飛び出せ! 北の宇宙基地

北の地である北海道で、人工衛星の開発などを行っている 北海道工業大学 佐鳥研究室の活動日記です。

読書メモ(光化学)

2008-10-20 21:06:32 | 佐鳥新の教授&社長日記
最近ハイパースペクトル技術の応用分野を調べる過程で読んだ書籍の中の1冊である。
有機化合物は官能基で特徴付けられるが、官能基の多くは200nm-300nm付近の真空紫外域(VUV)に吸収帯を持っている。つまり、真空紫外で励起し、その蛍光スペクトルをハイパースペクトル・イメージング・センサー(ハイパースペクトルカメラ)で分析すれば、原理的には多くの化学物質を非破壊的に検出することができるといえる。

----------------------------------
書 名: 光化学
執筆者: 杉森 彰
出版社: 裳華房


----------------------------------
第1章 化学の一分野としての光化学

第2章 光反応と熱反応との鮮やかな対比

第3章 励起状態

第4章 光化学反応の特質

第5章 光電子移動

第6章 増感---光化学における触媒

第7章 官能基の光化学特性と光反応の型

第8章 光化学の実験的方法I  光反応による物質の合成

第9章 光化学の実験的方法II  光化学反応機構の解明

第10章 自然界における光化学現象

第11章 光化学の応用

第12章 光化学の位置づけと放射線化学・電気化学
----------------------------------


読書メモ(日本の宇宙戦略)

2008-10-19 08:06:07 | 佐鳥新の教授&社長日記
現在の日本には宇宙法の専門家は5名程度しかいないと言われているが、青木先生は業界的にも第一人者として著名な方である。
先般、宇宙基本法が制定されたものの、本書を読めば従来の日本の平和観と国際社会の常識との乖離を読み取れるだろう。

----------------------------------
書 名: 日本の宇宙戦略
執筆者: 青木 節子
出版社: 慶応義塾大学出版会


----------------------------------
はじめに 真の「宇宙大国」をめざして
第1章 宇宙開発・利用の歴史
第2章 国際宇宙法の基本原則
第3章 衛星通信における自由と公平
第4章 宇宙の軍備管理
第5章 宇宙の平和利用原則―――日本独自の「非軍事」の解釈
第6章 宇宙環境の保護―――宇宙のゴミ問題
第7章 宇宙産業化と国内法
第8章 アジアの宇宙開発利用と国際協力―――地域協力への道
終章  岐路に立つ宇宙政策
----------------------------------


読書メモ(レーザー光化学)

2008-10-18 21:10:01 | 佐鳥新の教授&社長日記
真空紫外域での分子の発光過程は、分子構造の変化を伴う面白い現象である。第5章の超音速ジェットの話題は、20年ぐらい前に分子クラスターに原子核で見られるようなマジックナンバーが発見されことから多くの研究者の注目を集めた研究が流行ったことがあるが、このあたりの研究からの分岐した分野のように思われる。分光学の教科書に書いてある分子遷移過程だけではなく、よりダイナミックな反応過程を知ることができるので面白い。輻射を伴う原子・分子過程の奥深い一面を垣間見ることができるだろう。

----------------------------------
書 名: レーザー光化学
執筆者: 伊藤 道也 著
出版社: 裳華房


----------------------------------
第1章 電子励起状態の生成
1.1 分子の電子エネルギー遷移
1.2 遷移モーメントと吸収スペクトルの積分強度
1.3 吸収スペクトルと振動構造
1.4 一重項励起状態と三重項励起状態

第2章 電子励起状態の緩和過程
2.1 一重項励起状態のエネルギー消失過程
2.2 電子励起状態のダイナミックス
2.3 三重項励起状態の緩和過程

第3章 レーザーについて
3.1 閃光光分解法から超高速レーザー分光へ
3.2 レーザーの原理
3.3 レーザー光とその性質

第4章 超高速分光
4.1 励起状態のダイナミックス
4.2 時間分解蛍光
4.3 時間分解吸収スペクトル
4.4 時間分解振動スペクトル

第5章 超音速ジェット分光
5.1 超音速ジェット分光とは
5.2 ジェット冷却分子の蛍光励起スペクトルと単一振動準位からの蛍光
5.3 電子励起状態からの光イオン化と質量分析
5.4 ファンデアワールス錯体と分子クラスター

第6章 励起エネルギー移動
6.1 一重項励起エネルギー移動
6.2 エネルギー移動のフェルスターモデル
6.3 三重項励起エネルギー移動

第7章 電子移動と電荷移動錯体
7.1 電子移動について
7.2 基底状態電荷移動錯体
7.3 励起状態電荷移動錯体の生成とそのダイナミックス
7.4 超音速ジェット中の分子内エキシプレックス生成
7.5 ファンデアワールス錯体からエキシプレックス・エキシマーの生成

第8章 励起状態プロトン移動
8.1 励起状態プロトン移動
8.2 分子内励起状態プロトン移動のダイナミックス
8.3 分子間励起状態プロトン移動
8.4 超音速ジェット中の液媒クラスターの構造と励起プロトン移動

第9章 光異性化反応
9.1 π電子系を結ぶ結合のねじれによる異性化反応
9.2 二重結合のシス・トランス異性化反応
9.3 開環・閉環をともなう異性化

第10章 生命科学研究における励起エネルギー移動・電子移動
10.1 エネルギー移動やエキシマー生成の生命科学への応用
10.2 プローブ結合核酸におけるエキシマー形成による核酸融合の検出
10.3 核酸中の電子移動
10.4 光合成系における励起エネルギー移動と電子移動
10.5 生体物質における超高速分光
10.6 近接場光学顕微鏡による生体単分子の検出とその機能解析
 
----------------------------------


宇宙関連情報: ハッブル宇宙望遠鏡に致命的な障害が発生

2008-10-18 07:05:15 | 北海道衛星
ハッブル宇宙望遠鏡に致命的な障害が発生、データ送信系システムがダウン

ハッブル宇宙望遠鏡(HST)データ送信系システムがシステムダウンを起こしたことが29 日までに明らかと。データ送信系システム・ダウンによりHST は現在、地球へのデータ送信不能状態となっており、NASA ではバックアップシステムを使った復旧作業を試みている。NASA によると不具合が生じたのはHST で撮影したデータをフォーマットして、地上に送信するためのCUSDF(Control Unit/Science Data Formatter)の2系統ある内の主系統「Side A」。今のところバックアップの「Side B」には問題は生じておらず、NASA では現在は「Side A」の機能を「Side B」に移すことで、送信系回復に向けた作業が続けられている。しかし、「Side B」にコントロールを移したことはこれまでになく「Side A」のプロシージャを「Side B」に移管する作業は今週いっぱいはかかる模様。来月にはスペースシャトル「アトランティス」(STS-125)によるHST 修理ミッションが予定されているが、このミッションではCUSDF は修理対象とされておらず、仮に今回ダウンしたCUSDF の部品交換する判断が下された場合、修理ミッションは作業内容は根底から覆されることとなり、「アトランティス」打上げも来年以降に延期となる見通し。NASA では現在、HST データ送信系システムをバックアップなしの「Side B」だけの運用とすることで、予定通り、「アトランティス」による修理ミッションを実施するか、CUSDF も修理対象に加えることで修理ミッションを延期するか、厳しい選択を迫れられている。

出典: 2008/9/30 02:19 【Technobahn】

宇宙関連情報: ESA のGPS 衛星「ガリレオ」がダウン

2008-10-17 06:32:25 | 北海道衛星
http://www.space-library.com/081005MS.pdf
2008/10/2 10:52 【Technobahn】

ESA のGPS 衛星「ガリレオ」がダウン、想定外の強度の宇宙線照射を受けた疑い

欧州が独自開発を進めてきたEU 版GPS 衛星「ガリレオ」実験衛星2号機「Giove-B」が9 月9 日にダウン、「セーフ・モード」に移行したことが1 日、明らかと。「Giove-B」管理・運用担当している欧州宇宙機関(ESA)によると衛星は機能障害は9 月24 日復旧と説明。「セーフ・モード」は衛星に何かしらの異常事態が生じた時に移行する緊急避難モードの一つ。「セーフ・モード」に移行すると衛星は衛星基幹システム維持に必要な最低限機器の運用だけを行う。今のところ、想定外の高エネルギー宇宙線照射を受け、電子機器が機能不全に陥ったことが、3衛星が「セーフ・モード」に移行した理由と見られているが、ESA では、今回の機能障害が、宇宙線の要因によるものか、それとも設計上のミスか、慎重に調査を進めるとしている。衛星は高エネルギー宇宙線に晒される恐れがあるため使われている半導体などの電子機器は人の致死量の数百倍に相当する2000 グレイ(20 万ラド)の放射線照射を受けても耐えられるよう設計されている。今回、「Giove-B」が「セーフ・
モード」移行原因が宇宙線とすると、運用上限の2000 グレイを越える宇宙線照射を受けたことになる。9 月28 日にはNASA「ハッブル宇宙望遠鏡」データ送信系システムも突然ダウンし機能不全に陥ったことも判明。

宇宙関連情報: GOSATの愛称は「いぶき」

2008-10-16 07:55:49 | 北海道衛星
来年初頭に打ち上げを待っている時期衛星GOSATの愛称が決まった。

-----------
温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT)の愛称募集結果について
http://www.jaxa.jp/press/2008/10/20081015_gosat_j.html

 (独)宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)、(独)国立環境研究所及び環
境省は、この冬打ち上げ予定の温室効果ガス観測技術衛星「GOSAT」に対し、
広く皆様に親しみを持っていただくため、平成20年7月10日(木)~9月10日
(水)の間愛称を募集したところ、多くの応募をいただきましたが、最終的に
以下のとおりと決定いたしましたので、お知らせいたします。

1.選考結果
  愛称「いぶき」 ローマ字表記は「IBUKI」

2.選定理由
  ・「いぶき」は、有効応募総数の中で高い割合を占め、多くの支持を得た
   愛称である。
  ・「地球の息づかい(息吹(いぶき))である二酸化炭素を観測する衛星」
   という意味合いをこめた提案理由が多くあり、GOSATのミッション内容を
   正確に表現している。
   また、「いぶき」には、活気と明るい未来を感じさせる響きがあるため。

3.応募状況
  応募総数 12,683件 うち有効応募総数 11,719件
  (内訳)
   インターネット 5,552件
   はがき     729件
   応募用紙    6,402件

4.愛称点数
  3,789点 このうち「いぶき」への応募提案者数は630名

(参考1)
 選定愛称ご提案者への特典としておりました抽選による「いぶき」打上げ見
学(種子島)につきましては、詳細をJAXAホームページにて公開しております。
 宇宙利用ミッション本部 サテライトナビゲーターより
 URL:http://www.satnavi.jaxa.jp/project/gosat/news/nameresult.html

(参考2)温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」について
 現在、世界で取り組もうとしている地球温暖化対策をさらに進めるためには、
地球温暖化の原因となる温室効果ガスの地球上でのふるまいを正しく知ること
が必要です。今年度打上げ予定の「いぶき 」は、宇宙から温室効果ガス(二
酸化炭素及びメタン)を観測する世界初の人工衛星です。「いぶき」のデータ
は、地球温暖化にかかわる地球の「今」を知り、私たちの「未来」のために活
用されます。


発表日:平成20年10月15日
発 表:宇宙航空研究開発機構 国立環境研究所 環境省


出典:JAXAプレスリリース[JAXAPR:0690]

宇宙関連情報: 12 月に無人宇宙飛行機を打上げ予定

2008-10-16 07:33:48 | 北海道衛星
http://www.space-library.com/080928MS.pdf
12 月に無人宇宙飛行機を打上げ予定

Unmanned Spaceplane to be Launched in December The Air Force plans to attempt to put the X-37B Orbital Test Vehicle, aka an unmanned military spaceplane, into orbit this December. The spacecraft has a 15-ft wingspan, is 29 feet long, and is 9.6 feet tall. It will be launched via an Atlas V booster in an attempt to get to low-Earth orbit. If orbit is achieved, it will then use solar arrays for power. After a classified amount of time, it will land somewhere on the West Coast of the United States.
The flight will be controlled by Air Force Space Command and Defense Advanced Research Projects Agency (DARPA).
(Aviation Week, Aug. 3, 2008)

宇宙関連情報: 大麦も宇宙環境でストレス

2008-10-15 08:19:41 | 北海道衛星
http://www.asahi.com/special/space/TKY200810060161.html
大麦も宇宙環境でストレス ISSで28日間栽培2008年10月6日13時39分

 植物も宇宙環境でストレスを受ける――。岡山大資源生物科学研究所やロシア科学アカデミー生物医学研究所(IBMP)などのグループが、国際宇宙ステーション(ISS)で栽培した大麦を調べてわかった。11日から滋賀県彦根市である日本育種学会講演会で発表する。

 杉本学・岡山大准教授(細胞分子生化学)によると、大麦「はるな二条」を06年8月31日から28日間、ISSのロシア実験棟にある植物栽培装置で育てた。3日目に発芽を確認、実験期間中に高さ50~60センチまですくすくと育った。

 ところが、地上へ持ち帰って遺伝子を解析したところ、活性酸素などを除去する抗酸化酵素の遺伝子の発現量が、地上で温度などを同じにして栽培した大麦より2~9倍も多くなっていた。微小重力や宇宙放射線といった宇宙環境が、大麦にストレスを引き起こしたとみている。ただ、育ち方は、地上の大麦と差がなかった。

 杉本准教授は「大麦は稲や小麦より乾燥などに強く、宇宙環境でも生きのびる可能性が高いと考えている。致命的レベルのストレスを受けているのではなさそうだが、長く栽培した場合の影響は、これから調べたい」と話している。(米山正寛)

可視化情報学会

2008-10-14 01:15:40 | 佐鳥新の教授&社長日記
10月11日-12日に北海道釧路市で可視化情報学会の講演会があった。実は、なぜかオーガナイザー(企画者)として参画することになったので、久しぶりに釧路に行ってきた。とても有意義な時間を過ごすことができたので少し紹介したいと思う。

数ヶ月前に北海道大学の某先生から、「今回は宇宙分野のセッションを立てたいので協力していただけないでしょうか」という丁重なメールをいただいたのがきっかけだった。インターネットで調べてみると、可視化情報学会というのは流体力学の「流れの可視化」という分野から発展した研究会らしいということが分かったのだが、学会のセッションとして組み上げられるだけの研究テーマをどのように集めるべきかがやや悩みの種ではあった。
考えても結論が出ない理由は、そもそも私自身が流体力学の出身ではないので無理なのだが、私が宇宙研(ISAS)にいた頃にやっていた電磁流体(プラズマの可視化)と、この数年取り組んでいるリモートセンシングの研究者の中から、それぞれの業界的にみてもリーダー的な方に声をかけることにした。私の直属のT内君とゼミの学生も参加することとなった。
学会の花ともいえる特別講演のひとつをなぜか私がエスコートすることになってしまった。ここだけの話だが、ISAS時代のテニス友達である某H山氏にセッションの講演の講師をお打診したところ、「旅費が・・・」ということを振ってきたので、それならば「旅費を出す条件として、“かぐや”の最新情報を1時間話してくれるか?」と切り返したところ、彼はそれならば「OK」という返事だった。
結果的には、諸般の事情によりH山氏が参加できなくなったために、彼の同僚である大竹真紀子氏にお願いすることになったのだ。大竹氏の講演はとても興味深いものであり会場を魅了した。








宇宙関連情報: ミシガン大学のキューブサット計画

2008-10-06 06:01:36 | 北海道衛星
Space Daily にミシガン大学のCubeSatのニュースがありましたので紹介します。
http://www.spacedaily.com/reports/Researchers_And_Students_To_Develop_Small_Cubesat_Satellites_999.html

Researchers And Students To Develop Small Cubesat Satellites

A student in the Student Space Systems Fabrication Laboratory works on a CubeSat. The Radio Aurora Explorer satellite will be made of three CubeSats.
by Staff Writers
Ann Arbor MI (SPX) Oct 02, 2008

A satellite about the size of a loaf of bread will be designed and built at the University of Michigan and deployed to study space weather, thanks to a new grant from the National Science Foundation.
Undergraduate and graduate students will be heavily involved in this Radio Aurora Explorer (RAX) project, led by the University of Michigan and SRI International, a California-based independent research and technology development organization.

This CubeSat, as it's called, will be the first free-flying spacecraft built in part by U-M students. Members of the Student Space Systems Fabrication Laboratory (S3FL) will play an important role. S3FL is an organization that gives students practical space systems design and fabrication experience.

"I'm extremely excited about the student involvement. They will be an integral part of the team," said James Cutler, assistant professor in the Department of Aerospace Engineering and a principal investigator on the project.

CubeSats, developed about five years ago, are approximately four-inch cube-shaped devices that launch from inside a P-Pod, a special rocket attachment that was developed by California Polytechnic State University and Stanford University. There is a growing interest in CubeSats as they offer relatively inexpensive and simpler access to space. The RAX satellite will essentially be made of three CubeSats.

The RAX will measure the energy flow in the ionosphere, the highest part of Earth's atmosphere where solar radiation turns regular atoms into charged particles. Disturbances in the ionosphere can affect earth-to-space communications such as GPS signals, digital satellite television and voice and data transmission systems including Iridium and Globalstar.

"This project will help us better understand space weather processes, how the Earth and Sun interact, and how this weather produces noise in space communication signals-noise that translates to lower quality telecommunications capabilities and error in GPS signals," Cutler said.

The RAX satellite will act as a receiver that will pick up signals from a ground radar transmitter. These radar pulses will reflect off disturbances, or space weather phenomena, in the ionosphere.

RAX is scheduled for launch in December 2009. This will be a milestone for Kiko Dontchev, program manager in M-Cubed, the S3FL team that will be working with Cutler.

Dontchev, a master's student in space engineering, has been involved in S3FL since he was a freshman at U-M. Last year, he started the M-Cubed project with other students because they wanted to see the launch of a satellite they worked on. M-Cubed is designing a CubeSat that can take high resolution photos of earth, but it doesn't have a launch date yet.

"It's pretty incredible that we'll build and design a spacecraft that will actually fly," Dontchev said. "This project ensures that Michigan will have a profound footprint in the CubeSat community."

Michigan will receive $510,000 of the $891,000 RAX grant. The project's other principal investigator is Hasan Bahcivan, a research physicist at SRI International. The first launch opportunity for the NSF satellite program will be with the Department of Defense Space Test Program, aboard a Minotaur-4 launch vehicle out of Kodiak, Alaska.

Commissioning and launch support for the mission will be provided by NASA Goddard Space Flight Center Wallops Flight Facility. RAX is scheduled to be the first in a series of CubeSat missions funded by the NSF to study space weather phenomenon.