名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS1-13 角道オープン四間飛車(23)

2023-08-27 | 基本定跡の研究

最初のころに戻って

先手が早くに25歩を決めると、ちょっと話が変わります。後手は普通の四間飛車に戻すことはできず、62玉48銀72玉68玉88角成

角交換四間飛車になるのは当然でしょう。88同銀22銀78玉33銀58金右82玉46歩

似たような形の復習ですが、このタイミングならば44歩47銀45歩同歩同飛36角は先手良しです。72銀47銀22飛

後手は向い飛車に転じます。ここは分岐点なのですが、77銀24歩同歩同銀

先手が早くに25歩を突いていると、後手から「逆棒銀」で攻めることはできます。従来は36銀25歩56角・・・先手良しということになっていたのですが、AIに聞くと、36銀に32金

後手は25歩を打たない方が良いみたいです。33銀と引いて25歩を打たせる / 25歩を打たれて33銀と引く 形で、評価値は+74、先手はちょっと失敗して評価値を下げています。

AIの推奨は56角です。

後手に選択肢があって、32金34角33金23歩52飛

これは56角と引いて36銀~45銀と繰り出す感じで先手有利になるようです。わかりにくいですけど。

あるいはこの図から

39角38飛27歩

39飛28歩成49飛33銀36銀

と金を作って駒を取れますが、角損では後手不利です。

また戻って

33銀23歩52飛

この図の評価値は+105、先手が少し損をしている / 56角の働きが今一つだということでしょう。

ということでさらに戻って

ここで77銀24歩同歩同銀では面白くない、だから36歩を突いて2筋に備えようということになります。

 


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