名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS2-13 32飛戦法(6)

2024-08-18 | 基本定跡の研究

この図から

22角成同銀65角74角

43角成47角成

48飛46歩・・・を調べましたが互角でした。先手がもっとゆっくり指すならば、58金右74馬

駒の損得はないので互角です。24歩同歩同飛23歩28飛42金

32馬同金は駒損ですし、44歩52金上も攻め切れません。44馬が正しく、33銀

AIによると55馬22飛36歩24歩37桂54金46馬

この展開のほうがわかりやすく、評価値は+116で、やや先手が指しやすいか。

長岡先生の本では66馬と引いていて後手は22飛

2筋の歩を伸ばそうという作戦です。36歩には64馬があって、35歩43金

この図の評価値は0近辺の互角です。64馬を回避するために、先手としては66馬よりは55馬のほうがわかりやすかったというわけでした。

戻って

この図では先手は2筋を桂で守るか銀で守るかという選択です。銀で守るというのは、48銀24歩47銀25歩36銀26歩

AIによると24歩同飛25歩22飛26飛

この図の評価値は+95、先手が悪くはありません。

本に書いてあるのは

単に25歩と受けて、35歩同銀25飛

26銀に27歩同飛85飛

長岡先生は「後手はっきり優勢」と書いているので自信があるのでしょうが、38馬と87飛成の両ねらいです。でも35銀が好手で、飛を成りあうわけにもいかず、22歩は44銀、24歩は同銀です。最善の35同飛21飛成の図は

評価値+311で先手有利です。

後手の修正案は

25歩に27歩成です。

27同飛は38馬26飛28歩、27同銀には25飛、どちらも同じくらいの評価値で、-40ほど。すこし後手に分がある互角です。だから先手としては24歩同飛25歩22飛26飛と進めるのが良いのでした。

 


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