(聖書箇所:マタイ19:16-22)
[ イエスは彼に言われた。「もし、あなたが完全になりたいなら、帰って、あなたの持ち物を売り払って貧しい人たちに与えなさい。そうすれば、あなたは天に宝を積むことになります。そのうえで、わたしについて来なさい。](21節)
この金持ちの青年は多くの財産、安定した社会的地位、そして いつも正しく生きようとする宗教的熱心もありました。しかし、主が見た時の彼の姿は 律法は守っていましたが、律法の根本的意味は悟らず、実践は出来ていませんでした。
永遠のいのちをさがしていましたが、心から求めることはしませんでした。持ち物を売り払って 貧しい人たちに与えるようにと言った時に、悲しんで去って行きました。
世の富を握っていながら、口先だけで主を愛すると言っても、それは偽りの姿です。金持ちの青年は神を愛し、律法を守ったとはっきり言いましたが、神の国のために富への執着心を捨てることはしなかったので、自分の敬虔が虚しいものであることを現わしました。
(マタイの福音書6:24 -- だれも、ふたりの主人に仕えることはできません。一方を憎んで他方を愛したり、一方を重んじて他方を軽んじたりするからです。あなたがたは、神にも仕え、また富にも仕えるということはできません。)
----- 関連ブログ -----