日本共産党大阪府委員会が8月30日発表した「2025年大阪・関西万博の中止を求める声明」の全文は次の通りです。
「2025年大阪・関西万博の中止を求める声明」
日本共産党大阪府委員会
私たちは2025年4月開催予定の大阪・関西万博について、開催地である人工島・夢州(ゆめしま)に含まれる汚染物の問題、万博を口実に夢州開発による国民負担など重大な問題を指摘し、「夢州開催」の中止を含む抜本的見直しを求めてきました。
ところが国、大阪府・市はこうした指摘には一切耳を傾けず、事業を推し進めてきました。今、参加国のパビリオン建設の遅れ、会場建設費やインフラ整備費等の大幅な遅れによる国民負担増、土壌汚染が広がり地盤沈下が起こる危険性など、問題が解決されるどころか深刻さを増しています。
日本共産党大阪府委員会は、命と安全が守られず多大な負担を国民に押し付ける、大阪・関西万博の中止を求めるものです。
命と安全をないがしろにした開催は認められない
万博が迫るなか、パビリオンを独自でデザインし建設する「タイプA」約50か国のうち、基本計画書が提出されたのは数か国のみです。通常なら危機的な状況であり開催不能です。
そんななか、政府や大阪府は通常ではないやり方で強行しようとしています。日本国債博覧会協会(万博協会)は、2024年4月から始まる建設業界への時間外労働の上限規制を、万博建設に適用しないよう政府に求めたと報じられました。
しかし、当規制は労働者の命と安全を守る目的で導入されるものであり、万国開催を口実に除外することなど絶対に許されません。
経済産業省は、政府が全額出資する「日本貿易保険」を活用し、参加国からパビリオンの建設費が支払えない場合、通常の3分の1程度の保険料で代金の90%から100%の建設費を補償する「優遇」制度を創設しました。不払いがあれば国民に負担されるのであり異常です。
大阪府・市もパビリオンの建設基準に基づく許可手続きなどを大幅に簡素化しようとしています。現行法を守れば建設を進められず、代金が不確定でも建設を始めざるを得ない。このような事業は破綻しています。
工期が迫るなかこのまま万博を強行すれば、工期の上限規制が適用されたとしても、建設の遅れを取り戻すために違法な「サービス残業」や長時間労働を労働者に強いる危険性があります。
2021年の東京オリンピック・パラリンピックでは、新国立競技場建設に携わった現場監督が過労自殺しました。また工期を前倒しした新名神の工事でも死亡事故が相次いでいます。このままでは「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマにもっともふさわしくない万博となります。
労働者の命と安全を犠牲にして突き進む、そんな国、大阪でであることを世界にアピールするわけにはいきません。
(つづく)
「2025年大阪・関西万博の中止を求める声明」
日本共産党大阪府委員会
私たちは2025年4月開催予定の大阪・関西万博について、開催地である人工島・夢州(ゆめしま)に含まれる汚染物の問題、万博を口実に夢州開発による国民負担など重大な問題を指摘し、「夢州開催」の中止を含む抜本的見直しを求めてきました。
ところが国、大阪府・市はこうした指摘には一切耳を傾けず、事業を推し進めてきました。今、参加国のパビリオン建設の遅れ、会場建設費やインフラ整備費等の大幅な遅れによる国民負担増、土壌汚染が広がり地盤沈下が起こる危険性など、問題が解決されるどころか深刻さを増しています。
日本共産党大阪府委員会は、命と安全が守られず多大な負担を国民に押し付ける、大阪・関西万博の中止を求めるものです。
命と安全をないがしろにした開催は認められない
万博が迫るなか、パビリオンを独自でデザインし建設する「タイプA」約50か国のうち、基本計画書が提出されたのは数か国のみです。通常なら危機的な状況であり開催不能です。
そんななか、政府や大阪府は通常ではないやり方で強行しようとしています。日本国債博覧会協会(万博協会)は、2024年4月から始まる建設業界への時間外労働の上限規制を、万博建設に適用しないよう政府に求めたと報じられました。
しかし、当規制は労働者の命と安全を守る目的で導入されるものであり、万国開催を口実に除外することなど絶対に許されません。
経済産業省は、政府が全額出資する「日本貿易保険」を活用し、参加国からパビリオンの建設費が支払えない場合、通常の3分の1程度の保険料で代金の90%から100%の建設費を補償する「優遇」制度を創設しました。不払いがあれば国民に負担されるのであり異常です。
大阪府・市もパビリオンの建設基準に基づく許可手続きなどを大幅に簡素化しようとしています。現行法を守れば建設を進められず、代金が不確定でも建設を始めざるを得ない。このような事業は破綻しています。
工期が迫るなかこのまま万博を強行すれば、工期の上限規制が適用されたとしても、建設の遅れを取り戻すために違法な「サービス残業」や長時間労働を労働者に強いる危険性があります。
2021年の東京オリンピック・パラリンピックでは、新国立競技場建設に携わった現場監督が過労自殺しました。また工期を前倒しした新名神の工事でも死亡事故が相次いでいます。このままでは「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマにもっともふさわしくない万博となります。
労働者の命と安全を犠牲にして突き進む、そんな国、大阪でであることを世界にアピールするわけにはいきません。
(つづく)