宇宙飛行士が使う本物の訓練施設を利用して、国際宇宙ステーション(ISS)での船外活動などの訓練を体験できるサービスが、茨城県つくば市の宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターで始まった。施設は、今月末に宇宙へ飛び立つ予定の若田光一宇宙飛行士(45)ら日本人宇宙飛行士が実際の訓練に使った場所で、本格的な宇宙体験を味わえそうだ。
体験訓練は4種類。船外活動訓練では、白い宇宙服とヘルメットを着用する。ISSの日本実験棟「きぼう」の船外実験施設の実物大模型を使い、宇宙飛行士役と管制官役に分かれ、無線通信で協力して断熱カバーの取り外しを体験する。
このほか、ISSの閉鎖的な空間を再現した設備内での共同作業や、空気漏れなど緊急事態を乗り切る訓練がある。また、月面用の無人探査車を、カメラの映像だけを頼りに、目的地へ向かわせる体験もできる。
JAXA施設の活用事業の公募で選ばれた宇宙航空関連技術会社「エイ・イー・エス」(東京都中央区)が運営する。対象は小学2年生以上で、予約が必要。料金は、3月末まで1訓練1575円(4月から2100円)。同社は「多くの人に宇宙への関心を持ってもらいたい」と話す。問い合わせは同社筑波事業所(029・855・2014)。【石塚孝志】
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090217k0000e040018000c.html?inb=yt
体験訓練は4種類。船外活動訓練では、白い宇宙服とヘルメットを着用する。ISSの日本実験棟「きぼう」の船外実験施設の実物大模型を使い、宇宙飛行士役と管制官役に分かれ、無線通信で協力して断熱カバーの取り外しを体験する。
このほか、ISSの閉鎖的な空間を再現した設備内での共同作業や、空気漏れなど緊急事態を乗り切る訓練がある。また、月面用の無人探査車を、カメラの映像だけを頼りに、目的地へ向かわせる体験もできる。
JAXA施設の活用事業の公募で選ばれた宇宙航空関連技術会社「エイ・イー・エス」(東京都中央区)が運営する。対象は小学2年生以上で、予約が必要。料金は、3月末まで1訓練1575円(4月から2100円)。同社は「多くの人に宇宙への関心を持ってもらいたい」と話す。問い合わせは同社筑波事業所(029・855・2014)。【石塚孝志】
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090217k0000e040018000c.html?inb=yt