名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS1-17 居飛車穴熊に54銀型四間飛車(10)

2024-07-09 | 基本定跡の研究

次の先手の作戦は、77角のままで金を79に寄せておいて、

82玉に35歩同歩24歩同歩65歩

シンプルな角交換で2筋を破る指し方です。石井先生は77角成同桂ではだめだと65同桂。33角成同桂に

68銀と引く手も解説されていますが、24飛を選ぶと57桂成同金46歩同歩48角

47金15角成21飛成

馬を14~32馬か、25馬~43馬と引いて戦うのですが、この図の評価値はすでに+493あってはっきり先手有利です。先手の穴熊は堅くないのですが、後手の美濃囲いも堅くないのです。念のため本の手順を追っていくと、14馬57金32馬11竜22馬

61竜同銀34桂32飛22桂成同飛

23歩同飛34角は21飛52角成同金

後手は21飛と我慢しているから難しいとされています。でも63銀打に51金打

71角があるから、51同飛同金72金22飛というところですが

この図の評価値は+1253、先手優勢です。先手が少し駒得で攻め駒は4枚、先手玉は遠く、後手玉は堅くないです。

戻って

この図では77角成同桂のほうが優ります。

石井先生は24飛が残るからだめだというのですが (それは一応正しいけれど) 、65同桂同桂33角53桂成同金34歩

後手の粘りも利かなさそうです。44角24飛22歩55歩同角56銀

後手は88角成か19角成ということになりますが、先手からは86桂、33歩成同桂34歩、31角、など指したい手が多いです。この図の評価値は+274の先手良し。いずれにせよ先手が良くなる形なのでした。

後手の次善策だと示されるのですが、後手から角を換えて

65桂同桂33角ではなくて、46歩同歩49角があります。

これは話が長くなるので明日調べましょう。

 

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