先手の工夫は68玉や78金を保留して48銀を先にすることです。ダイレクト向い飛車には、ゆっくり指して指しやすくなるでしょう。ただし84歩を突かれたときに対応できなければなりません。
78金85歩24歩同歩同飛32金
ここは58玉が最善で、相掛りになります。(アマチュアの) 後手はダイレクト向い飛車と相掛りの両方を指しこなせなければならないというのはハードルが高そうです。9筋の位が生きるわけでもないので、評価値はやや上がり+123、先手ペースです。
(多分) 実戦例は38金86歩同歩同飛34飛
横歩取りに進行しています。でも88角成同銀45角
これは先手がまずいです。77角88飛成同角34角
定跡のような手順進行ですが、11角成に87銀が最善で後手有利。33桂でも悪くはなく、84飛 (悪手) 24飛
25歩67角成
詰めろ飛取りで返して後手勝勢です。
戻って
私ならば (角換わりマニアなので) 78金85歩77角としてしまいそうですが、
77同角成同金22銀24歩同歩同飛
先手は2筋の歩を切れるものの、評価値は0近辺の互角です。ということで相掛りが最善のようです。