悼

悲しいことが、ありました。
東京で仕事をしていたとき、一緒になって会社を支えてくれたパートナーを亡くしました。癌でした。
病気のことは１月にメールで伝えてもらっていましたが、彼女らしく心配かけまいと気丈にそしていつも道理の明るさだったので、春になったらと言うことで、今月、昔の会社の仲間と共に会う予定にしていました。
しかし間に合いませんでした。よく考えれば彼女の性格から、重大な危機を読み取らなければいけないし会いたいと言うメッセージをもらったときにすぐに、動かなければいけなかったのに、悲しい、悔しい、何か心に大きな重りを抱えた気持ちです。
まだ彼女は四十代のはずです。感謝の気持ちを伝えられなかったのですが、せめて、その思いを今後、何かにつなげたいと思います。

思い出のスパイス

日本にある外国の料理の店で一番多いのは、中華料理でしょう。そして焼肉を韓国料理とすれば韓国料理、そして、次に多いのはイタリアンだと思います。
”ペンネの怒りんぼ”などの料理を平気でメニューに載せる店から、テーブル脇で取り分けてくれる一流店まで多くの店があります。
私もそうですが日本人は麺類が好きで、さらに日本の料理は、刺身や焼き魚などシンプルな料理が多いので、その点で似ているイタリアンが好まれるのではないでしょうか？
イタリアンではプリモ・ピアット（第一の皿）としてパスタを主に食べます。スパゲッティやショートパスタもおいしいですが、リゾットもなかなかいいものです。
しかし、なかなか、おいしいリゾットにめぐり合いません。そもそもメニューにない店が多いです。以前、イタリアで食べたリゾットが忘れられません。今思い出しても、どこの店で食べたかもわかりませんが、あのバターの利いたおいしさは強く残っています。
そんな折、久しぶりにリゾットを食べました。野菜のリゾットです。おいしいのですが、フォンの旨みと味付けがほんの少し物足りません。もしかしたらイタリアのリゾットは思い出のスパイスが効いているのかもしれません？
メインでも付け合せでも、リゾットは活躍します。先日、金沢のレストランではフォアグラのソテーにキノコのリゾットが添えられていました。もっとメニューに載せてもらいたいと思います。
やはり、私は日本人”ご飯”が好きなのかも知れません。