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菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

東海第二原発の再稼働の準備費用より、廃炉費用に回した方が、経済効果が高い

2017年11月28日 20時18分09秒 | 社会・経済

 今日の東京新聞の本音のコラム欄に、「廃炉産業」と題して、ルポライターの鎌田慧氏が書いているので紹介したい。

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 本気なのかと目を疑ったのが、日本原子力発電(原電)東海第二原発の運転申請報道である。運転開始から来年で40年、廃炉の年限が来ているのに、さらに20年も運転するという。

 茨城県にある東海原発は、首都圏に最も近いポンコツである。30キロ圏内には、14市町村96万人が暮らしている。事故が発生したとき、およそ100万人の人間がどこに逃げるのか。まともな神経があるなら、踏み込めない恐怖の再稼働である。

 フクシマでは、避難の逃避行で多くの入院患者が死亡した。故郷と生業をうしなって自殺者が出た。子どもたちに甲状腺がんがふえ、避難者の経済的困窮は深まり、地域の放射線は消えず、汚染水は止まらない。
 安倍首相の「アンダーコントロール」など真っ赤なウソだったことがわかったことが、時間と共に証明されている。

 それでも再稼働の号令をかけている官邸は、原爆が落とされてもまだ聖戦をあおっていた「大本営」の無責任な頑迷さだ。原発敗戦をみとめ、復興に向かうべきだ。

 一基5千億円以上と見込む廃炉作業で、地域経済を立て直せばいい。再稼働のための安全対策費1800億円は、むだな投資だ。廃炉費用に回した方がはるかに経済効果が高い。

 電力会社もちあいの原電は「日本原子力発電」として、安全な廃炉の技術確立に役立ってほしい。

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 注)私が、東京新聞の「本音のコラム」を紹介するのは、短い文章で、ズバリと本質を着いた文だからです。これは、また、私の勉強にもなっているのです。



 


 

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原発核ゴミセミナー動員学生「金もらった」の記事に、またか

2017年11月17日 16時44分08秒 | 社会・経済

 今日の東京新聞にも書いてあるが、標記の件について一言言いたい。
 
 桜川市は、以前、核ゴミ処分場の候補地となった経緯があるので、私はこの問題にはナーバスになっている。

 しかし、今回、原子力発電環境整備機構(NUMO)が発表した、「核ゴミ処分場候補地」の地図は、あまりにもいい加減で、「聞きに行く価値」はまったくない。私ならお金をもらっても聞きに行きたくない。

 お金をもらって聞きに行った学生を責める気になれない。

 こんな漠然とした、「杜撰な、候補地説明会」を企画した、原子力機構そのものに、もっと責任を取らせるべきだ。

 世耕大臣の説明を聞くと、「お金をで学生を動員した」ことを問題にしているようだが、この問題の根本はそんなことではない。

 「こんな杜撰な候補地選定をし、聞くに値しないような説明会を計画したこと、そのものに問題がある」と、なぜ、メディアは指摘しないのか。

 まさに、こんな企画したこと自体が、税金のムダ使いではないか。


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組織の民主的運営についてー都民ファーストの都議の離党にふれて

2017年10月04日 05時27分37秒 | 社会・経済

 希望の党の「緑の狸」のワンマンぶりに、ついに、都民ファーストのから離党者が表れた。音喜多氏らである。
 音喜多氏と言えば、つい2か月前の都議選挙では、東京都北区から出馬して、トップ当選した都議である。この区は激戦区で、共産党の都議が3位に滑り込んで、自民党都議会幹事長の高木氏が落選した。都議選の自民党惨敗を象徴する選挙区であった。
 都議選前は、「少数与党の顔」として、テレビでも滑舌よい話し方で、都民ファーストの躍進には大貢献をした。


 音喜多氏の「小池さんのやり方にはついていけない」の言は、私ももっともであると思う。私も、音喜多氏は、都民ファースト躍進の立役者として、もっと厚遇されるとみていた。その方が、ほとんど、無視される。同情を禁じ得ない。

 日本共産党は、昨日、中央委員会を開いている。日本共産党は、2~3年に1回開かれる党大会が最高決定機関である。その間は、中央委員会が6か月に1回くらいの割合で開かれる。

 今回も、総選挙を前にしての、方針・政策の決定と決起集会を兼ねて、中央委員会を開いた。これが、きちんとした組織のルールであると思う。

 私が思い出すのは、2年前、9月の中央委員会である。国会では、9月19日の未明、「安保法制が強行採決」をした日、その日に中央委員会を開いて、野党共闘・市民との共闘の方針を決めたのである。

 私らが、国会での強行採決を夜中まで、悶々としながらテレビをみて、怒りをもって、これからどうするのか、考えていたときに、党中央は、中央委員会を開き、私らが願っていたような方針を提起し、決定していたのです。

 私は、このとき、われながら、共産党って、すごいことをするんだなあと、感動したものです。




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6日(金)の市長候補者討論会は3人に

2017年10月03日 14時20分27秒 | 社会・経済

 桜川市秘書課が下館青年会議所の主催する市長候補者討論会の内容を確認したところ、次の内容で行われることが判明しましたので、お知らせします。

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  市長候補者討論会

  10月6日(金) 開会 午後7時
 
  ふれあいセンター シトラス

  討論者(立候補表明順)

   大塚秀喜(市長)

   榎戸和成(市議)

   高橋 満(元会社員)

  主催 下館青年会議所


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 4年前は、入場制限になった反省から、午後5時から、整理券を発行するということです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  このブログを書いた後、「桜川市長選挙 公開討論会」チラシが手に入りましたので、若干の訂正をしておきます。

 チラシの方は、榎戸和也氏と大塚秀喜氏の2人になっていますが、チラシができあがったあと、高橋満氏参加の連絡があったので、入れられなかったとのことです。

 主催は、正式には、桜川市長選挙公開討論会実行委員会となっています。
 事務局は、下館青年会議所の住所になっています。

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「国難突破解散に」に「あなたが国難」の皮肉

2017年09月27日 06時34分05秒 | 社会・経済

 9月25日の安倍首相の記者会見から「国難突破解散」との言葉がでた。

 「国難」というと、歴史の時間に習った、鎌倉時代の「蒙古襲来」が頭に浮かんだ。子どものころの話である。そういえば、「日蓮と蒙古襲来」という映画もあった。「時の執権・北条時宗は・・・・・・・・」ではじまる話ではある。・・・。

 今朝の東京新聞本音のコラム欄に、文芸評論家の斎藤美奈子氏が、「あなたが困難」の題で書いている。

 抜粋して紹介したい。

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 国難って「国家存亡の危機」のことですよね。この種の大仰な好きな言葉は好きじゃないけど、そこには通常の「国家の課題以上の一大事が込められている。
 
 これまでだと、蒙古襲来とか、黒船来航とか、敗戦とか、大地震とか。そのくらい事態をさす言葉だった。

 しかるに首相がでっち上げた主な解散理由は、少子高齢化に対応する消費税の使途変更?

  ー途中略ー

 国民の信を問うことなく秘密保護法を通し、
 国民の信を問うことなく集団自衛権の一部行使を可能にする安保関連法を成立させ
 国民の信を問うことなく共謀罪を含む組織犯罪処罰法を成立させた安倍政権。
 国難は外からやってくるとは限らないのである。先の戦争で国難を招いたのは誰だったのか思い出した方がいい。

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 まさに、私の思っていたことを、明確に書いてくれた文章で、斎藤美奈子氏に脱帽です。


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