名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS1-17 居飛車穴熊に54銀型四間飛車(6)

2024-07-05 | 基本定跡の研究

次は先手の角の移動が変わって

この図から、78金82玉86角

角を右翼に移動するのではなくて、7筋の歩を角で交換しようというのです。昨日見た78飛~75歩同歩同飛~78飛~28飛だと3手くらいかかる (後手が74歩を打つとして) のですが、86角~75歩同歩同角~86角~59角~37角だと2手余分にかかるだけで済みます。なので63金75歩同歩同角の時に

後手は74歩ではなくて46歩。同歩には45歩同歩同飛、角取りと49飛成が生じます。46同銀でも45銀

これも同じような意味ですね。先手は銀を取れないので55銀。後手は54銀と引いて

64銀47飛成63銀成同銀引

先手が78金としていたのは、47飛成が金取りにならないからということでした。実戦例があるようで、22歩74歩53角成65歩

21歩成66歩68金引67銀・・・というのは互角なのですが (石井先生は、変化はあるけど、後手も戦えるとしています。) AIに聞いてみると、ここで57金打とすれば先手有利だと。

戻って

この図で22歩には65歩が正しいようです。

21歩成74歩53角成66歩68金引67銀

実戦の進行と同じ図に合流して、評価値は+45、互角です。ちょっと手順前後がありそうだということですね。

他の変化も考えられて、

先に68金引とすると、77歩同金右76歩同金66歩

64歩74銀66角同角同金39角

これは後手が良さそうなのですが、68飛57銀67金引68銀成同銀引

この図の評価値は0近辺の互角です。

他には

ここで22歩を打たないで、53角成65歩77金打

この図の評価値は+110、わずかな違いを信用して良いかどうかわかりませんが、一応先手ペースの範囲です。

結局はいろいろな変化があって互角ということなのでしょう。

 

コメント
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