名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS1-10 居飛車穴熊に藤井システム(18)

2023-06-16 | 基本定跡の研究

最後に端歩を受ける穴熊について調べてみます。

まだ急戦もあるし、天守閣美濃もあるし、という状況です。48玉33角37桂44歩39玉43金47金

85歩77角22玉65歩32金

ここで仕掛けると、25桂42角45歩55歩

角筋の攻めだけではうまくいきません。47金か78銀を繰り出して55歩を取ろうとする間に24歩~25歩と桂を取られてしまうので後手有利になるようで、評価値は-420です。

戻って

待つ手としては67銀が良いようです。12香ならば25桂42角45歩

11玉64歩同歩44歩同銀45歩33銀

33同桂成同角同角成同金寄56銀

評価値は0付近、形勢は互角です。

67銀に12香のところで45歩を突かれたら

角交換には応じにくいので、66銀46歩同金44歩

47金12香75銀42角

64歩同歩45歩11玉44歩同銀

15歩同歩13歩同香25桂22銀64銀

評価値は+38、形勢互角の進行です。

 

居飛車穴熊もずいぶん検討してみましたが、藤井システムの工夫でうまくいく例もあり、形勢互角のところもある、という状態です。78銀型(32銀型)は振り飛車党にとってなじみ深いので、採用しても良いのではないでしょうか。

 


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