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うるしの杜の制作手帖

ものづくりの過程や日常の気付きをつむいでいきます

ランドマークのイチョウ

2010-11-14 19:29:44 | 日常
イチョウは小さい頃から親しんできました。高校では、イチョウの木が季節を教えてくれました。近くのお寺では、時期になるとあの異臭のする銀杏を拾いました。今、学んでいる木工でもイチョウの木は、材料としても狂いも少なく加工性に優れて、使ってみたい材料です。
しかし私は観賞としての存在が何より好きです。春の新緑の時期のイチョウは萌黄色とはこの色をさすのではないかと思うような鮮やかな新葉、秋にはここにイチョウがあることを主張するような鮮烈な黄色。樹木としても大樹となり、ランドマークとしても重要で観賞としては最もふさわしい樹種ではないでしょうか?
よく見ると、足元には扇の形の葉とともに銀杏も落ちていました。

蔦の紅葉

2010-11-10 20:22:47 | 日常
花なら、昆虫などの興味を引くために、鮮やかな色彩を取り入れるのは理解できるのですが、落葉するだけの葉が、何故こんな美しい色彩を獲得することが出来たのでしょうか?
家の壁や塀に蔦を這わせる家を時々見ます。この美しさを理解した人が、他にも居られるようです。
宮中の調度の中で、網代蔦蒔絵棚があります。大垣昌訓の作品で、蔦の紅葉を蒔絵で色彩豊かに表現されています。私の好きな作品のひとつです。

パラグライダー

2010-11-02 19:54:16 | 日常
白山市を車で走っていたらパラグライダーをしている人を見かけました。実際はどうかわかりませんが、ゆっくりと空中散歩を楽しんでいるようで気持ちよさそうです。よく見ると背後の山から離陸しているようで、いくつも時間差で降りてきます。そしてほぼ正確に用意された着地ポイントに安全に降りているようです。
見た目には何かあったらと思いますが、ほかのスポーツに比べてもそれほど危険ではないようです。
視点が変わると世の中が違って見えるのかもしれませんが、私は御免です。

風力発電

2010-10-22 21:12:01 | 日常
こういった風景が、時折みられるようになりました。風力発電用の風車です。高さは65mローターの直径は44mもあります。このような施設は、資源のない日本だけでなく世界的にも増えつつあるようです。これは、小矢部市の稲葉山の風車ですが、近くでは金沢の隣の内灘にもあります。
今の生活に電力が不可欠である以上、石油に代わる発電を考えなくてはいけません。
しかし、私はあまりよい景観に見えません。ですが、こういった風景が、これからの子供たちには、当たり前の景色になるのかも知れません。

稲藁の香

2010-09-06 23:00:51 | 日常
まだまだ暑い日が続いていますが、5月に植えられた稲が収穫の時期を迎えつつあります。稲穂が充実して重く垂れています。この稲ももうすぐ刈り取りでしょう。この地域はコシヒカリが多いようですが、”あさひの夢”など珍しい品種も植えられているようです。
私の田舎にも少し田んぼがあります。子供の頃、刈り取りの時期には少し手伝ったことがあります。無論、戦力になっているわけはありませんが、それなりに稲を担ぎ体が痒くなったのを覚えています。
最近では、子供が田んぼで手伝っているなどというところは見たことがありません。機械(コンバイン)で刈り取っておしまい。合理的といえば合理的ですが、少し寂しい気がします。
稲を担いだときに稲藁の乾いたむせるような香りがしました。その香りだけは今も変わらないようです。

FLEUR

PAYSAGE