最適化問題に対する超高速&安定計算

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都心回帰

2006年01月08日 22時43分31秒 | Weblog
80年代は大学の郊外移転ラッシュだったが、最近では全く正反対に大学の都心回帰がブームになっている。これからしばらく(おそらく数十年は)、自然増による人口増加は望めないので地方の大学の閉鎖から始まって、20年後ぐらいまでには現在の中堅大学も危険な状態になると言われている。ただし現在大学改革を行っている世代に取っては定年後の話なので、どうも真剣味が足りないように思う(あるいは無能か)。
都心の人口は今後もあまり減らないということなので(地震で減るのも一時的か)、多くの大学が可能ならば都心へのキャンパス移転や増強を狙っている。この時期に郊外へ移転した京大工学研究科などは大変勇気があると思う。都心回帰に反対する人もいて、理由の一つには都心に存在する幾つかの大学を例に挙げて、偏差値が低いことを根拠にしている。しかし都心に存在するからこそ、現在程度の偏差値低下で済んでいるとも言える。何の努力も無く、ただ単に東京にあるからと言って人気が上がるはずはない。
ただ都心には若い人は減っていくので、特に公立の小中学校は統廃合が進むだろう。そこを狙って大学が進出していくというのも良く聞く話だ。
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