名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS2-13 32飛戦法(5)

2024-08-17 | 基本定跡の研究

またここまでの復習から。この図で

22角成同銀65角74角

43角成47角成

48飛46歩に (最善ではないけれど) 47飛同歩成65角

42飛同馬同金47角

後手は33角が良い手で、46飛と45飛を見てきましたが、最後の手段は44歩です。

44同角46飛に43歩を解説されていて

44同飛同歩に65角と出ます。

が、83角成としても評価値は+60、先手に振れていました。54歩同角51飛

と進むのですが、実は54歩に83角成を選べば、評価値は+166の先手ペースでした。
この図では21角成同飛54桂53玉42角成同玉54角43飛

これで評価値は0近辺の互角です。

戻って

65角打を解説されていて、54飛同角51飛で後手優勢とされているのですが、評価値は0近辺の互角です。

それよりは言及のある、65角打に64歩21角成65歩22馬

先手十分とされていますが、評価値は-556の後手有利です。57飛成58歩51竜としておけば、二枚替えでも飛角を持っています。

とあちこち解説が間違っているのですが、最初に戻って

この44歩に同角46飛には33角が正しいようなのです。

先手は1歩渡して1手得、44歩を打てるということになるのですが、後手は堂々と72銀。43歩成には

99角成42と44香

これは歩切れが痛いという図です。評価値は-152の後手ペース。

結局のところ

この図は33角と打って後手が指しやすいので先手は避けなさい、という話なのでした。


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