名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS1-12 右四間飛車(8)

2023-06-28 | 基本定跡の研究

舟囲いの最後に、54歩型を調べておきます。(37桂型のほうですが)

これも案外に攻めにくくて、25桂に24角は後手の反撃力が少なくて先手良しになりそう。よって25桂22角45歩

と進みます。ここで35歩44歩同角同角同銀というのもあるようです(互角)。45同歩は22角成同飛77角42飛11角成

後手から反撃力が低いので、桂を取らせない32銀12馬37角22馬をAIは最善と読んでいます。

評価値は+70の互角です。

戻って

24歩44歩同銀

が本筋のようです。ただし44同角を選んで同角同銀31飛32飛86角成71角

という図も難しいです。評価値は+132で、45銀53銀54銀同銀41飛成・・・で先手良しになりそう。

また脇にそれてしまいましたが、戻って24歩44歩同銀の図です。

45歩53銀では攻めにくいので、45銀同銀22角成同飛45飛25歩

41飛成も42飛とぶつけられるので、77角42飛同飛成同金のほうが少し得ですが、

この図の評価値は-151、後手もちです。先に桂を取られているからでしょうか。22飛41歩12飛成に49飛か65銀で終盤に入ります。

舟囲いでの右四間飛車急戦はここまで。四間飛車側は十分に対応できています。右四間飛車側は玉を固めてから攻めることもできるので(優秀です)、あれこれ見ていきたいと思います。

なお振り飛車の囲いは美濃囲いしかないでしょう。穴熊では攻めつぶされるでしょうし、耀龍四間飛車のような72玉62金型では玉が薄すぎます。でも言葉だけではわかりにくいですかね。これらを先に見ておきましょうか。なので舟囲いがもう少し続きます。

 

コメント
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