名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS1-11 ミレニアム(3)

2023-06-19 | 基本定跡の研究

出典がどこからかが探せないのですが、このブログのどこかの記事にでていました。

ミレニアムに対して64金の形にするよりも、74歩を突いてから、89玉73銀79金72玉68金寄54歩78金寄62金寄59銀64銀

右銀を64に持ってくる方が堅いのだと。68銀52飛96歩55歩

同じ筋で反撃してみます。55同歩同銀24歩同歩53歩

53同飛57角51角24角33桂

この局面の評価値は+96、先手の得は保っていますが、指しやすいというほどでは無いようです。進行例は36歩52飛75歩同歩37桂

7筋の歩を突き捨てるのは、22飛に33角成28飛成43馬と進んだ時に有効だということのようです。76歩85桂64銀25桂

25同桂51角成同飛25飛77桂

77同銀左同歩成同金と進んで先手良し(評価値は+264)のようですが、後手が戦えないこともないというくらいです。43銀が使いにくいのがマイナスなのでしょう。

昨日のコメントに関連した手順で、55歩同歩同銀24歩66銀

これが結構面倒です。53歩同飛65桂54飛を入れるのも難解ですし、単に23歩成77銀不成同銀左42角32銀

AIはこの32銀が有力だというのですが、27歩(27同飛には54角の意味)43銀不成28歩成52銀成同金寄

この図の評価値は-87、玉の堅さよりも駒の損得のほうを重く見ているようです。

先手は他の指し方を選ぶこともできます。右銀を46に出て、

5筋を守ります。7筋は

左銀で守ります。でもこれは

後手に飛を7筋に転回されてちょっと指しにくいようです。

また

角を先に引いて、22飛66歩55歩67銀と受けられるのですが、また52飛と使われると

難しいようです。

藤井システムからでも、ミレニアム対策ができるということはわかりました。

 

コメント
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