名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS1-18 居飛車穴熊に32銀型四間飛車(1)

2024-07-16 | 基本定跡の研究

次も後手の左銀の位置が変わります。初手から76歩34歩26歩44歩25歩33角48銀42飛68玉72銀78玉94歩56歩52金左58金右32銀57銀62玉

先手の右46銀急戦を警戒しているのでしょう、ここで後手玉を移動しています。77角64歩88玉74歩66歩

73桂や54銀とされる前に、先手が66歩と角筋を止めているのもちょっと変な手順だという気はしますが、73桂98香71玉99玉63金

後手は左銀を32に置いたままの駒組です。88銀95歩67金82玉36歩45歩

35歩同歩38飛あるいは46銀の攻め筋を避けるために45歩を突きます。78金54歩16歩14歩37桂

先手は65歩から角交換ではうまくいかなさそうで、右桂を使うのが自然でしょうか。ここで41銀68角52銀

下から左銀を移動して52へ。後手玉が堅くなりました。46歩同歩同銀65歩

軽く反撃をして、55歩には同角同銀49飛成

この攻め筋は見たことがあります。46銀19竜48飛66歩同銀64香

石井先生は良い勝負だとしています。AIの評価値は+317で先手有利。もう少し先を見てみると、22角の受けがあって、後手は角の利きを止められないから66香同角成

角金交換は対穴熊だと駒損ではない場合がありますが、馬は手厚いので後手有利のほうが正しいでしょう。65金57馬55歩

ここは49歩や79香の受けでも良いようですが、86角66歩31角成

2枚目の馬を作り、64歩や64香が生じるので後手の65金は動かしにくいです。評価値は+447に上がっているので、後手有利は間違いありません。


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