新年になってから、欧州出張、アフリカ出張と続き、特にアフリカ出張の際起こった今回の地震のため、春になったというのに全く釣りに行く気分になれない日々が続きましたが、5月の暖かさにようやく釣りに出かけようかという気分になってきた今日この頃です。しかし、ハーディーのトラウトフィッシャーバックに入れたままの毛鉤箱を見ると、釣りに行くにはかなり毛鉤を巻貯めなければなりません。数ヶ月毛鉤を巻いておらず、準備が出来るまでどれだけ時間がかかるものか、先が思いやられます。
という事で、またまた、竿の紹介でお茶を濁したく思います。


このMarston Double-Handedは、No.2 (ICI、IDIくらい)のシルクラインが適当な、普通の固さの竿でありながら、ダブルハンドという変わった竿です。グリップは14.5cmと非常に短く、握ると遊び(tolerance)は全くありません。そこに、ダブルハンドというより、エクステンションが付いたというのが正確な描写でしょう。更に、スピアが付いている事もこの竿がダブルハンド竿というよりも、変り種のシングルハンド+エクステンション鱒竿と定義付ける有力な証拠の様に思えます。
アクションは胴調子。1920年代くらいのハーディー竿の特徴というか、リングの数が少なく、この竿は10'4''の長さがありながら、リングの総数はトップも含めて8つだけです。
私はこの竿を基本的にシングルハンドで使っております。両手で持たなければならない理由が全く無いからです。


ジョイントはStud Lock、スパイクも付いております。段巻きはHoughtonの様に密に巻かれ豪華な印象です。

リングは1920年代までの竿によく見られるフルオープンブリッジ。メノウ入りトップとの組み合わせではプラスチックラインではなく、シルクラインを使うべき竿です。

スピアが仕込まれた竿尻。


Reel Holderは、Universal Reel Holderというもので、固定されたホルダーとスライド可変式のホルダーの組み合わせでリールシートの長短を自在に合わせる事が可能です。


3 3/8の1912年チェックPerfectと一緒に。

Marston RodのInscription。
ここ数年はとんと出番が無いこの竿ですが、20世紀から21世紀の変わり目の時期、大河川での釣り、湖の釣りと、頻繁に供を申し付けられたものです。


Orava川は、ポーランドとの国境に近いスロバキアの銘川です。この川はグレーリングの名所で、ある時期かなり通いました。Oravsky Podzamokの村では、中世の城が川を扼した風景が圧巻。


両方ともグレーリングです。お供はMarston Double-Handed。タモはSharpe'sのテレスコピック。これまた長年の相棒。

これは懐かしのEtrachsee。5月の初旬はまだ湖に氷が浮いている頃ですが、6月からは爽やかな釣が楽しめます。ボートからの釣にはこのMarstonの10'4''の長さと胴調子が丁度似合います。

アルプスイワナがLoch Styleの3本毛鉤のチームに襲い掛かります。

もう20年以上着ているBarbourのOiled Coatを脱いでのんびりとシルクラインを浮かべます。

釣果はまあまあのサイズの虹鱒君。
ああ、次回は釣行記を書きたいものです。
という事で、またまた、竿の紹介でお茶を濁したく思います。


このMarston Double-Handedは、No.2 (ICI、IDIくらい)のシルクラインが適当な、普通の固さの竿でありながら、ダブルハンドという変わった竿です。グリップは14.5cmと非常に短く、握ると遊び(tolerance)は全くありません。そこに、ダブルハンドというより、エクステンションが付いたというのが正確な描写でしょう。更に、スピアが付いている事もこの竿がダブルハンド竿というよりも、変り種のシングルハンド+エクステンション鱒竿と定義付ける有力な証拠の様に思えます。
アクションは胴調子。1920年代くらいのハーディー竿の特徴というか、リングの数が少なく、この竿は10'4''の長さがありながら、リングの総数はトップも含めて8つだけです。
私はこの竿を基本的にシングルハンドで使っております。両手で持たなければならない理由が全く無いからです。


ジョイントはStud Lock、スパイクも付いております。段巻きはHoughtonの様に密に巻かれ豪華な印象です。

リングは1920年代までの竿によく見られるフルオープンブリッジ。メノウ入りトップとの組み合わせではプラスチックラインではなく、シルクラインを使うべき竿です。

スピアが仕込まれた竿尻。


Reel Holderは、Universal Reel Holderというもので、固定されたホルダーとスライド可変式のホルダーの組み合わせでリールシートの長短を自在に合わせる事が可能です。


3 3/8の1912年チェックPerfectと一緒に。

Marston RodのInscription。
ここ数年はとんと出番が無いこの竿ですが、20世紀から21世紀の変わり目の時期、大河川での釣り、湖の釣りと、頻繁に供を申し付けられたものです。


Orava川は、ポーランドとの国境に近いスロバキアの銘川です。この川はグレーリングの名所で、ある時期かなり通いました。Oravsky Podzamokの村では、中世の城が川を扼した風景が圧巻。


両方ともグレーリングです。お供はMarston Double-Handed。タモはSharpe'sのテレスコピック。これまた長年の相棒。

これは懐かしのEtrachsee。5月の初旬はまだ湖に氷が浮いている頃ですが、6月からは爽やかな釣が楽しめます。ボートからの釣にはこのMarstonの10'4''の長さと胴調子が丁度似合います。

アルプスイワナがLoch Styleの3本毛鉤のチームに襲い掛かります。

もう20年以上着ているBarbourのOiled Coatを脱いでのんびりとシルクラインを浮かべます。

釣果はまあまあのサイズの虹鱒君。
ああ、次回は釣行記を書きたいものです。