美山たそがれメール

山村の四季情報や暮らしを発信します。

たそがれ世代のおばちゃんのブログです。

行商  今昔

2021年06月30日 | 日記

我が家には定期的に舞鶴から海産物を車に積んで売りに来る人がいる。

私が買う主な物は昆布、かつお節、煮干しだ。昆布は一束で買う。

出汁に昆布と、鰹ぶし、煮干しは使うのでいいが、縮緬雑魚や

干物類は量が多いので買わない。11月は鰊漬け用の身欠き鰊を持って来てもらう。

値段は少々高いが品質は良い。

私が幼い頃はおばあさんがやってきた。柳ごおりに海産物を詰めていた。

昆布や煮干しのほかに、塩鯖、へしこ(鯖の糠漬け)などもあった。

祖母と同年齢だったのか、うちで昼食など食べていた。1軒1件売り歩いていた。

行商宿もあったのでそこを定宿にして1週間ほど滞在していた。その行商の

おばあさんは子供にも優しくて親切だった。父がへしこが好物だったので

たくさん買っていた。

道路網が整備され車での販売に変わった。移動販売車と富山の薬売り

包丁屋さんなどが、かっての行商の流れを組んでいるのかもしれないが

風情はない。

 


知人の死

2021年06月29日 | 日記

昨日隣人であり友人であり知人であったMさんが82歳で亡くなった。

8カ月入院していた。コロナのためお見舞いにも行けなかった。

お悔やみに行き彼女の顔を見せてもらった。痩せて顔は小さくなって

いたが綺麗だった。彼女と私は同じ地区からこの地に嫁いで来た。

10年ぐらい前から彼女は坂道を登り我が家によくやってきた。二人で

お茶を飲みながら長時間話した。昨年の5月ぐらいから病状が一気に進んだ。

彼女の病名はパーキンソン病、難病だ。手が痺れ歩けなくなり寝たきりに

なる。私は一過性脳梗塞をやっているので、私も手が震えることもある。

似たような症状を抱えていた。11月に入院して家にほとんど帰ることもなく

亡くなったのだ。私は彼女の亡き骸に向かって「お疲れ様、よくがんばったよね

帰りたかった家でゆっくりしてください」と声をかけた。コロナのため家族葬

になるそうだ。やはり彼女の死は、私に少なからず影響を与えた。何となく

無力感になり、心はざわついている。でも残されたものは生きていかなければ

ならないのも事実である。

 


草刈り

2021年06月28日 | 日記

雨は降らなかった。ブルーベリー畑の草刈りをした。

草刈りが趣味の夫に頼めばいいのだが、彼に頼むと全部刈ってしまう。

彼は草刈り機を使うのでブルーベリーの間は刈れても周囲は刈れない。

何もない所は綺麗に刈ればいいのだが、株間の間を刈るのは難しい。

私は鎌で刈るが、株の周囲まできちんと刈れる。手間はかかるが仕方がない。

午前、午後2時間かかり刈りあげた。枝に絡みついていたアケビの蔓も刈った。

10数年前に20本ほど植えた苗が、やっと大きくなった。ここは冬季雪が多い時も

ある。そのときに支柱を建てて置かないと折れてしまう。

この村に嫁いで50年、私が植え続けた枝垂れ桜、梅、栃の木、栗、ブルーベリー

など50本以上がやっと根付いて大きくなったのだ。水田を畑地にして植えた。

舅や姑は米つくりに固執して、私に嫌味を言い続けたが私は無視したのだ。

今の現実を見て草場の陰の彼らはどう思っているだろう?

私の桃源郷作りはもうすこし少し続ける。

 

 

草場の陰にいる舅、姑はどうおもっているだろう?

 

 


つゆ空の日曜日

2021年06月27日 | 日記

天気予報では大雨になるとのことだったが、ほとんど降らず曇りで推移した。

天気予報次第で直売所「ふらっと美山」の人でも左右されるのでサンドイッチも少しにした。

畑仕事をしようと外に出たが、ぶよが私の顔をめがけてやってきた。

私は虫に弱い。顔やまぶたを噛まれると熱が出る。今まで薬を使用しなかったが

これからは使わざるを得ない。年をとって何に対しても免疫力が落ちてきているのだろう?

家の中で編み物を始めた。1週間休んでいたのでなかなか進んでいない。

6月中に編み上げる予定が7月中になりそうだ。

昨夜も蛍を見に外に出たが1匹しか飛んでいなかった。今年は少ない。

なでだろう?雨が少ないからか、気温が高すぎるのか。よくわからない。

七夕までぐらいが、この地域では蛍の飛来時期だ。あと10日間ぐらい

あるが、今年は何匹飛ぶのだろう?

 

 

 


6月の山菜終了

2021年06月26日 | 日記

昨日摘んだ蕗もきゃら蕗にした。青梅も隣村の友人にとってもらった。

もう少し残っているが、そのままにしておこう。これで6月の山菜は終了。

お昼過ぎ山梨の次男のお嫁さんからさくらんぼが届いた。

生協や移動販売車で買って食べたが美味しくなくて

本場山梨のさくらんぼを頼んだ。従妹の分と2軒分、

従妹はこんなさくらんぼ初めてと言ってた。

私は毎年さくらんぼの頃に次男の家に行き直売所で買う。

北杜市に住んでいるのだが、近くにさくらんぼ農園もある。地元でも

「紅い宝石」と呼ばれていて高い。孫は「お母さんスーパーでしか買わないよ

おばあさんが来たときだけ上等のさくらんぼ買ってくれる」と上機嫌だった。

ここ数年遠出できないので宅配で頼んだ。さすが山梨のさくらんぼ

綺麗で大きさも揃っていて美味しい。1キロ入っているので一人では

食べられない。近所の人たちにもお裾分けしよう。

次は長野産のプルーン、10月はシャインマスカットを頼もうか?

それまでに旅行できればいいのだが。

 


栃の花蜜、青梅、蕗山の恵みに感謝

2021年06月25日 | 日記

家の杉林で京都の養蜂家が巣箱を置かれている。栃の花蜜を取るためだ。

今年は栃の花が咲いている期間が極端に短く花蜜が少なかった。

Yさんは「こんな年初めてだよ。でも自然相手の仕事だから仕方ない。

今後の百花蜜に期待しよう」と言われていた。栃の花蜜は独特の香りがするので

好きな人はこれが本当の蜂蜜だと喜ばれる。道の駅で人気で毎年よく売れる。

私はこの蜂蜜をプリンに入れている。

青梅は5日間で60キロ近く取り5人に配った。山梨に住む次男の嫁さんも

梅ジュースを作ると言うので、今朝取って送ってやった。まだもう少し残って

いるので、私も梅ジュースを作ろうかと思案中だ。

午前中に最後の蕗摘みに行った。昨日の夕立の影響か蛭がたくさんいた。

首すじや足首にひっつくと、なかなか取れない、人間の体温を察知して

寄ってくるらしい。蕗摘みで蝮に噛まれる人もあるので注意が必要だ。

この1週間で蕗摘みも青梅とりもほとんど終わる。お疲れの1週間でした。


笹百合咲きました。

2021年06月24日 | 日記

座敷の前の庭に一輪の笹百合が咲いているのを見つけました。

笹が近くに群生しています。笹百合の花は鹿が大好きで食べてしまいます。

スマートホンで写真を撮りました。たった一輪で近いうちに消えていくかもしれません。

球根の部分は猪が食べます。昨年咲いたところでも、今年は咲かないこともあります。

ただ我が家の周辺はかって笹百合の群生地で裏山一面に真っ白く咲いていました。

私が結婚したころですので、もう50年以上前のことです。

舅が杉を植林して影地になり少しずつ消えていき、わずかに咲いていた百合は

鹿や猪に喰い荒らされたようですが、家の裏山を何度も散策していると毎年一株は

どこかに咲いています。昨年舅が過密植林した杉の木を間伐しました。

ひょっとすると笹百合の群生地は復活するかもしれません。自然の再生力を

信じてじっと観察して生きたいと思います。笹百合は匂いがきついので切り花には

向いていません。でも栽培百合とちがい嫋やかかな咲き方に惹かれる人は多いと思います。

蛍も飛び始めました。


山蕗を煮る

2021年06月23日 | 日記

昨日摘んだ山蕗を一日かけて炊き上げた。昨夜ざるにあげておいた

山蕗を大鍋に入れて醤油、砂糖、酒。出汁をいれて中火で1時間煮る。

一時間後では蕗の色はまだ薄茶色で堅い。しばらく休ませてまた1時間煮る。

少し黒くなり、蕗も柔らかくなってきた。そのまま置いておいて夕方5時

最後の仕上げをする。少し強火にして味醂を入れて照りをだす。焦がせば

元も子もなくなるまで火の傍から離れれない。30分ほど煮て炊き上がり

やっときゃら蕗になった。夕食時に夫に味見してもらう。

「少し辛い」と言うので味醂を追加した。

炊き上がったきゃら蕗は小瓶に詰めて知人友人に配る。残りは冷凍保存する。

蕗摘みから始まり炊き上がるまで2日かかる。でも家の周囲の田んぼの畔など

に生えているので簡単に摘める。民宿のお客さんの一品料理にもなる。

明日は青梅をもぐ。友人も朝からやってきて梅をもぐ。

 


梅もぎと蕗摘み

2021年06月22日 | 日記

10時過ぎから青梅をもぐ。弟の嫁が「梅があったらほしいですと」と

行ったのでもぐことにした。今年の梅は大豊作でたわわになっている。

去年、大剪定したので下の方ばっかりなっている。珍しく夫も手伝ってくれて

すぐに箱にいっぱいになった。私は梅の実がほしくて、ここに住み着いたときに

5本植えた。このごろ本当によくなってくれる。週末には二人の知人に頼まれて

いる。月曜日には隣村のSさんがもぎに来る。彼女は梅蜂蜜シロップと

梅酒を作るそうだ。私はお酒を飲まないので梅酒は作らない。みんな人にあげて

しまう。私の作る梅干し用の梅は和歌山の南部の梅を使う。

午後は蕗摘みをした。家の周囲を歩いて摘んで行った。2時間ほどで鍋一杯ほど

摘めた。夜蕗を洗い刻み湯がく。この湯がき時間が重要で蕗がつぶれる

寸前まで湯がく。その蕗を一晩干す。今日の仕事はそこまで。明日半日かけて

きゃら蕗に仕上げる。手間のかかる仕事です。

 

 


コロナワクチン接種しました。

2021年06月21日 | 日記

20日の9時45分予約のコロナワクチン接種に行ってきました。

市の公報で「予約時間より早くに来ないでください」と何度も言われていたので

30分に行った。誘導の市の職員に聞くと「いいですよ。中で待機してください」

と丁寧に言われた。入ってみると1列25名ほどの椅子が4列並べられていた。

思ったより少しの人しか待機していなかった。70歳以上75歳で受付のはずだが

私より高齢の人が目だった。時間になると予診票、免許書などで身分確認

その後問診がされたが、簡単に済んで医師と看護師さんによる接種。

痛いと言うよりあっというまだっつた。そのご15分待機。終わった。

しかし夕方から腕が上がらくなり接種したところは熱を持っていた

何となく体もだるいので、夕食後すぐに寝た。私は何に対しても拒否反応をおこし

過敏症の所がある。それが影響しているのだろう?

翌日2回目を接種した従妹もしんどかったとラインしてきた。

今日は10時過ぎから畑に出て草ぬきをしています。

 

 

 

 

 

 


雨の日曜日

2021年06月19日 | 日記

今年は週末が雨の日が多い。冬に雪が降らなかったせいか

このごろ雨の日も多い。道の駅に加工品を卸している私は週末

しか出さないので、天気予報で売れ行きが左右される。

隣村で蕎麦屋をやっているSさんも「今日はお客さん0」と言っていた。

私たちは年金受給者で仕事をやっているので、売れなくても客が来なくても

まあまあ受け入れらるが、コロナで1年以上営業できていない飲食業者は

大変だと思う。一時申請で助成金も受けられるとなってはいるが

お金の振り込みが遅くてどうにもならない人たちも多い。

21日からまん延防止等重点措置へ移行するが、緊急事態宣言とそう変わらない

ように思う。百貨店などは週末営業が認められた。

私は明日コロナワクチンを接種する。2回目は7月下旬になるだろう?

ワクチン接種がすんでから農家民宿B&B段を本格的営業しようかと

思案中。以前のようにお客さんがこられるかどうかは、わからない。


突然の訃報に

2021年06月18日 | 日記

昨日知人からTさんの突然の死を知らされた。

交通事故とのことでネットで調べると載っていた。

73歳私と同じ年齢だ。彼女とは私が嫁いできた村で知り合った。

数年間同じ地域で暮らしていたが、彼女たちは他県に出て行った。

数年前に再びもどってきたのだ。その時「もうすぐ結婚50年になるよね」と話したばかりだった。

私たち夫婦は同い年同士で同じ日に結婚式をあげていた。

その後ご主人が急死されて、再び他県に帰って行った。

私も彼女もそれぞれの人生を歩んで50年を迎えるはずだったのに、

突然交通事故で亡くなってしまった。知り合いで同じ年の人が急になくなると、私にも応える。

 

 


虫に噛まれながらの草引き

2021年06月17日 | 日記

梅雨の晴れまの今日は畑の草引きに最適の日だ。

午前中1時間、午後1時間したけれどぶよに噛まれた。

昨日は瞼の上で腫れた。今日は右ほおだ。少し熱発しているようだ。

私は虫に弱い。20日にコロナワクチンを接種予定なのでそれまでに

腫れが引いていればいいのだが。コバルト照射を受けた私の皮膚は紫外線に弱い。

畑に行く前に顔に化粧水を吹き付けサンガードの乳液を塗る。それに帽子を

被り、首筋に手ぬぐいを巻く。これだけ防護しているのにどこからか

きて噛んでいく。足首は蛭が噛むこともある。梅雨期の草引きは虫との

戦いでもある。しかし草を抜いた畑は、きれいになって胡瓜も大きくみえる。

来週には初成りの胡瓜が収穫できるだろう。トマトも唐辛子類もそれなりに

大きくなってきた。茄子だけがいじけていて、大きくならない。

夫や友人たちは「そんなに一生懸命せんでいいのに」と言う。

でも私は自分が作った野菜を食べたいのだ。

 

 


梅雨の雨

2021年06月16日 | 日記

昨日の午後から雨になりました。降ったり止んだりしています、

雨は必要ですが続くと嫌になりますね。梅雨なので湿度も高くじっとりしています。

私は朝からテレビを点けたり消したりしながら夏物のカーデイガンを編んでいます。

今回は黒の糸で網目が解らず苦労しています。編み始めて半月ですが一カ月では

編めそうにありません。時々嫌になって投げ出すのですが、自分が手を動かさないと

編みあがりません。編み物を教えてくれるNさんに叱咤されながら編み上げます。

編み上げるたびにオリジナルの一品ができるのは、嬉しいことです。

私は習い事が好きで京都市内のカルチャーセンターにも通いました。

もう年を取ったので京都での習い事は無理です。畑仕事、編物、読書などで

空いた時間を埋める事にしています。

本を出版するための原稿書きも始めます。これが私の最後で最大の挑戦になります。

 

 

 

 

 

 


雨が降ったり止んだりの一日

2021年06月14日 | 日記

明け方にざあっと降って午前中は晴れていたが、梅雨独特の湿気を感じた。

午後2時過ぎ雷の音がして、また雨になってきた。夕立のような雨だ。

1時間ほどして上がると、太陽がぎらぎらさして真夏のような天気になった。

適当に畑に染み込んだみたいで野菜の苗は元気を取り戻した。

畑の端の畝にばらを植えかえた。木製のプランターに植えていたが

小さなミニばらが2年でプランターいっぱいになった。

畑に植えるとミニばらでも大きくなる。私はばらも好きだ。

紫陽花も植えてある。墨田の花火という品種だ。庭に植えたいのだが

鹿が花芽を全部食べるので畑の隅に植えかえた。山里で暮らすのも

大変だ。しっかり柵で囲み網で囲っている。毎日点検に行く必要もある。

ばら、紫陽花の花が咲き終わると夏になる。