ドライバーの待ち時間を減らす日清食品、物流2024年問題で求められる荷主の役割
トラックドライバーの時間外労働などに上限規制がかかり、営業用トラックの貨物輸送力が低下すると懸念されている「物流2024年問題」。ドライバーの拘束時間を削減するために改善が求められているのが「待ち時間」の課題だ。
従来、倉庫などでの待ち時間がドライバーの拘束時間を延ばす要因になっていた。トラックが到着してから荷物の積み降ろしを開始するまで1時間以上待つことも珍しくない。ドライバーが荷物を積み降ろしする「荷役作業」を受け持つこともあり、拘束時間に影響していた。NTTデータの調査によれば、ドライバーの稼働時間全体のうち、荷役や検品・仕分けなどの付帯作業、荷待ちといった運転以外の作業が2割近くも占めるという。