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名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

SS4-11 中央位取り中飛車(23)

2024-12-19 | 基本定跡の研究

先手が位を失う変化の最後は

後手が74歩~73桂とするのではなく、銀を上がって中央を厚く構える穏健策です。放置して54銀と上がられると、55銀同銀同飛とか同角の筋はあるものの、後手有利になります。ここは55銀の一手で、54歩66銀

77角としていないので、54同銀と取れないタイミングでした。つまり前の図で後手は53銀右とするしか、この図にならないのでした。ここからは駒組が続き、64歩77角52金右28玉63金38銀14歩16歩74歩59飛73桂78金85歩

多少の手順前後はあっても、穏当な形でしょう。後手にとって都合が良いのは、46歩94歩96歩31金47銀65歩

57銀77角成同桂85歩同歩同飛

87歩82飛56銀直64金38金75歩

自然に桂頭を攻めて後手有利、評価値は-656です。

先手の変化をAIに聞くと、後ろのほうから、

87歩の代わりに52角

この時の受け方は64金、62銀、72角と3通りあって、先手陣の形によって変わります。この場合は先手陣の金銀がバラバラなので、64金61角成89角

87歩78角成86歩77馬と踏み込んで

この図の評価値は-268の後手良しです。使い分けないといけないのでちょっと面倒です。先手陣が堅ければ62銀や72角と受けるところですし、

47銀の代わりに45歩ならば44歩同歩同銀が最善

であったり、

26歩の場合は44角25歩65歩

という仕掛け方が最善だったり、細かくみると難しいです。

また先手としてはもっと前に

銀を引いて角交換を挑むのも有力です。後手は角を交換するのが最善ではない、というのは77角成同桂31金45銀

先手の左銀の進出が早いです。86歩同歩同飛には52角62銀45銀

75歩87歩84飛54銀同金同飛

この図の評価値は+54の互角です。

と言って

45銀を防ぐために33桂としても86歩があって

86同歩は83歩同飛72角の筋ですね。先手は8筋から攻めることになるか。この図の評価値は0付近の互角です。

ということで

後手は角を交換せず、44銀68角52飛

46銀55歩66歩53銀上26歩54銀77桂

こんな展開で評価値は-103です。後手の穏健策はあるけれど、馬鹿の一つ覚えで済むような話ではありません。