先手番大山先生の手を考えます。
第1問
放置すると55歩を取られます。
A 54歩 B 56銀 C 65歩
第2問
反撃をねらいます。
A 98香 B 86角 C 86歩
第3問
ちょっとしたテクニックです。
A 35飛 B 33同銀成 C 23銀成
第4問
あとは仕上げの手順です。まぎれが少ないのは?
A 62馬 B 52馬 C 26香
先手番大山先生の手を考えます。
第1問
放置すると55歩を取られます。
A 54歩 B 56銀 C 65歩
第2問
反撃をねらいます。
A 98香 B 86角 C 86歩
第3問
ちょっとしたテクニックです。
A 35飛 B 33同銀成 C 23銀成
第4問
あとは仕上げの手順です。まぎれが少ないのは?
A 62馬 B 52馬 C 26香
今日の棋譜20190508
昭和41年9月、丸田祐三先生と第14回王座戦第2局です。
大山先生の中央位取り中飛車です。
66歩~67銀は角頭を守るおとなしい組み方です。
64銀には65歩
65歩を取れば銀を殺す手順はどこかで見覚えがあります。近年の将棋でもあったかもしれません。
丸田先生は銀を取ってもらえば6筋から攻める体制です。
なかなか取ってもらえないので桂を跳ねました。
大山先生が銀の方を取って飛を浮くのは妥当なところです。
54歩に86角は中央からの反撃を見ています。
丸田先生は34飛をどう防ぐかというのは悩ましいです。ひねれば44桂34飛33歩35飛66歩というのもありそうですが形が悪いです。33銀では53銀があるし、44角34飛33歩44飛というのは嫌か。本譜は35桂の受けで
桂を打たされたのは面白くないです。
それでも99角成を実現して、駒得なので良い勝負です。
45銀に89馬(33馬25銀というのもあるか)56歩を利かせたのは良いとして、34銀をどう防ぐか。33香が一番手堅いのだと思います。桂を守る79馬も有力です。
66歩は攻め合いですが、34歩を取られて
33歩の受けに23銀成同玉35飛というのが実戦的な手順で先手よしになったのかも。
というのは5筋を受けにくいのです。53歩と打てば歩切れで25飛がうるさい、
なので歩を手持ちにしたまま53香ですが、桂を打たれて取るしかなく
この寄せ合いは先手玉が遠すぎます。
美濃囲いではないのが大山先生に幸いしました。詰めろもかからないので強く寄せることができます。
26香から後手玉を上につり出すことができて
飛を取り
これで寄り筋です。
21桂のほうを取り
これで受け無し、投了図です。
大山先生は乱戦の指し方も知っているという感じです。形勢は難しくても、嫌なところをついて一気に寄せに入りました。
#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.41 棋譜ファイル ----
開始日時:1966/09/17
手合割:平手
先手:大山名人
後手:丸田祐三8段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 5六歩(57)
4 3四歩(33)
5 5五歩(56)
6 6二銀(71)
7 5八飛(28)
8 4二玉(51)
9 7七角(88)
10 3二玉(42)
11 6八銀(79)
12 4二銀(31)
13 4八玉(59)
14 5二金(61)
15 3八玉(48)
16 7四歩(73)
17 6六歩(67)
18 7三銀(62)
19 6七銀(68)
20 6四銀(73)
21 6五歩(66)
22 同 銀(64)
23 6八角(77)
24 6四歩(63)
25 7七桂(89)
26 6二飛(82)
27 2八玉(38)
28 7三桂(81)
29 3八金(49)
30 8五桂(73)
31 6五桂(77)
32 同 歩(64)
33 5六飛(58)
34 5四歩(53)
35 8六角(68)
36 5五歩(54)
37 3六飛(56)
38 3五桂打
39 5八金(69)
40 5六歩(55)
41 同 銀(67)
42 9九角成(22)
43 4五銀(56)
44 8九馬(99)
45 5六歩打
46 6六歩(65)
47 3四銀(45)
48 3三歩打
49 2三銀成(34)
50 同 玉(32)
51 3五飛(36)
52 3四歩(33)
53 5五飛(35)
54 5三香打
55 5四桂打
56 同 香(53)
57 同 飛(55)
58 6七歩成(66)
59 5三銀打
60 同 銀(42)
61 同 角成(86)
62 5八と(67)
63 2六香打
64 2四歩打
65 同 香(26)
66 同 玉(23)
67 6二馬(53)
68 同 金(52)
69 2二飛打
70 2三金打
71 3五銀打
72 3三玉(24)
73 2一飛成(22)
74 3五歩(34)
75 4一龍(21)
76 投了
まで75手で先手の勝ち