三間飛車で書き残したところがあるので付け足しておきます。
テキストは西川和弘先生の「西川流振り飛車居飛車穴熊破り」の三間飛車の部分です。前に取り上げたのは戸辺先生の本で、先手石田流から後手が穴熊にした場合でした。ちょっと違います。
普通の先手三間飛車には、後手の急戦が難しいので、(プロならば得に) 居飛車穴熊が多いです。初手からの手順は飛ばして良いでしょうか。この図からスタート。
67銀11玉75歩
94歩68角84飛76飛
先手は簡単に石田流に組み替えることができました。( 戸辺先生は石田流から始めていたので、先手は88角のままで、77角~78金~65歩と開戦していました。) 22銀77桂51金右56歩54歩78金
左金を78に置くのが西川流、手元にないのですが、小倉久史先生の下町流もこれでした。後手の53銀はあまり良い手ではないようですが、74歩
先手の仕掛けが始まります。74同飛で飛交換するのは83飛があるので先手良し。74同歩に57角もありそうですが46角を選び
馬を作れたら後手に代償がないです。55歩には同角もありますが、55同歩を選び44銀
54歩55銀57角
82飛74飛73歩84飛
飛交換となり、その図の評価値は+622ではっきり先手有利。西川先生は先手優勢としています。