浪漫日和~ロマンス小説に癒されて~

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『傷痕に優しいキスを』 by ジュリー・ガーウッド 他を読んでみた。

2016年02月10日 | ジュリー・ガーウッド

今回は間があいた分、再読も含めていっぱい読みました。…が、新しく読んだ本は、そんなには盛り上がりませんでした★残念。

図書館で予約していたジュリー・ガーウッドの『傷痕に優しいキスを 』が来ていたので、借りて来ました。今回もサクサク読めました。でも色んな意味でちょっと物足りなかったかも。ちなみにヒーローはホノルル(ハワイ!)在住のFBI職員です。 (ハワイはアメリカの50州の中で一番住み良いらしい。) そして、この作品は「 ブキャナン兄弟 」シリーズのスピンオフだそうで、ブキャナン兄弟の名前(多分五男)のみが出て来ます。

で、物足りなかったとこですが、まず犯罪事件が特にない。少女の頃にストーカー被害を受けたヒロインの、過去の亡霊的な犯罪者が存在しますが、実際出て来るのは終わりの方。ヒロインが犯人を目撃したために狙われているであろう現在の事件も、実際には特別何も起こってないので、切迫感がない。そしてヒーローは、強引さがないので物足りない(笑)。(プロポーズシーンは好きですが(笑)。)そして最悪は、ヒロインの婚約者を盗った妹の性格が悪過ぎなこと。盗ったこともあやまらなければ、ヒロインが襲われても、思いやるどころか自分の結婚式が台無しになったと怒ってる超自分勝手な奴。なのに、両親は怒らない。ありえない。ちゃんと躾なアカンて、ほんとに…。イライラ(笑)。 楽しかったのは、ヒーローの兄(血の繋がりはない)が、有名なアメフト選手でヒロインが彼のファンだったこと♪ 

次に読んだのは、久々のエリザベス・ローウェル♪ 『 太陽の谷 』を筆頭にMIRA文庫には大好きな作品が多々ある彼女ですが、今回読んだ『 あなたの瞳に溺れて 』は、駄作でした(笑)。設定がダイアナ・パーマーの『 大富豪と淑女 』に似ていて(大変な思いをしているヒロインが、ヒーローのいとこの紹介で牧場に働きに来るところが)、ちょっとワクワクしながら読み始めたのですが、ぜんぜん違いました。何と言っても、ヒーローがやたら傲慢なだけの嫌な奴だったこと。ヒロインにしょっちゅう罵詈雑言を浴びせるわ、若過ぎるとか、結婚する気はないからとか言っておいて結局手を出すわの超自分勝手な奴(上記作品の妹と同じ感想(笑)。)大した展開もなく、読んでて楽しくなかったです。残念。 彼女の《 ロッキング・M牧場 》シリーズは大好き♪♪なのですが。

次に読んだのは、扶桑社刊の『 結婚をめぐる十箇条 』 ( 副題が「 修養学校の秋 」と言うことで、「 淑女たちの修養学校 」シリーズの番外編だそうです。)。サブリナ・ジェフリーズとリズ・カーライルの中篇2編が収録されています。 サブリナ・ジェフリーズは、MIRA文庫刊の《 背徳の貴公子 》シリーズがあまりに良くて、その後ちょくちょく読んでますが、まだ《 背徳の貴公子 》シリーズレベルの作品には出会ってません★ 残念。 今回の『結婚をめぐる十箇条』も、最初ヒロインのああ言えばこう言う式の口先だけ感嫌でした。後でそれだけでないのが判りましたが、でもな。またヒーローが、伯爵ですがインド人との混血って言う設定で、どう言う展開になるのか結構楽しみにしてたのですが、大したエピソードもなく終わりました。ま、良いんですが(笑)。 リズ・カーライルの『 真夜中過ぎに 』は、ヒロインの叔父さんの態度が不可解で、理由を言われても納得出来ず、残念でした。こちらはヒロインもヒーローも良い人で、叔父さんとの関係さえどうにかなってたら、中々良かったかも。  ただ、メインの「淑女たちの修養学校」シリーズを全く覚えてないので(笑)、ちょっと読み損なってるかも知れませんが。

で、上記作品を読む間に再読したのが、《 イヴ&ローク 》シリーズの16の『 弔いのポートレート 』と、17の手紙『切り裂きジャックからの手紙』。(見つかりました(笑)!三階ではなく、違うところに置いてあった★) どちらも面白かったですが、特には、『弔いのポートレート』!サマーセットが階段から落ちて骨折します。心配するローク。自分の本当の母が判り、めずらしく混乱するローク。そして酔っ払ったロークにも出会えます(笑)。(そうか、この巻だったのか。) アイルランドで、イブと会うシーンが好きです。犯人もまたも覚えてなくて(笑)、ロマンス&サスペンスの両方が楽しめました。でも、完全懲悪ではないので、事件が解決しても哀しいですね。 『 切り裂きジャックからの手紙 』では、今度はイヴの母親の記憶がよみがえります。こちらは、父親と同じくどうしようもない人物。イヴ、救われないなぁ…。 次は、番外編の『ニューヨーク十二番地の呪い』を読みます♪

 

ロマンス小説ではないのですが、京極夏彦氏の『巷説百物語』も再読しました。面白かった印象しかなかったのですが、今読めば、こんな猟奇的な人物ばっかりおる(笑)??って感じでした。ま、仕掛け等は面白く読めましたが。それと以前、『漢字が少ない!』と嘆いてましたが、これでもかの漢字のシャワーでした(笑)。

それとロマンスのヒストリカルを読んで、西洋の歴史に興味を持ったので、中野京子氏の『ハプスブルク家 12の物語』を読んでます。(以前に読んだこのシリーズの『 ロマノフ家 』と『 ブルボン王朝 』は面白かったです。) 並行して福知怜氏の『ダ・ヴィンチの暗号』を読んでます。別にダ・ヴィンチの絵が好きな訳ではないのですが(笑)、この時代の秘密結社の話が載っていたので、買ってみました。面白いと良いな♪

4月には、アンコールワットに行こうと思っているので、クメール文化等のカンボジア情報も調べないといけないので、ちょっとバタバタしておりますが、ロマンスは読むぞ(笑)! アメフトは終わっちゃったしね…。 (NBAのオールスター戦が、来週ありますが♪)



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