最適化問題に対する超高速&安定計算

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Ubuntu 11.04 での SDPA のインストール その3

2011年05月16日 05時43分11秒 | Weblog
Ubuntu では apt-get による SDPA の自動インストールが可能となっているが、リンクする BLAS の最適化レベルが低いので、例えば自分で SDPA をソースから make して GotoBLAS2 等をリンクした際の性能とは大きく異なる。

○問題 mcp500-1.dat-s
SDPA (Ubuntu 11.04) : 5.38秒(2コア)
SDPA + GotoBLAS2 : 3.26秒(2コア)

○問題 theta6.dat-s
SDPA (Ubuntu 11.04) : 63.16秒(2コア)
SDPA + GotoBLAS2 : 52.24秒(2コア)


○計算サーバ1 (4 CPU x 6 コア = 24 コア)
CPU : AMD Opteron 8439 (2.80GHz / 6MB L3) x 4
Memory : 128GB (32 x 4GB / 800MHz)
OS : Fedora 14 for x86_64
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2 コメント

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Unknown (Fujisawa Katsuki)
2011-05-17 22:08:00
ATLAS だと -t スレッド数として configure するときに指定する必要がありますので、1に固定は仕方が無いと思います。

ただし、SDPA 自体もマルチスレッド化されていますので、ATLAS とリンクしてもマルチスレッド化のメリットはあるわけです。
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Unknown (Nakata Maho)
2011-05-17 13:37:32
ubuntu上では、ATLASが生成するスレッドはコア数は常に1となります。実行時にコア数に応じてスレッドを生成するということはしません。コア数はビルドしたマシンのコア数で固定されたライブラリが生成されます。
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