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菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

スウェーデンの環境活動家・グレタ・トェンベリさんの発言力

2019年09月21日 11時20分23秒 | 国際・政治
 テレビでは少ししか放映されていなかったが、今日の東京新聞・本音のコラム欄には、師岡カリーマさんが、「大人に喝!」と題して書いているので、紹介したい。

 大人に喝!
 
  師岡カリーマ

 「私の英語、大丈夫ですか?」。10代のスウェーデン人環境活動家・グレタ・トェンベリさんが、演説の途中でこう聴衆に問いかけ、自分の英語力への不安をのぞかせたのは、つい先日のことだ。それが今では、百戦錬磨の米国議員を相手に、原稿なしで討論している。

 環境に優しいヨットで大西洋を渡った彼女は、今週米国議会に招かれ、上院の気候変動部会に参加した。環境派議員に「あなたのおかげで、気候変動問題は今までになく注目されている」とおだてられても踊らされない。
 「賞賛の言葉は不要です。褒めるだけで行動しないなんてやめてください。本当はこういう会合、出たくないのです。何の結果も生まないから」
 別の議員は、「じきにあなた方若者が自ら公職に就けば、より具体的な変革を実行できる」と発言。そんな時間は残されていないのに、若い活動家をナメている。

 「私たちは政治家になりたいのではない。みなさんに科学に基づき団結してほしいのです。(大統領は気候変動懐疑派だ)。努力しているのは分かりますが、申し訳ないけど不十分です」

 世界中で若者や大人をインスパイアし、行動を広げているグレタさん。日本の高校生がいまどきの国会で同様な発言をしたらどういう反応をよぶのかと、ちょっと想像してみたりする。

(文筆家)





 

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加計疑惑の萩生田光一氏が文部科学大臣とは?

2019年09月16日 18時17分02秒 | 国際・政治
 東京新聞の本音のコラム欄の日曜日担当は、元・前川喜平文部事務次官です。その前川氏が「萩生田氏と加計学園」との題名で書いているので、紹介したい。

 「萩生田氏と加計学園」
             前川喜平
 
 加計学園と京都産業大学がともに獣医学部新設を求めていた2016年10~11月、萩生田光一文部科学大臣(当時は官房副長官)は、加計学園のために陰で動いていた形跡がある。

 16年「10/21萩生田副長官ご発言概要」と題した文科省文書。「総理は『平成30年4月開学』とおしりを切っていた。・・今年11月には方針を決めたいとのことだった。」
 「渡辺加計学園事務局長を・・・課長のところへいかせる」などの発言からは、安倍晋三首相の意向を文科省に伝え、対応を促していたことが窺える。

 16年11月1日の内閣府からの文科省へのメール。「添付PDFの文案(手書き部分)で直すよう指示がありました。指示は藤原審議官曰く、官邸の萩生田副長官からあったようです」とあり、添付PDFには「広域的に獣医学部が存在しない地域に限り獣医学部の新設を可能にする」とあった。

 「広域的に」は、手書きで加えられた部分だ。これがなければ「獣医学部が存在しない京都府には新設できる」と読めるが、これがあると「獣医学部(大阪府立大学)がある近畿地方には新設できない」と読める。京産大を排除し加計学園を残すための配慮だと考えられる。

 加計学園の大学で客員教授の経歴もある萩生田氏。加計学園との癒着は残ったままだ。
(現代教育行政研究会代表)




 

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「政権の危険な発信」ー日韓関係を考える 古賀茂明さん

2019年08月17日 08時46分55秒 | 国際・政治
 日韓関係をめぐって、”いやな感じ”が続いている。一般市民にはなんとなくわかりにくい。今日のしんぶん赤旗には、元経済産業省官僚・古賀茂明さんが、「政権の危険な”発信”」として、わかりやすく書いているので、紹介したい。

 政権の危険な”発信”
 
 元経済産業省官僚 古賀茂明


 安倍政権は、韓国は徴用工問題を「蒸し返す」ひどい国であり、文在寅大統領は「反日」なので懲らしめるという考えで、国民の支持率を稼ぐという状況です。しかし、日本のマスコミはきちんと述べませんが、米国のNBCも「文在寅は反日ではない、安倍政権が問題だ」という見方を示しています。

 世界は、ヒットラー、ムソりーニ、ヒロヒトが世界大戦で大きな誤りを犯したとみており、これはいくら年月がたっても変わりません。そのうえ安倍政権は歴史修正主義ではないかと疑われています。今回の一件はこれを増幅する危険な”発信”となりかねません。

 韓国は、歴史認識の問題で日本が居直り、徴用工問題の「報復」で韓国たたきに走り、経済圧力を強めていると主張しており、世界はその通りに受け取る可能性が高いのです。

 日本が韓国を併合し主権を奪ったことが歴史問題の始まりですが、日本は一度も「韓国併合」を間違いだと認めていません。徴用工問題で国際社会の関心をひきつければ、そのことが改めて世界にさらされることになります。その中で日本が、韓国をいくらひどい国だと言っても、「日本はやはり反省していない」となるだけです。

 また、安倍政権は、日本経済は韓国よりはるかに強大だから、最後に韓国は”土下座”するはずだと考え違いをしているようです。

 日本は、今や世界的に広がった網の目のようなサプライチェーン(供給網)の中で生かされています。パソコンやAI、スマートフォンなどの製造業分野ではほとんど競争力を失っていますが、逆に、「偉大な下請け大国」として部品や原材料を供給して生き残っています。なぜ、日本に世界最高の部品があるのかいうと、韓国のサムスンと提携し、いろいろ教えてもらいながら製造し独占的な地位を占めているからです。

 経済分野で韓国に制裁を加えたとき、何が起きるか。韓国が日本製品にはリスクがあると判断し、中国や台湾に最先端の情報を渡して材料、部品のグレードアップの関係を築く方向に動く。韓国との関係が途絶すると、日本の技術と経済は、深刻なダメージを受けます。

 ところが、世耕弘成経産相はこういう「都合悪い」情報は上がらず、政権は「韓国をたたきのめせ」となっています。”何とかしてほしい”と言えば村八分にされかねません。

 政治的・経済的に間違った方向に進んでいても、正しい情報や意見があがらず、突き進むしかないという状況になっており、そこにもっとも大きな問題があります。(聞き手 中祖寅一)

 

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「元号制定は違憲」の裁判がはじまる

2019年05月27日 06時18分50秒 | 国際・政治
 今日の東京新聞・こちら特報部は、標記の記事を書いている。
 平成への改元の時は、今回のような「異常とも思える祝賀騒ぎ」はおきなかった。テレビに至っては「平成最後のランチ」なるものも飛びだしていたし、「令和最初の・・・・」の言葉もいやになるほど聞いた。ただ4月から5月に代わっただけなのに。

 裁判を起こした原告の山根二郎(82)氏らの主張を紹介する。

 第一の主張は、元号の制定が、憲法が基本的人権として保障する「個人の尊厳」「人格権」を脅かすということだ。「連続した時間の意識とは、私が私であるという自己同一性の意識にかかわるということだが、元号が細切れになってしまう。昭和が何年あったのかわかりますか? 64年じゃない。62年と2週間です。早見表でもみないとわからないでしょう」

 「元号で数えるということは、無意識のうちにも天皇の存在があって、天皇の御代に生きることに他ならない」と指摘する。「天皇とともに一旦生き。一旦死ぬ。そして新たな天皇の御代の下で再び生き始める。こんなことが強いられるなんて、国民主権を原理とする日本国憲法の精神に真っ向から反する」

 注)確かに、大正は1912年7月30日から1926年12月25日までであったから、大正元年生まれの父や、大正7年生まれの母の年齢を数えるのが大変だった。
 昭和64年は1926年12月25日から1989年1月7日までであった。
 昭和元年は1週間しかなかったことになる。また、昭和64年も1週間しかなかった。
 平成は31年で終わったが、実質は30年と3ヶ月3週間あったという計算になる。
 こんな面倒な計算をすることは、不便極まりない。

 第二の主張は、「元号法を改める政令の根拠とされるこの法が、そもそも憲法の精神に反する」と説明する。
 元号法は「元号は制令で定める」「元号は、皇位の継承があった場合に限り改める」とする。
 だが、法の目的が、一切記されておらず、元号が何かという定義がない。元号制定によって国の機関や国民のとってどんな義務が生じるか、生じないかも記されていない。
 「元号の趣旨は、元号を制定する場合には制令をもって定める、と言っているにすぎない。本来、国が元号を定めるには、国に元号の制定を義務づける条項がなくてはならないはずだが、それがない。元号法は極めて不自然で法律の体をなしていない」

 さらに問題なのは、政府が法制定時、国会答弁で「元号の使用を国民に義務づけるものではない」としながら、事実上強いていることだ。

 注)この裁判は、改めて元号法制定当時のことを想い出させる。もちろん日本共産党は「元号法の制定には反対」し、国会質問のなかで、「元号は強制するものではない」との答弁をさせている。
 この記事を書いた「デスクメモ」も言っている。
 改元の祝賀騒ぎを薄気味悪く見ていたが、本訴訟の主張を知って得心した。今や「令和最初の」と言えば、国民の大半は大半は改元を喜ぶのではないか。
 元号について「伝統」の二字で思考停止せず、実生活からそのあり方を問う本訴訟の原告の姿勢にこそ未来がある。

 私の改元騒ぎのモヤモヤを晴らすいい記事であったので紹介した次第です。



 
 
 

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あまりの熱戦に、HNKテレビ囲碁ビデオを2回も見てしまいました

2019年03月12日 22時15分00秒 | 国際・政治
 
 私の趣味は、日曜日に放映しているNHK将棋と囲碁を録画しして見ることです。インターネットでパンダ囲碁に加入していて楽しんでいたのですが、年をとったせいか、棋力が落ちてしましました。最高時は6級までいったのですが、今は10級にまで下がって下がってしまいました。負けが込んできますと、やはりおもしろくありません。

 土、日、月と忙しかったこともあり、午後から録画しておいたNHK囲碁を見ました。準決勝戦で、一力遼八段と許家元碁聖の勝負であった。どちらも21歳の若手同士のたたかいだ。300手も手数がかかった勝負であったが、居眠りを一回もすることなく、夕食を食べるのも忘れて、2回も見てしまった。久しぶりに見ていて、飽きない勝負を見せてもらった。

 桜川市では、将棋は、市野塚耕三さん(久原在住)らの献身的な世話役活動もあり、毎月の例会は100人近い参加者で賑わっている。
 ところが、囲碁の方は、世話役をやっていた方が高齢になって、ほとんど例会は開かれていない。年一回の公民館祭は、辛うじて開かれているとのことであった。しかも、世話役は市野塚さんが兼務しているとのことであった。

 私も議員の仕事ができなくなったら、囲碁にも参加したいと思っているのですが・・・・・。


 
 
 

 

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