名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

SS1-17 居飛車穴熊に54銀型四間飛車(13)

2024-07-12 | 基本定跡の研究

今度は先手の工夫です。これまで79金の形でしたが

78金型に代えてみましょう。後に49角を打たれても67金にひもがついています。すなわち84歩に35歩同歩24歩同歩65歩

今度は77角成同桂49角の筋が1手遅くなっているわけで、後手は65同桂を選びます。33角成同桂に68銀

24飛から攻めるのは78金が浮いているので無理だったでしょう。さて後手の方針が岐れますが、3歩得なので22飛と我慢すると、66角43金75歩

83銀74歩同銀48角69角

66桂は殺されるのですが、馬を作ることはできます。79銀右47角成66歩

この図の評価値は+111、先手ペースに近い互角です。

戻って

後手が攻め合いを選べば、46歩同歩同飛24飛45桂

この時は84歩よりも82玉のほうが良かったのかもしれません。まあ21飛成に62金寄

とするのは、49飛成に16角が厳しすぎたからです。43歩に69角79金58角成

78金が浮いていたので、馬を作れたというのが後手の主張です。42歩成57桂左成51と

金銀のはがし合いになります。67成桂61と同銀67銀同馬

83桂82玉91桂成72金打

この図の評価値は0近辺の互角です。いい勝負でしょう。

ということで互いの最善形がわかりました。石井先生の本とは違ってくるので覚えておきましょう。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする