後手の工夫が必要です。83銀ではだめだったので95歩。
65歩には77角成同桂65桂同桂同銀
24歩に64角を打てるというのが
63歩の形の長所なわけですが、実は27飛と逃げて、19角成23歩成でも、24歩同飛22歩66ぐ54銀31角でも先手有利です。石井先生は26飛にしていますが、AIの27飛でも同じことで、96歩同歩97歩同香85桂89桂19角成23歩成92香打で後手良しだと。でも32と の局面は
評価値+711のはっきり先手有利なのです。
戻って
解説では37角同角成同桂64角
ここも23歩成37角成24飛としても、27飛24歩同飛22歩66歩54銀31角としても先手有利です。解説では55角同角同歩ですが、49角68金引に35歩
と桂頭を攻めれば、23歩成には27歩があるので、評価値は-177の後手良し。それを35歩ではなくて、46歩同歩76角成23歩成96歩同歩97歩同香66銀
という実戦例があるのでしょう。難しいとされているのですが、66同銀同馬57銀
後手の飛のさばきを抑えて、32とから攻めれば先手有利。評価値は+320あります。
ということでこの変化についてはいろいろ間違いがあるのですが、先手良しです。
戻って
65歩には (本には書いていないのですが) 同桂しかなさそうです。33角成同桂68銀
73角は後で75歩を突かれるのが気になるから、64角18飛46歩同歩同飛
ここで66歩は評価値+22の互角です。22角を選んで45桂11角成49飛成
55歩同角同馬同銀38角
38同竜同飛49角18飛48歩
後手がうまく攻めているようですが、41飛57角成同銀57桂成22角
これで67銀は助かります。取り合いが最善で、67成桂55角成64銀45馬68金69香
先手の駒得が生きて、評価値は+134の先手ペース。
ということで
この形も後手が指せないことはないけれど、互角までは届かないというところです。63歩のままという工夫は今一つでした。石井先生の本にはもう少し違う変化も書いてあるのですが、この形はこれくらいで切り上げます。
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