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飛び出せ! 北の宇宙基地

北の地である北海道で、人工衛星の開発などを行っている 北海道工業大学 佐鳥研究室の活動日記です。

宇宙関連情報:宇宙関連材料強度データシート

2009-06-05 07:07:21 | 北海道衛星
宇宙関連材料強度データシートの発行について
http://www.jaxa.jp/press/2009/06/20090604_datasheet_j.html

概 要
 独立行政法人 物質・材料研究機構(理事長:岸 輝雄)は、独立行政法人
宇宙航空研究開発機構(理事長:立川 敬二)と連携してH-IIA及びH-IIBロケッ
トの信頼性向上を目的とした実使用材料の強度特性データ整備活動を推進して
おり、その成果の一つとして、宇宙関連材料強度データシート『No.12 アルミ
ニウム合金A356-T6鋳造材の破壊靭性および高サイクル疲労特性データシート』、
『No.13 Cu-Cr-Zr合金の低サイクル疲労特性データシート』および宇宙関連材
料の破面写真集『No.F-3 アロイ718鍛造材(φ165 mm billet)の破面』を発
行した。
 本活動は、物質・材料研究機構(以下、「NIMS」という。)の第二期中期計
画(平成18年度~平成22年度)における知的基盤の充実、及び宇宙航空研究開
発機構(以下、「JAXA」という。)の第二期中期計画(平成20年度~平成24年
度)における基幹ロケットの維持・発展に向けた取り組みの一環として進めら
れており、これまでにチタン合金やニッケル基超合金の極低温における疲労メ
カニズムの解明等、多くの成果を挙げてきた。
 今後、ロケットエンジンに用いられているニッケル基超合金(一方向凝固材、
溶接材)やチタン合金のデータシートの発行を予定している。


【発行内容について】
1.宇宙関連材料強度データシート No.12
このデータシートは、H-IIA及びH-IIBロケットのエンジンに使用されている、
アルミニウム合金A356-T6鋳造材(Al-7.0Si-0.35Mg)に関するものである。液
体水素温度(20 K)、液体窒素温度(77 K)、室温(293 K)での引張特性、
破壊靭性、高サイクル疲労特性の各データ、ならびに金属組織写真、高サイク
ル疲労試験後の破面写真を掲載している。

2.宇宙関連材料強度データシート No.13
このデータシートは、H-IIA及びH-IIBロケットのエンジンに使用されている、
Cu-Cr-Zr合金鍛造材に関するものである。室温(293 K)、高温(773 K, 823
K, 923 K)での引張特性、クリープ破断寿命*、低サイクル疲労特性(三角波、
引張保持*、圧縮保持*)の各データ、ならびに金属組織写真、低サイクル疲
労試験後の破面写真を掲載している。
 *クリープ破断寿命と引張保持と圧縮保持の低サイクル疲労特性データは高
  温のみである。

3.宇宙関連材料の破面写真集 No.F-3
この破面写真集は、H-IIA及びH-IIBロケットのエンジンに使用されている、ア
ロイ718鍛造材(52.5Ni-19Cr-3.0Mo-5.1Nb-0.90Ti-0.50Al-19Fe)に関するも
のである。発行済みのデータシートNo. 5に掲載したデータの試験片(引張試
験片、シャルピー衝撃試験片、破壊靭性試験片、高サイクル疲労試験片、き裂
進展試験片*)の金属組織写真と破面写真を掲載している。なお、今回発行す
る破面写真集の配布は、国内の希望者に限定しており、破面写真集にはPDF化
したファイルが記録されたCD-ROMが付加される。
 *き裂進展特性は、宇宙関連材料強度データシートNo.5に掲載されていない
  ため、別途データシートとして発刊することを予定している。

出典: JAXAプレスリリース

宇宙関連情報: 米、有人宇宙開発を見直しへ ISS「きぼう」に影響も

2009-05-22 07:42:13 | 北海道衛星
2009年5月8日22時46分

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 【ワシントン=勝田敏彦】米ホワイトハウスは7日、航空宇宙局(NASA)の有人宇宙開発の見直しをするため、有識者による独立委員会を設立すると発表した。国際宇宙ステーション(ISS)計画への参加のあり方や、スペースシャトル退役後に月探査などを目指す次世代ロケットの開発などについて議論する。

 ホルドレン科学技術政策担当補佐官が同日、NASAのスコリース長官代行に書簡を送り、設立を要請した。有人宇宙開発にはさまざまな権益がからむため、政府高官のほか宇宙航空産業界の代表やISS参加国の関係者も加わる独立性の高い委員会による提言が適切と判断したとみられる。8月までに提言がまとめられ、オバマ政権の宇宙政策の基本になる見通し。内容によってはISSに有人施設「きぼう」を持つ日本の宇宙開発に影響が出る可能性がある。

 現在、米国はISS運用のための予算措置を15年までしか計画していない。太陽電池など基幹部分を担う米が離脱すると、ISSの運用は事実上不可能になるため、ISSに実験施設を持つ日本や欧州は、16年以降の予算措置を米に要望している。

 またシャトル退役後、ISSへの物資輸送の一部を無人輸送機HTVで担うことになっている日本の負担が変わる可能性もある。

 同様の委員会はクリントン政権時代の93年ごろ、ISSの計画縮小が議論されたときにも設置され、日本からも専門家が参加した。


http://www.asahi.com/special/space/TKY200905080351.html

宇宙関連情報: ハッブル修理始まる 船外活動、まずカメラ交換

2009-05-21 07:40:03 | 北海道衛星
【ワシントン=勝田敏彦】02年3月以来、7年ぶりとなるハッブル宇宙望遠鏡の修理作業が米東部時間14日朝(日本時間同日夜)、スペースシャトル・アトランティスの飛行士による第1回船外活動で始まった。

 この日の船外活動は約6時間半の予定で、2人の飛行士が担当。まず貴重な天体写真を撮影してきたカメラを新型に交換した。その後、観測データを地上に送信したりするコンピューターの交換などをする。

 今回の修理は5回の船外活動で行われ、うまくいけばハッブルは観測能力が10~70倍向上し、5年延命される見通し。修理がもともと想定されていない機器のふたを開いたりする複雑な作業も含み、飛行士は180種類の工具をアトランティスに持ち込んでいる。


http://www.asahi.com/special/space/TKY200905140419.html

宇宙関連情報: 第8回 君が作る宇宙ミッション参加者募集

2009-05-19 08:00:31 | 北海道衛星
◆第8回 君が作る宇宙ミッション参加者募集

高校生(および相当年齢の方)を対象とした体験学習プログラム、「君が作る
宇宙ミッション(通称「きみっしょん」)」の参加者を募集しています。
4泊5日の合宿形式で、相模原キャンパスに滞在しながら、数人のチームを組み、
自分たちのミッション計画を作り上げるものです。参加者は自分たちの作りた
いミッションを議論して決定し、その目的を達成する方法について研究・調査・
解析を行います。最後に研究成果の発表を行います。
今年の「きみっしょん」は、7月27日(月)から7月31日(金)に行われる予定
です。申し込み書類は6月10日(水)必着です。まだまだ間に合います!
ご応募お待ちしています。

△ 君が作る宇宙ミッション
http://www.isas.jaxa.jp/kimission/

宇宙関連情報: 第17回 衛星設計コンテスト参加登録受付

2009-05-17 08:30:22 | 北海道衛星
◆第17回 衛星設計コンテスト参加登録受付
人工衛星開発の登竜門、衛星設計コンテストの募集が始まっています。全国の
大学院、大学及び高等専門学校の生徒を対象に、小型衛星を始めとするさまざ
まな宇宙ミッションのコンセプト、アイディア、設計思想等を募集します。
本コンテストで数度の受賞実績を持つ、東京大学と東北大学の小型衛星が、
「いぶき」とともに宇宙へ旅立っています。夢の実現に向け、ぜひ挑戦してみ
てください!

△ 衛星設計コンテスト
http://www.jsforum.or.jp/event/contest/index.html

宇宙関連情報: JAXA新卒採用の募集

2009-04-17 14:26:28 | 北海道衛星
◆平成22年度新卒採用 経営管理系(大卒以上)募集
平成22年度の新卒採用の募集が始まりました。機構の企画、調整、運営を担っ
ていく人材を募集しています。
宇宙・航空というフィールドはチャレンジの連続です。日本のため、そして人
類のために、人生を賭けてこの困難なフィールドに挑戦してくれる方のご応募
をお待ちしています。エントリー受付中。5月7日(木)必着です。

△ 平成22年度新卒採用 経営管理系(大卒以上)
http://www.jaxa.jp/employ/recruit/index_j.html

宇宙関連情報: 第60回IACテジョン大会学生派遣プログラム

2009-04-17 08:20:47 | 北海道衛星
JAXA主催 第60回IACテジョン大会学生派遣プログラム【学生募集のご案内】

第60回国際宇宙会議テジョン大会(以下、IAC 2009)は、”Space for Sustainable Peace and Progress”をテーマに平成21年10月12日(月)~10月16日(金)に大韓民国大田(テジョン)広域市(DCC:Daejeon Convention Center)において開催予定です。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、将来の宇宙活動を担う学生の皆様に、学術・人材交流を通じて宇宙に関する理解を深めていただくとともに、関連分野における国際理解と親善の促進を目的とし、1999年開催の第50回アムステルダム大会に始まり、これまでにあらゆる学科から約250名の学生を国際宇宙会議(IAC)に派遣しています。

昨日より、IAC2009および会期中に国際宇宙教育会議(ISEB)主催により実施予定のIAC学生プログラムに参加を希望される学生の募集を開始致しましたので、ご案内いたします。

募集要項等の詳細については、下記URLにてご確認ください。
http://edu.jaxa.jp/news/20090223.html

●申請締め切り(間近です!!):
2009年4月22日(水) 日本時間午後5時


宇宙関連情報: 国際宇宙ステーション 宇宙に開く金の翼 太陽電池パネル

2009-04-12 00:51:17 | 北海道衛星
国際宇宙ステーション:宇宙に開く金の翼 太陽電池パネル

 若田光一宇宙飛行士(45)らが国際宇宙ステーション(ISS)に取り付けた大型の太陽電池パネルを広げる作業が20日(日本時間21日)、完了した。これで4組のパネルがそろい、外見上はほぼ完成し、現在の倍の6人の宇宙飛行士が滞在できる電力を供給する体制が整った。

 太陽電池パネルは1組4枚のパネルで構成される。1枚の表面に1万6400枚の太陽電池が張り付けられている。パネルは地上からの指令で少しずつ広げられ、約2時間で長さ73メートルの黄金の翼のような姿を現した。計画通り発電されれば、既に設置済みの3組と併せて、日本の一般的な家庭で20~30軒分に相当する84~120キロワットの電力を供給できる。

 若田さんはISSでの会見に初めて参加し、「今までパネルの組み立てが忙しく、慣れないこともあり大変だったが、すべての瞬間をとても楽しんでいる」と笑顔で話した。【江口一】

URL:http://mainichi.jp/select/world/news/20090321dde041040038000c.html

宇宙関連情報: 宇宙から「こちら大阪府立大」=太陽光センサーも始動-まいど1号

2009-04-07 12:12:59 | 北海道衛星
宇宙から「こちら大阪府立大」=太陽光センサーも始動-まいど1号

 大阪府立大は21日、東大阪市の中小企業などが中心になって開発した小型副衛星「まいど1号」の太陽光センサーからデータを受信することに初めて成功した。
 太陽光センサーは光を感じると電圧が変わるセンサーの上にアルミの棒で影をつくり、衛星の姿勢を検出する仕組み。地上からアマチュア無線電波を使って起動させ、光の強弱を宇宙空間で実際に計測していることが確認できた。今後は姿勢検出の精度などを検証する。
 アマチュア無線でメッセージを発信する機能も始動させた。無線電波を受信した同大の運用管制室のパソコンの画面が、「こちら大阪府立大」の呼び掛けとともに平和への願いや宇宙への夢を込めた短い英文を表示した。アマチュア無線機があれば、まいど1号が日本上空を通過する際に受信できる。

URL:http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009032100215

宇宙関連情報: 若田さん、宇宙の家へ ISSとドッキング

2009-04-06 13:33:03 | 北海道衛星
若田さん、宇宙の家へ ISSとドッキング

【ニューヨーク=加藤美喜】日本人初の国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在に臨む若田光一さん(45)を乗せた米スペースシャトル「ディスカバリー」は、飛行3日目の米中部時間17日午後4時20分(日本時間18日午前6時20分)、ISSとドッキングした。

 同午後6時9分(同午前8時9分)にはハッチが開き、ISSの滞在員がベルを鳴らしてディスカバリーの乗員7人を出迎えた。若田さんはリー・アーシャムボウ船長(48)に続いて2番目に乗り移り、長期滞在要員として交代するサンドラ・マグナスさん(44)らと笑顔で抱き合った。

 若田さんがISSの中に入るのは、2000年10月の前回飛行以来。6月末まで約3カ月半に及ぶ日本人初の宇宙長期滞在がスタートした。

 ISSの緊急脱出用に常時接続されているロシアのソユーズ宇宙船の座席をマグナスさんから若田さん専用のものに交換。若田さんは正式な長期滞在員となった。

 ドッキングの日の朝、乗員の目覚まし用の音楽に流れたのは、若田さんがリクエストした「ラジオ体操の歌」。新しい朝が来た、希望の朝だ-の歌詞で目覚めた若田さんは「宇宙の新しい家での生活の始まりを楽しみにしています」と答えた。

URL:http://www.chunichi.co.jp/article/world/news/CK2009031802000231.html