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名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

SS4-11 中央位取り中飛車(32)

2024-12-28 | 基本定跡の研究

先手としては、居玉のまま銀を繰り出せば

「銀対抗」で後手の速攻を封じることはできます。52金右48玉14歩16歩32銀

後手は通常の形に戻すこともできましたが、左美濃を志向しました。38玉44歩54歩同歩同飛

43金型を作られる前に、先手が5筋の歩を切るのも自然です。後手の駒組ですが、43金としないで43銀59飛32玉28玉31角

34歩を突いていないので、引き角にしやすいのです。38銀22玉546歩32銀

後手は2手損ですが左美濃に組みなおせました。先手は5筋の位を取ってから歩を交換しているので手損です。なのでこの局面は互角なのですが、58金左に73銀

先手は8筋に負担があります。一応は68金86歩同歩同角同角同飛78金

金を左に移動すれば8筋は受かります。64銀87歩84飛77桂73桂

こうなると互いの金の位置で玉の堅さに違いがあり、後手の作戦勝ちです。評価値は-298、後手が勝ちやすいでしょう。

戻って

先手としては68角と引いて86歩同歩同角77桂

こう受ければ軽い形で指しやすいです。

なので長谷部先生は、

68角には86歩同歩87歩77銀62銀

これで後手が指しやすいとしています。評価値は-45、後手の銀の動きが手損なので、それほど評価値は良くならないです。

AIに聞くと、

68角には86歩同歩64銀だと。

また戻るのが不思議ですが、77角には88歩があります。銀を引かずに86歩は同角が難しかったので、手順を工夫して86同歩の形に限定したという意味でした。さて、36歩には87歩77銀75歩

後手は調子よく攻めることができます。75同歩同銀76歩88歩成

88同銀は86銀なので、75歩78と57角 (ここで88歩もある) 77と同桂86飛

飛をさばいて76歩もあるので後手有利、評価値は-344です。

戻って

先手はのんびりできません。54歩と垂らしてけん制しておくところでしょう。87歩77銀73桂

後手の駒に勢いがあります。66歩43金47金52飛

54歩を金で取ることができるので、評価値は-212の後手良し。

この場合は後手の左美濃引き角が良い作戦なのでした。「銀対抗」では先手に攻撃力がないからです。