さるみみ屋

夫サボさん、私さるみみと2000年生まれ長男コナンくん
2004年産次男エナリくんとの「人生楽ありゃ苦もあるさ」日記。

「かたちだけの愛」読破

2014-08-12 10:23:53 | さるみみ文庫2014
今日から子供たちがサボさん実家へ帰省。
本当は家族で帰省の予定が、サボさんが結局休暇取れないということで
子どもたちだけJRに乗せて(去年のGWの悪夢が思い出されるが)行かせて
私は日中一人になって、あれもこれもしたいことがいっぱいでワクワク。
たまってた本も読んで、ジムにも長い時間滞在できるし、
何よりも食事は子どもたち向けの「ガツガツ男子肉メニュー」を作らずに
お酒に合う居酒屋メニューでもよくて(サボさん残業続きなので白米食べないし)
もう、天国の数日!!

エナリは自由研究概ね終了だけど、どうするのかしらね、コナンは。
休み明けすぐにテストあるのにね。しかも宿題も全然やってないしね…
でも、そんなの自由な私には関係ないし~ラララ~

ということで、今日は読みかけのまま2か月くらいが経過していた平野啓一郎の
「かたちだけの愛」を読破してみたわさ。
平野作品は、サボさんが気に入って読み始めてから「ドーン」「空白を満たしなさい」に続いて
3冊目になるんだけど、今までの中で一番読みやすかったし、とても読後感が良かったし
温かな気分になった1冊だったわね。
「空白を満たしなさい」はテーマ自体あまり好きじゃなかったし、なんとなく「分人主義」を
一生懸命説明しようとしている感じがあって作品そのものに入り込めなかったんだけど
この作品は、分人の概念かな?っていう部分がありつつも、押しつけがましくなく
そして他の平野啓一郎作品同様に表現が美しくて読み心地がよく、
主人公の心の葛藤がよく伝わったわよ。
もしかしたら「ドーン」よりも気に入ったかも。読みやすかったし。

それでもサボさんは「ぜひ次は「決壊」読んでよ」って相変わらずのプッシュだったけど。
その前にサボさんが職場の先輩から借りてきた本やら、ほかに気になる文庫もあるので
「決壊」まで到達するにはちょっと時間がかかるかも。

それより、今年、全然読んでないわ、自分。
これから読書の秋が来ることだし、しっかりまったり読まなくちゃね。

まずはこの自由を満喫!!
ジムの帰りに、セイコーマートでワイン買ってくる!