さるみみ屋

夫サボさん、私さるみみと2000年生まれ長男コナンくん
2004年産次男エナリくんとの「人生楽ありゃ苦もあるさ」日記。

ヨコミネ式って結局…

2010-05-14 20:31:37 | さるみみ文庫
エナリのアトリエでお友達になったママさんが
私に「ヨコミネ式」の素晴らしさを前に熱く語ってくれていた。
○○式ってのは、我が家は「公文式」にこそ手を染めたけど
「タイ式マッサージ」とか「インド式計算」とか
「よくわからないんだけど凄いのか?」的感覚だったのよね。

書店をふらりと見ていたらたまたまこの本があったので
「すごいらしい」ヨコミネ式を学んでみようかと思って買ってみた。

行間恐ろしくたっぷりだったわさ。

1Q84の後だっただけに、さくさくさくさく…と読めてしまった。
この前に読んだ皇室本よりもさっくり終わった…

で、中身ね。
子どもに勉強を教えるな、というのは宮本先生と同じ思想で
一人で子どもは黙って伸びていくものだから、手をだすな、というのは
まったく同じだった。宮本先生は算数が自学自習の道具だけど
ヨコミネ式は「読み」「書き」「計算」「体操」が道具。
なんかそこまで見て「あれ?陰山先生的?」とか思う。
「早寝早起き朝ごはん」も推奨しているし…

ヨコミネ式とは、宮本先生ほど極端なことは言わないけど
宮本先生くらいほおっておけば子どもは伸びるという考え方で、
かつ、基礎学力重視、生活習慣重視で陰山先生的。
二人の中間くらいってことなのかな?
というのが私の感想。

で本文中に「子どもはこう育てるべきだ」と持論を展開していて
まあそれはそれでいいんだけど、じゃあ家庭でどうやってそれをうまく
とりいれていけばいいかについて実はあまり語られていない。

保育園でこんな取り組みをして成功した、ってことは沢山あるけど
そこにある「競争原理」は家ではなかなか難しい。
だって、競う相手が20人も30人もいるわけじゃないでしょ。
兄であるコナンは常に圧倒的有利だし。

ま、賛同できる部分はあるけど「ヨコミネ式さいこ~~」
とは思わなかったかな。
そんな感じでした。。