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菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

レスリング伊調馨選手へのパワハラ事件から見えてきたもの

2018年04月08日 09時26分09秒 | 社会・経済
 今日のしんぶん赤旗に、「レスリング界のパワハラ 『古くからの存在』乗り越える」との見出しで、和泉民郎記者が解説記事を書いている。
 しんぶん赤旗の記事は、テレビの扱いと違い、冷静に、よく調べて書いてあるので、正確にこの事件の本質を理解し、解決の方向をさぐる参考になると思いますので、要約を紹介します。

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 伊調選手への嫌がらせが始まったのは、2008年北京五輪後から。カナダ留学で「レスリング観に大きな転換」を実感した伊調選手が、栄氏を離れ、東京に練習拠点を移したことが発端でした。
 その後、栄氏は「よく俺の前でレスリングができるな」との暴言をはき、伊調選手を指導する男子コーチに「指導するな」と迫る。伊調選手が選ばれて当然の国際大会から「排斥する」。権力を持って、その選手生命を絶とうとする行為に等しいものです。
 調査報告書では、「師の逆恨みにも似た狭量な心情の発露・・・・およそ思いやりや敬意のかけらもない」と断罪しています。

 誤った指導者像を改め、選手を主体とする関係をどう築くのか、日本のスポーツ界にとっても大きな課題です。
 (略)
 報告書は協会の倫理規定にある「フェアプレイの精神」や「公平性及び公正性」をひき、レスリング競技に関わるすべての人びとが常に心すべきは相手に対する『敬意と思いやり』としています。
 コーチと選手が尊重し合える関係をいかに築くのか。透明で公平・公正な組織作りも含め、この報告書はおおきな一歩となったことは間違いありません。

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「救命措置を施す女性を排除しようとする」伝統とは?

2018年04月07日 09時53分52秒 | 社会・経済
 4日の大相撲春巡業「舞鶴場所」でおきた日本相撲協会の失態には、おおくの批判が殺到している。 
今日のしんぶん赤旗には、スポーツ欄で、「伝統とはなにか」「公益法人となにか」の両面から、問題点を指摘していますので、紹介します。

 角界が執着してきた「しきたり」は、さまざまな角度からみて矛盾を抱えています。
 1つは相撲史から見てです。日本史上、最初の書物にでてくる相撲の記述は、女性同士によるものでした。

 奈良朝末期以降、天皇が貴族を招いて相撲大会など開いた「節会(せちえ)」の時代には、女性は「のぞきみすら許されなくなりました。

 しかし、江戸時代に入り相撲人気が町民や商人らに広がるなかで、イベント的な花相撲に限って限って見物が可能になり、明治以降の1870年代にすべての観戦が許されました。

 相撲の国際化とともに女性への普及へもすすみ、世界女子相撲選手権は10回、ジュニアの国際大会も4回を数えます。

 もう1つは、「公益法人」のあり方に照らしての疑問です。
 「女人禁制」のなにが社会の「益」であり、「相撲文化の振興と国民の心身の向上に寄与する」(定款の目的)というのか。
 そもそも土俵から女性を排除する理由について、協会は誰もが納得できるような説明をして来ませんでした。
 公益性を帯びる競技団体には、当然ながら社会的責任が伴います。世間の目からみて異様にうつるみずから慣習について説明し、問い直し、必要なら是正する責任です。その務めを果たすのか、しっかり見届けたい。

 注)一般新聞は、この事件は社会面で報道しているが、しんぶん赤旗は、スポーツ欄で、スポーツ団体のあり方として、記事にしています。

 公益法人とは、いろいろこまかな規定がありますが、「税金面で優遇されている」と理解していいのではないでしょうか。
 
 私は、この事件のテレビビデオを見ましたが、多くのコメンテーターは「放送した若い行事は動転していた」と同情的な発言をしています。しかし、これは間違っていると思います。「人命救助」をしている方に、「やめて土俵をおりろ」と言っているのですから、「人命救助を阻止しようとした『犯罪』にも値する」と思うのです。
 「何があっても、人命救助が第一」が、人間の行動の第一原則ではないでしょうか。会場から「女性が土俵にあがっていいのか?」の声があがったとも言われていますが、私は、それを言ったのは「行事」周辺の相撲協会の関係者で会ったのではないかと、疑っています。


 
 

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東海第二原発の「再稼働了解30キロ圏拡大」をどう見るか

2018年03月30日 08時14分26秒 | 社会・経済
 今日の茨城新聞も東京新聞も、東海第二原発の「事前了解」が周辺5市にまで拡大するというものだ。
 
 茨城新聞では、「再稼働では新安全協定」と書いているが、どう評価するかは難しい。今まで、東海村と茨城県だけの「了解」をえれば、周辺市町村を無視しても、再稼働は可能だというのは、周辺自治体を無視した暴論であることは言語道断であることは言うまでもない。

 では、周辺30キロ圏内の自治体の了解を得れば、「再稼働してもいい」となるのか。これにも大きな問題がある。福島原発事故の被害をみてもわかるように、「圏内30キロ」と被害が一様にでるものではない。そのときの気象状況によって被害はもっと遠くまで及んでいる。

 さらに、避難計画に至っては、「絵に書いた餅」に過ぎないことは、原発のかかわる担当者自身が一番わかっているはずだ。
 避難計画説明会でも、「これで本当に避難できると、真剣に考えないでください」と、思わず漏らしている。
 
 東京新聞は、「地元同意のハードルは一層高まったと見られる」と書いているが、日立市、やひたちなか市、常陸太田市、那珂市の隣接4市と水戸市が、ハードルの役割を果たせるか、私は心配している。

 私は、もし、周辺5市が「事前了解」しても、再稼働には絶対反対である。

  

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3月18日に、元外務官僚・孫崎享(うける)さんの講演会があります

2018年01月22日 20時34分39秒 | 社会・経済

 

 昨日の友部地域交流センターの講演会で、3月18日は元外務官僚(ウズベキスタン大使、外務省国際情報局長、イラン大使など歴任)・孫崎享(まごさき・うける)さんの講演会があるとの宣伝がありました。私も名前は知っていましたが、どんな方か知りませんでした。

 経歴を見ますと、東大を中退し、アメリカの大学に行っているのです。なんで中退し、アメリカの大学に行ったのかと思いまして調べてみますと、東大在学中に、外務省の役人になる試験に合格して、中退し、外務省に入り、外務省からアメリカの大学に留学させられたとのことです。そんな頭のいい人がいたのですね。

 とにかく、外務省の幹部として、官僚として、さらには、防衛大学の教授として、外交には詳しい方です。
 
      後援会の日程は次の通りです

   孫崎 享さんに聞く

 危機にある東アジアの平和
 
 2018年3月18日(日)13:30~16:00(開場 13:00)
  
  笠間市友部公民館ホール
   (笠間市中央3-3-6 電話 0296-77-7533)
    資料代として500円いただきます。

  第1部 講演「東アジア国際情勢の表と裏」

  第2部 質問インタビュー

 
 
  

 

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県下一の弁護士・谷萩陽一氏の話が聞けます。演題「守ろう 憲法9条」

2018年01月17日 23時07分03秒 | 社会・経済

 今年の最重要の政治課題は、憲法9条の改定ではないでしょうか。
 私が茨城県では一番の弁護士と思っている水戸翔合同法律事務所所長である谷萩陽一さんの講演が下記の日程で行われます。
 この講演は、聞く価値のある講演であると判断し、推薦する次第です。

 2018年1月21日(日) 13:30~16:00まで
 場所 友部地域交流センター トモア 会議室

  ◆「改憲」で安倍政権は何がしたいのだろう?

  ◆「改憲」で自衛隊はどう変わるのだろう?

  ◆「改憲」の国民投票はどんなものだろう?

             主催  憲法改憲NO!・笠間

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