今日のしんぶん赤旗に、「レスリング界のパワハラ 『古くからの存在』乗り越える」との見出しで、和泉民郎記者が解説記事を書いている。
しんぶん赤旗の記事は、テレビの扱いと違い、冷静に、よく調べて書いてあるので、正確にこの事件の本質を理解し、解決の方向をさぐる参考になると思いますので、要約を紹介します。
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伊調選手への嫌がらせが始まったのは、2008年北京五輪後から。カナダ留学で「レスリング観に大きな転換」を実感した伊調選手が、栄氏を離れ、東京に練習拠点を移したことが発端でした。
その後、栄氏は「よく俺の前でレスリングができるな」との暴言をはき、伊調選手を指導する男子コーチに「指導するな」と迫る。伊調選手が選ばれて当然の国際大会から「排斥する」。権力を持って、その選手生命を絶とうとする行為に等しいものです。
調査報告書では、「師の逆恨みにも似た狭量な心情の発露・・・・およそ思いやりや敬意のかけらもない」と断罪しています。
誤った指導者像を改め、選手を主体とする関係をどう築くのか、日本のスポーツ界にとっても大きな課題です。
(略)
報告書は協会の倫理規定にある「フェアプレイの精神」や「公平性及び公正性」をひき、レスリング競技に関わるすべての人びとが常に心すべきは相手に対する『敬意と思いやり』としています。
コーチと選手が尊重し合える関係をいかに築くのか。透明で公平・公正な組織作りも含め、この報告書はおおきな一歩となったことは間違いありません。
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しんぶん赤旗の記事は、テレビの扱いと違い、冷静に、よく調べて書いてあるので、正確にこの事件の本質を理解し、解決の方向をさぐる参考になると思いますので、要約を紹介します。
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伊調選手への嫌がらせが始まったのは、2008年北京五輪後から。カナダ留学で「レスリング観に大きな転換」を実感した伊調選手が、栄氏を離れ、東京に練習拠点を移したことが発端でした。
その後、栄氏は「よく俺の前でレスリングができるな」との暴言をはき、伊調選手を指導する男子コーチに「指導するな」と迫る。伊調選手が選ばれて当然の国際大会から「排斥する」。権力を持って、その選手生命を絶とうとする行為に等しいものです。
調査報告書では、「師の逆恨みにも似た狭量な心情の発露・・・・およそ思いやりや敬意のかけらもない」と断罪しています。
誤った指導者像を改め、選手を主体とする関係をどう築くのか、日本のスポーツ界にとっても大きな課題です。
(略)
報告書は協会の倫理規定にある「フェアプレイの精神」や「公平性及び公正性」をひき、レスリング競技に関わるすべての人びとが常に心すべきは相手に対する『敬意と思いやり』としています。
コーチと選手が尊重し合える関係をいかに築くのか。透明で公平・公正な組織作りも含め、この報告書はおおきな一歩となったことは間違いありません。
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