飛び出せ! 北の宇宙基地

北の地である北海道で、人工衛星の開発などを行っている 北海道工業大学 佐鳥研究室の活動日記です。

レーザ通信のはなし~その6だっけ?

2007-09-02 03:10:47 | レーザー通信

今日で、大学お泊り5日目です。

実験をやってもうまくデータがとれないし、そもそも実験が夜しかできないし、学会発表の要旨を書かなきゃいけないし、データをまとめなきゃいけないし、ビールは飲めないし、

・・・と、かなりせっぱ詰まった状況で、疲労こんぱいです。

こんなボクを癒してくれる方募集中です。

 

募集中ですよ。
名刺たくさん配ってみようかな…。

 

 

さて、レーザ通信のほうは、現状の試作モデルの評価というものを1週間かけてずっとやっていました。

まぁ、データ取りもダメもとって感じでしたが・・・

送信、受信回路のほうはやはりビット誤り率はE-4より下がりませんでした。

評価試験は、受光レンズにに光学減衰フィルタをかませて、受光強度を変化させてビット誤り率を測定します。

-40~-45dBm(衛星地上間でレーザ通信をやった時の受光強度、だいたい)程度ではビット誤り率がE-2とかになって、まったく通信ができなくなってしまいました。

受光強度を目いっぱい上げていってもビット誤り率はE-4より下がりませんでした。

問題点としては、トランスインピーダンスアンプの許容入力電流が低い(これでAPDの増倍率に制限がかけられている),APDの遮断周波数が伝送速度の2倍程度しかとっていない、アンプの増幅率?、回路ノイズ?などと考えていますが、まだ検討はついていないです。

長くなってしまったので、指向制御の評価については今度書きます.

ではでは、おやすみなさい。

明日は、帰ります。
 


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
投稿者の名前を書きましょう (管理人)
2007-09-06 23:49:16
管理人です。
イニシャルでも良いので、投稿者の名前を書きましょう。
返信する
レーザ通信 その6 (原 潤海)
2007-09-05 00:18:08
お疲れ様です。

ビットパターンが同じ時は問題ないとの事でしたよね?

エラーした箇所の隣近所に送信データがあった場合は、タイミング関係かもしれませんね。

返信する
トラブルシューティング (S)
2007-09-03 03:22:43
FTA解析(Failure Tree Analysis)を書き下し、そこに現れる推定原因を測定結果に基づく定量値によって1個ずつ潰す必要があります。ポイントは、必ず1個ずつ潰すこと。1度に2つはダメです。複合的要因であることもありますが、丹念に1個ずつ「これが原因ではなかった」という裏付けを取ることが重要です。
信念をもってやり抜くことです。
感情論というか、直感に頼るような根拠の薄い方向に心がなびかないように、いっそう自分に厳しくなることが成功への道です。
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