美山たそがれメール

山村の四季情報や暮らしを発信します。

たそがれ世代のおばちゃんのブログです。

山の恵みに感謝して 丁寧に丁寧に。

2015年09月30日 | 日記
我が家のイチジクがことしはたくさん取れる。毎日見に行く。今の時期になると一気に熟す。3日間分ほど冷蔵庫で保存する。そのときには砂糖をふりかける。自然に水分が出てくる。その水分と重量の3割の砂糖で煮る。約1時間ほど煮るのだが時々灰汁を取らなければならない。丁寧に取るのがこつでもある。灰汁取りを丁寧すると炊きあがりもきれいだ。私は冷ましてから冷凍する。次回はワイン煮をするつもりだ。B&Bのお客さんようの秋のデザートになる。

栗を近所の人たちからたくさんもらった。子供たちにも送ったが私用に栗を煮た。1時間ほど煮ると栗が柔らかくなる。半分に切ってスプーンで食べる。繊維の多いものは喉を通らないのでかぼちゃやサツマイモを食べるようにしている。栗もこれだけ煮ると食べられる。しばらく私のおやつになる。

家の周囲を歩き回ってむかごを集めた。食べられないので湯がいて冷凍にした。

秋は忙しい。山の恵みを丁寧に食べなければならないからだ。

秋日和

2015年09月29日 | 日記
昨日から栃の実を干し始めた。2週間ぐらい干してからからにしなければならない。栃の実は手間がかかる。でも私は栃が大好きだ。早春のころ紅い新芽が出て5月初旬に花が咲く。その花をめがけて鉢が飛び交う。栃の花蜜ができる。9月になると栃の実が落ちる。その栃の実を拾い水出しをして、その後乾燥させる。乾燥した栃の実は冬季に栃餅を作る。栃の木はこの地域の人たちにとって大切な木なのである。

今日は一日中、さわやかな秋日和。湿度もなくからっとしていた。朝の気温は18度で少し肌寒かった。
こうして季節は一日づつすすんでいく。

高齢者から学ぶことあり。そして私も高齢者に

2015年09月29日 | 日記
隣村の84歳のおばさんから電話があった。おばさんは耳が遠く私は声が出にくいので二人の会話はかみ合わない。「今朝たくさん栗を拾ったから取りに来てや」との内容だった。とりあえず手土産のマスカットを持って行った。坂を登っていくとおばさんが栗の皮を剝いでいたいた。ビニールの箱にいっぱいあった。目の前に大きな栗の木が見えた。「おばさん、拾わせて」と言って栗拾いをした。おばさんは10キロほど袋に入れてくれた。40年前芦生に住んでいたときいつも大事にしてくれた。おばさんも若く私も若かった。山菜取りなど色々教えてもらった。今日も栃の話になった。拾うのも栃を合わせるのも上手なおばさんの話は私には参考になった。でも私も67歳、高齢者になった。

私がこのごろしみじみ思うことは、この地で80代までずっと生きてきた人たちの知恵やたくましさに感心する。私は田舎は好きだがじっとしていることはできない。京都に行ったり海外に行ったり自分の思いのままに生きてきたが、彼らはじっとこの地に根を張って生きてきた。限界集落で村が消滅するかもしれないが、この地でたくましく生きてきた人たちの足跡だけは残したい。

今朝は松茸山に登り松茸とアケビを取り栗を一杯もらって秋の恵みに感謝。

吾亦紅の秋

2015年09月27日 | 日記
今年は数本の吾亦紅が一斉に咲いた。嬉しくて京都の友人にあげたり近所の人たちにも配っている。今日友人のMさんに届けた。「鹿が食べてなくなったわ」と言って喜んでくれた。吾亦紅はドライフラワーにもできる。私は大きな壷に吾亦紅、コスモス、菊芋の花を生けた。今晩の中秋の名月用の花だ。地味な紫の花だが私は好きだ。隣のホトトギスも花が咲き始めた。秋の花は地味な色が多い。

数年前に村の空き地に植えた藤袴は今年はよくない。花が咲かないのだ。野草は気難しい。気候に左右されることも多い。今年は雨が多かった。藤袴は雨が嫌いなのかもしれない。京都市内ではよく咲いているようだ。

今日の運動会のお弁当の献立 鯖すし ちらし。牛肉と糸こんの煮物。大学芋。鮭のフライキャベツぞえ
              いちじくの砂糖煮

5年前に植えたイチジクがよくなった。日本のいちじく蓬莱氏は生食用だが私がタキイで買った品種はけお菓子用で砂糖煮、ワイン煮、ケーキの飾りように適した小粒の品種だ。鈴なりなので、たくさん煮ることができる。

秋の花咲きそろう

2015年09月26日 | 日記
明日は十五夜。すすきを摘んで吾亦紅、水引草も摘んだ。今日はゆっくり家の周囲を歩く。秋のきりん草竜胆も見つけた。これらの花は以前はたくさんあったがずいぶん少なくなってきた。鹿が花芽を食べているようだ。来年の春に咲くシャクナゲももう花芽をつけていた。朝顔も咲いてはいるが、今の季節には似合わない。5年前に買ったいちじくもたくさん実をつけていた。生で食べても美味しくないので砂糖煮かワイン煮にしようと思っている。むかごも摘んだ。秋は山にも野にも食べるものがたくさんあるのだ。畑の野菜たちもキャベツ、大根が主役になった。遅まきのキュウリとパブリカががんばっているが。

明日は地区の運動会。近所の人たちに弁当も頼まれている。今年で小学校が統合で廃校になるので最後の運動会。私は運動会が大嫌いなので行かない。明日は天気もよさそうだ。私はこれから鯖すしを作る。明日の弁当は寿司弁当になった。マツタケが出ていなかったので。

「だから生きる」を読んで

2015年09月25日 | 日記
今日は川島なお美さんの死がテレビ、新聞で流されている。54歳、若過ぎる死、胆管癌、また癌死だ。9月初めの記者会見であまりの激痩せに、私は危ないと思っていた。

つんくの「だから生きる」を読んだ直後だった。彼は咽頭癌で声帯までなくし、声を失ったのだ。その前後のことが書かれていた。私は30数年前の自分を思い出した。私の場合は甲状腺がんで手術の時に声帯を傷つけられて声を失った。彼と同じで手術後にボードとマジックを渡されて途方にくれたものだった。医師は「命の代わりに声がでなくなりました」と告げた。つんくは歌手だから、声を失ったことで相当混乱しただろう。家族のために声をうしなっても生きると決意するまで悶々と悩んだにちがいない。私は少しずつ声が出るようになったが、この間耳鼻科の医師が、私の喉の中を気管支ファイバーで見て「こんなに狭くなって食事が通らないなら喉の手術が必要になります。命の代わりに声帯がなくなりますが」と言われた。私は何度も医師から色んなことを言われているから、そう驚かない。31歳で死んでいてもしかたがなかった命、67歳まで生き延びてこられただけでも感謝しなければならない。

これからつんくがどう生きていくか気になる。作詞、作曲など多彩な才能の持ち主だから今まで以上の活躍を期待したい。

一年ぶりの松茸山

2015年09月24日 | 日記
新聞で丹波松茸が高値で売られているとの記事を見て例年より早いが今日山に登った。朝の5時過ぎから雨が降ったりやんだりだったが、小ぶりになった午後3時過ぎから紋次郎と行った。山は荒れていた。朽ちはてた木が折れていたり、大きな木も倒れていた。急斜面を直角に登っていく。立ち木の生木が命綱だ。紋次郎は先に登っていく。ときどき紋次郎の歩いたところから石が落ちてくることもある。30分ほどで頂上に着いた。一度深呼吸をして少し休む。それから土が盛り上がっていそうなところを探す。10本ほど出ていたが、まだ頭を上げただけのようだ。3本抜いてきた。この調子だと去年並みにでるかもしれない。籠に松茸を入れて降りる。養蜂家のHさんの巣箱はもう撤去されていた。撤去時に蜜がこぼれてそこに熊が出てくる。遭遇したら大変だ。紋次郎と私は坂の上で彼らが逃げ去るまで音を立てないでじっと待つ。そのうち熊たちは川に水を飲みに行く。そのあいまに車まに乗り込む。「紋次郎。熊さんはいないよね」と声をかけるが返事はない。今日はいなかった。帰り道に近所の人に2本すそわけして帰ってきた。でていないと気分は重いが1本でもあると機嫌よくなる。

今日から約一カ月私の松茸山行きは続く。

連休最終日  疲れました。

2015年09月23日 | 日記
今日で連休は終わり。昨日からの2組のお客さんを11時前に見送り、私の長い連休は終わった。B&Bを初めての9月の連休。ほとんど毎日宿泊客があって、私は一日中母屋と加工場を行ったり来たり。でもほとんどのお客さんが喜んで帰ってもらえた。宣伝も何もしないでブログとホームページを見てこんな僻地の過疎の山村まで足を運んでもらい感謝の一言です。私はシーツや枕カバーの洗濯をしました。布団干しはもう少し晴天の日にしようと思っています。食材もほとんどなくなり、明日の弁当作りは休みます。

私以上に疲れているのは紋次郎です。我が物顔で走り回っているところに次から次へと知らない車がつくのでそのたびに吠えています。

明日は今年初めての松茸山に行く予定です。紋次郎もつれていきます。出ていることを期待をして急斜面の山に登ります。夫が知人から青柚子をもらってきてくれました。松茸は柚子と相性が合います。

今日もいい天気

2015年09月22日 | 日記
このシルバーウイークはまずまずの晴天で終わりそうだ。昨日の2組のお客さんは機嫌よく10時前に帰られた。それからシーツを洗い布団を干した。一組の泊り客は3時過ぎに到着。もう一組は7時過ぎになると電話があった。夫に豆腐やこんにゃくなど頼んだら糸こんにゃくではなく普通の板こんにゃくを買って来た。すき焼きの献立なのに機転がきかない。いつも口げんかになる。茅の里も道の駅も観光客でごったがえしているそうだ。9月の連休にこれだけ観光客が来ることはなかったが、今年はシルバーウイークで5連休になったからかもしれない。定員8名の我が家の民宿は2組5名で推移している。それでも食材が足りなくなって私は献立に苦労している。

助っ人参上

2015年09月21日 | 日記
昨夜は泊がなくて弁当つくりもやめたので、朝はゆっくりした。夫が出かけていたので昼食は隣村の「ちしゃの木庵」に行った。今日もお客さんで混んでいた。私はお蕎麦ぬきの定食にした。

今晩は泊り客が二組、2時過ぎから準備をしていた。4時過ぎに京都市から友人夫婦がやってきた。不用品の食器などもってきてくれた。友人は夕食の準備を手伝ってくれた。お客さんは6時過ぎから夕食を取られた。その間に家の夕食も地鶏のすき焼きをした。友人は母屋のあた片付けも全部してくれた。夫は新米をあげていた。9時過ぎに帰って行った。助っ人参上で助かりました。

紋次郎は機嫌がよくありません。車が坂道を登って来るたびに吠えています。

連休もあと2日、、明日の夜も2組の泊り客で民宿は賑わうことでしょう。


寒くなってきました。

2015年09月20日 | 日記
涼しさを超えて寒くなってきました。明石からのお客さんも「寒い」と言っていられました。午後京都から来た従兄弟も「寒い」と言っていました。朝の気温は12度でした。いつもなら母屋の窓をあけはなすのですが今日は締め切ったままでした。従兄弟は透析をしているので、よけい体に応えるのかもしれません。3時間ほど雑談などして栃の花蜜を一ケース持って帰りました。紋次郎は昨日の夜からくくられているのでストレスがたまったようです。夕方放すと嬉しそうに走り回っていました。こんばんは予約がキャンセルになり泊がありません。明日の晩は二組予約が入っています。弁当は明日休みます。

夕方車で走っていたら木製の香りがしてきました。一枝とってきました。

アケビを取りに

2015年09月19日 | 日記
紋次郎とアケビを取りに河原に行った。去年あったところは流されてアケビの蔓が見当たらない。1本なっている木を見つけた。2つは皮が開いているが実は残っている。あとの3個はまだ実は堅い。結局5個取って帰ってきた。私はアケビの実は好きではないが、この時期になるといつもアケビを取りに山に入る。今日は天気予報どうりにならないで時折雨が降ったり日が差したり風が吹いたり不安定な天気だった。夜になり気温が下がってきた。明日は晴れるだろう。

今晩泊りのお客さんTさんがお土産にと小山ロールを持って来てくださった。ロールケーキは小山ロールがが美味しいと思う。あの柔らかな食感はなかなかない。先日食べた堂島ロールはすこしパサついていた。

立ちくらみで診療所へ

2015年09月18日 | 日記
配達後、知人のKさん宅で話をしていた。さあ帰ろうとしたときふらついた。足が立たなくなった。急遽診療所に走ってもらった。立てなくて車椅子に座らせられる。幸い保険証をもっていて助かった。血圧が180以上に上がっていた。先生が来て診察。とりあえずニトロ舌下錠を飲む。半時間後血圧を測ると120まで下がっていた。車を運転してゆっくり帰ってきた。それからしばらく休んだ。なんとなく気持ちが悪い。定期診察が10月29日になっているが連休明けに府立病院に電話して神経内科の診察を速めてもらおう。小さな脳梗塞をおこしているかもしれない。少し熱ぽいので早めに寝ようか?

木犀の花が咲きだした。彼岸花も田んぼのあぜ道に咲いている。かやぶきの里周辺の田んぼでは白いソバの花が満開だ。この連休天気もよさそうなので行楽に最適化もしれない。




新米を炊く

2015年09月17日 | 日記
今朝は雨、ふらっと用の弁当は休み。

夫が9時前にやってきた。新米を炊くから持ってきてと頼む。5合洗った。新米を炊くときは水加減が難しい。私が硬めのご飯が好きなので水を少し減らす。炊き上がった米は白く膨らみ見るからに美味しそうだった。夫は一口食べて「今年の米はおいしい」と言った。私の返事は「今年の気候が良かったのよ」一人で米作りをしている夫は「そんなことはない。谷水がいいのや」と持論を曲げない。でも、本当に今年の米は美味しいと思った。民宿のお客さんからも注文が来ているので発送しなければならないが、夫はそこまではしない。私が発送する。

炊き立てご飯を母屋の仏壇に供えた。舅も姑も米つくりにはうるさかった。夫が一人で作る前は、二人の米つくりは下手だった。私はおいしいと思ったことがなかった。数十年前、この地での米つくりは難しかったそうだ。小さな棚田で水も十分になく気候も寒く収穫量も少なくて、1年間の食料米を確保できなかったそうだ。私が来てから耕地整理もでき水源も確保でき機械化が進み気候も温暖化で収量が増えた。

仏壇の二人はこのごはんをどう思っているだろう?

午前中栃の実拾い(2)

2015年09月16日 | 日記
朝7時過ぎ昨日拾った栃の実を夫に運んでもらう。紋次郎と夫と三人で昨日の場所へ。私も少し持たされた。私は用事を済ませて再び昨日の場所に行く。紋次郎は車から降りても私についてこない。車の後ろでずっと待っている。私は雨の降る前まで拾った。谷の深いところにたまっている栃の実を拾おうと魚の網を持って行ったが役に立たなかった。2日間でたくさん拾った。栃の木にお礼を言って帰る。帰ると同時に雨になった。今日から金曜日まで雨らしい。

夫が≪松茸出たらしいよ」といった。10月中旬の気温とか寒いほどだ。この気温なら松茸がでてもおかしくない。ただ我が家の周辺の金木犀が咲いていないので少し早いと思う。来週末ぐらいに一度松茸山に登ろうかと思っているが?私の予想では今年は豊作だと思う。8月下旬から雨は十分降ったし台風で風もふいた。それに気温も急に下がってきた。当たるといいのになあ?

栃の実拾いが終わり松茸取りが始まる。秋本番です。