体に責任をおしつけているようで不快」
河野大臣
「人間がからめば、どんなに低い確率でも人為的ミスは怒る。マイナンバーカードのシステムが問題をおこしているわけではない」

 注)これを「居直り」と言います。

都内のクリニック院長
「今後、健康保険証が廃止されてしまったら、診療が受けられない患者が急増する。一度立ち留まるという考えはないのか」

河野大臣
「必要な総点検は行っている。メリットをしっかりと訴えていく必要はある」

注)デメリットには、目もくれていません。

5月1日朝日系「羽鳥慎一モーニングショー

羽鳥アナ
「従来の保険証との併用というのは無理なんですかね」

河野大臣
「そこはマイナ保険証でやっていくことにしたい」

同局社員・玉川徹氏
「トラブルが続いたとしても、来年の秋に保険証の廃止というのは見直さないということですか」

河野大臣
「絶対、大きなトラブルが起きたときにはどうか、それは厚労省が判断されると思いますが・・・。来年秋に向けて一つ一つトラブルの原因を取り除いている。それに間に合うタイミングでシステムを動かすことができると思っています」

注)最後は、厚労省に責任を押し付ける無責任さ。あきれてしまった。


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マイナンバー法等改定案ー共産党・山下参院議員の反対討論

2023年06月03日 08時55分04秒 | 国政
 日本共産党の山下芳生議員が2日、参院本会議で行った反対討論の要旨は次の通りです。

 反対理由の第一

 保健証1枚で誰もが安心して医療を受けることができる国民皆保険制度の崩壊につながるからです。
 全国保険医団体連合会の最新保調査では、オンライン資格確認で「トラブルがあった」と回答した医療機関が6割です。トラブルへの対処として最も多いのは「持ち合わせていた健康保険証で資格確認をした」です。
 「今はマイナ保険証で受診患者は一つの診療所で1人か2人。保険証ももって来ているのでトラブルが起こっても対応できる。しかし、保険証が廃止されてマイナ保険証のみで受診する患者が増えたらとても対応できない。保険証を残してほしい」と医師は言っています。

 健康保険証を廃止すれば、シスステムの不具合で患者が患者が窓口で10割負担を求められるケースが増えることは避けられません。負担が重く必要な受診ができなくなる。患者と医療機関が深刻なトラブルとなるなど、全国の医療機関で停滞・中断する事態に発展しかねません。

 反対の理由第二

 「マイナ保険証は現行の保険証以上に厳重な保管、管理が求められる。施設の職員に重大な責任を負わせるような進め方は切にやめていただきたい」ということです。
 施設入居者のマイナ保険証申請をだれがするのか、政府から具体的な方策が示されておらず、訪問・在宅医療、高齢独居の方々の申請、管理も未解決のままです。
 障碍者の場合、マイナバーカードの申請・取得・管理・利用のそれぞれに大きな問題を抱えています。
 政府は「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化」などといいますが、介護保険者や障害者など最も弱い立場の人々を「取り残す」ものです。

 このような法案を通すことは断じて許されません。矛盾はなくなりません。国民のたたかいがいっそう大きくなると指摘します。

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日本共産党は、総選挙に向けて、北関東比例区に塩川・梅村氏を決定

2023年05月31日 11時32分04秒 | 国政
 昨日のしんぶん赤旗に、次期衆院選に向けて、11候補を発表しました。
 茨城県は、北関東ブロック(19)になります。
  紹介します。
 塩川鉄也(61)現



  衆議院議員8期。
  党国会対策委員長代理。
  党幹部会委員。

 梅早恵江子(58)元


  党中央委員
  子どもの権利委員会責任者

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