飛び出せ! 北の宇宙基地

北の地である北海道で、人工衛星の開発などを行っている 北海道工業大学 佐鳥研究室の活動日記です。

ハイパースペクトル技術の農業・食品分野への利用可能性

2005-05-20 23:56:36 | 佐鳥新の教授&社長日記
今日の1講目は電磁気学Ibの授業があり、電界と電位の関係について講義した。

13時からA社(バイオ分野)でハイパースペクトル技術に関する講義を行った。夕方にU君(M1)にヨドバシカメラで顕微鏡を買ってもらったので、来週からはプレパラートに紫外線やハロゲン光源を当ててみて、細胞や核の見え方を調べてみようと思う。

15時30分から北海道高度情報化農業研究会で「ハイパースペクトル技術の農業分野への応用」のセミナーがあった。会場には40名程度の方が集まった。東京からも3名参加していた。前半の1時間は富士通北海道システムズの方に「衛星リモートセンシングの農業への応用事例」を講演していただいた。後半の30分で、今回は北海道衛星株式会社の社長という立場で私が「ハイパースペクトル技術の農業・食品分野への利用可能性」の講演と行った。ハイパーを使うと生鮮野菜の鮮度が分かることや、蛍光スペクトルをハイパーで見ることで異物検査や癌細胞の可視化を行った事例を紹介した。また講演の中で、スーパーで購入した野菜を使ってハイパースペクトルカメラ「Cosmos Eye」の実演も行った。